こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

 

本日も

 

想像力と
ヒスパニック見聞録

 

というテーマで

 

ターボ

 

 

という映画を
 
ご紹介させて頂ければと思います。

 

 

 

 

 


アメリカは多民族国家。

 

 

 

 

元々いたネイティブアメリカンは

 

人口比で0.9%(290万人)しかいませんので

 

移民によって構成された国と言って

 

差し支えないと思います。

 

 

 

 

 

 

では、アメリカ人口構成比の中で

 

ヒスパニックの割合はどの位なのでしょう?

 

 

 

 

 

 

実は2010年現在で

 

アメリカのヒスパニックの人口比は

 

16.3%(5000万人)なのです!

 

※出典:ウィキペディア

音譜アメリカ合衆国の人種構成と使用言語より音譜

 

 


 

 

 

5000万人という人口は

 

もはや少数派とは言えないですね!!

 

 

 

 

 


ですので当然

 

ヒスパニックのための映画

 

というのも

 

生まれて来るのです

 

\(^▽^)/

 

↑有名なゴッドファーザーは

イタリア移民の一代記を描いた作品!

 

だからイタリア系アメリカ人のための映画

と言えると思います。

 

 

 

 

 

 

本日のターボは

 

そんなヒスパニック時代を先取りした

 

アニメ映画!

 

 

 

 

 


主人公のテオも白人ではありません!
 
 
 
 

 

 

テオはなんと…


カタツムリなのです!

 

↑イエィ。ボクが主人公のテオ!!

 

 

 

(-"-;A

 

 

…ヒスパニックの訳ないじゃん!

 

 

 

 

 

 

はい。

 

説明不足でした(^^)

 

 

 

 

正確には

 

主人公のカタツムリが
白人を投影したキャラではない


という事です!

 

 

 

 

 

主人公のテオは
 
インディ500に憧れているカタツムリ

 

 

 

 

 

インディ500とは
 
世界最速のカーレースの事です!

 

↑インディ5000は、こういうレース。

 

 

 

 

 

 

テオはなんと

 

レーサーの心を持ったカタツムリ
 
だったのです!

 

 

 

 

 

 

 

 

といっても、カタツムリですから

 

もちろん動きは超スロー!

 

 

 

 

 

 

けれどテオは

 

日々早くなる練習は欠かさない

 

夢をあきらめない
カタツムリ

 
だったのです。

 

↑ネバーギブアップなカタツムリのテオ!

 

 

 

 

 

 

そんなテオは、兄と一緒に

 

トマト畑で肉体労働者として働いていますが

 

そこは、カラスに襲われたり事故に合うことも多い

 

危険な職場です。

 

 

 

 

 

 

職場でもいつも

 

レーサーになる夢ばかりみているテオに

 

兄のチェットは言います。

 

 

夢なんか見るな!マジメに働け!

 

と…

 

↑兄さん。ボクはレーサーになりたい!!

 

…何、夢みたいな事言ってるんだ

まじめに働け!

 

 

 

 


スラムのような場所で暮らすテオたちは

 

過酷な工場で

 

夢なんか見るな!

 

と、自分たちに言い聞かせて生きて…

 

 

 

 

あ…

 

 

これって

 

ヒスパニックの人々の生活ですよね!

 

↑無駄口叩かず黙って仕事しろ!

違法移民の労働環境は危険な上に劣悪です。

(「ファーストフード・ネイション」より)

 

 

 


そう!

 

 

 

 

この映画のテーマは

 

ヒスパニックは

夢を抱いちゃダメなの?

 

という事なのです。

 

 

 

 

 


そんなテオにある日突然、奇跡が起こります!

 

 

 

 

 

人間たちのカーレースを見物していたテオは
 
改造車のニトロを全身に浴び
 
超速カタツムリに変身してしまうのです!

 

↑やった!高速カタツムリになったぞ!!

 

 

 

 


夢が叶ったと大喜びしたテオですが

 

調子に乗って暴走し

 

トマト畑を破壊してしまい

 

兄弟そろってクビになってしまいます。

 

(T_T)

 

 

 

 


行く場所がなくなってしまった2人は

 

人間に捕まってしまうのですが

 

捕まえた人間は

 

ヒスパニックのタコス屋さんだったのです。

 

 

 

 

 


そして、タコス屋さんもまた

 

夢見る青年。

 

 

 

 

 

 

ものすごい速さのターボを見て

 

彼と一緒になら
インディ5000に出場できるぞ!

 

と考えるのです!

 

↑インディ5000にカタツムリ出場禁止とは

書かれていないぞ!

 

俺たちで夢を掴まないか!?

 

 

 

 

 

 

 

けれど…

 

タコス屋の兄もテオの兄と同じように

 

変な夢なんか見るな!

マジメに働け!

 

と弟を叱るのです。

 

↑説教される弟。

ヒスパニックがビックな夢を見ることは

許されないのでしょうか…

 

 

 

 


さて、超高速カタツムリのテオと

 

タコス屋のヒスパニック青年の夢は

 

果たして叶うのでしょうか?

 

 

 

 

 


それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑俺たちだって、できるんじゃねぇか?

 

 

 

 

 

 


ストーリーだけ説明すると

 

頑張った人が成長して
栄光を勝ち取る!

 

という

 

よくあるパターンの映画みたいですが

 

白人が主人公の作品とはちがい

 

テオもタコス屋も

 

人生のスタート地点で

既に夢を奪われている人たち

 

です。

 

↑俺たちは一生、単純労働者だ!

 

 

↑俺たちは一生、タコス屋さんだ!

 

 

 

 

 

けれど

 

ヒスパニックたちが本気になったら

 

一体どうなるのでしょう?

 

 

 

 

 

 

彼らの情熱やノリの良さ

 

そして、ハングリー精神があれば

 

これから先の時代はきっと

 

彼らの中から

 

白人以上のサクセスを掴む人々が

 

現れていくのではないかと思います。

 

↑俺たちヒスパニックだって、本気になれば

夢を叶えられるんだぜ!!

 

 

 

 

 

その上、ヒスパニックの人たちは

 

愛や恋を何よりも優先する人たちですので

 

出生率がとても高いのです!

 

 

 

 

 

 

計算では

 

2040年代頃のアメリカでは

 

ヒスパニックの人口が最も多くなるはず

 

なのですから…

 

↑改造車が大好きなのもヒスパニックの特徴!

 

いくぜ俺たちの時代はもうすぐだ!

 

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

メキシコ死者の日

 

というテーマで

 

メキシコ・オブ・ザ・デッド

 

という映画を解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑テオが憧れるのは

イタリア人のインディ5000のチャンピオン!

 

そう!

イタリア移民たちは一足早く

アメリカで成功者となっているのです!

 

ヒスパニックのアメリカン・ドリームは

正に“これから”なのです。

 

 

 

 

※本日のブログは、以前に書いた

想像力と夢工房(ドリームワークス)「ターボ」という回を

加筆、修正したものです。

 

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