こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ヒスパニック見聞録
というテーマで
フロム・ダスク・ティル・ドーン
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
皆さんのメキシコのイメージって
どんな感じですか?
以前の私のメキシコのイメージは
サボテン
ソンブレロ
マリアッチ
そして
陽気なおじさんたち!
という感じでした。
↑私のメキシコのイメージは
こんな感じの人たちがいっぱいいるの国!
(サボテン・ブラザース)
けれど
メキシコの歴史を学んでいくと
メキシコの歴史の中には
陽気ではない出来事もたくさんあった
という事が分かってきました。
そう。
どんな国でも
光と闇の歴史を持っているのです。
本日の
フロム・ダスク・ティル・ドーンは
最後の最後のシーンで
ああ、そうだ!
メキシコには
こういう歴史もあったんだ!!
という事を思い出させてくれる映画。
と言っても
ここでそのネタをばらしてしまうと
皆さんが観る楽しさを奪ってしまいますね。
ですので本日は
多くの映画で描かれている
アメリカからメキシコに行った時の
文明社会とは異なる空気感
について解説してみたいと思います。
映画の世界で
アメリカ人がメキシコへ行く理由は主に3つ
①カンクンなどのリゾートへ遊びに行く
↑ビバ!メキシコ!!
(「ポリー my love」より)
②麻薬関連の取引に行く
↑家族のフリして麻薬の密輸!!
(「なんちゃって家族」より)
そして
③犯罪者の逃亡先!
↑怖い殺し屋から逃げてメキシコへ…
(「ノーカントリー」より)
ちなみに
本日のフロム・ダスク・ティル・ドーンは
③の犯罪者の逃亡です。
逃亡しているのはゲッコー兄弟。
一見すると
理性的な雰囲気の二人ですが
↑ただの荒くれ者には見えないゲッコー兄弟
けれど彼らは
狂気のシリアル・キラーだったのです!
↑い、一体何をしたの!?
ちなみにこれは
映画が始まって10分後です。
兄のセスは
刑務所に収監されていたのですが
弟のリチャードの助けで刑務所を脱獄!
多くの看守や警察官を殺し
メキシコへと逃亡しようとしていたのです!
↑失うもののない二人は
もはや人を殺す事など何とも思っていません!
ただでさえ危ない二人なのに
弟のリチャードに至っては
妄想癖がある異常性欲者なのです!
↑せっかく捕まえた人質を
何の理由もなく殺してしまうリチャード!
兄も困ってしまいます
そんなゲッコー兄弟は
家族が乗っているキャンピングカーに押し入り
家族たちを利用して
メキシコの国境を超えようとするのです!
↑ゲッコー兄弟に襲われた車の持ち主は
元神父の父親と子供2人。
子供たちを人質にとられた父親は
仕方なくメキシコへと向かうのですが
冷酷な殺人鬼のセスと
頭のおかしなリチャードとの道中は
緊迫感みなぎる状況!
↑ちょっとでも対応を誤れば
子供たちは射殺されてしまいます!!
この映画の前半は
シリアルキラーとのサバイバルを描いた
緊迫感あふれるサスペンスなのですが…
メキシコに着いてからは
さらに驚愕の展開となっていくのです!
↑国境を越えた後
メキシコのナイトクラブで
仲間と落ち合う約束をしていたゲッコー兄弟。
さらなるサスペンス?
いいえ。
もっと、とんでもない展開です!
映画の前半では
うらぶれたアメリカの辺境が描かれるのですが
メキシコ国境を越えた辺境は
現地の事を良く知らない人が
絶対に立ち入ってはいけないような
キケンな空気が漂っているのです。
そんな異国の地メキシコ辺境で
ゲッコー兄弟と、捕えられた家族たちは
一体どんな体験をするの?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑怪しげな人々が集まるメキシコのナイトクラブ。
…あれれ
今までの雰囲気と随分ちがいますね
この映画は
一粒で二度美味しいキャンディー
のような作品。
最初の味はサスペンス。
けれど
後半の味は、もっとビックリする味
なのです!
↑ゲッコー兄弟もビックリ!
その味はきっと
ご覧になった皆様を唖然とさせる味!
そして、恐らく
なんでメキシコで
こんな展開になるんだ!
と突っ込みたくなると思います。
↑メキシコの熱く
そして怖い夜が始まるのです!
でも最初に説明したとおり
この映画のラストシーンを観れば
きっと皆様も思い出して頂けると思います。
あ…
そういえばメキシコって
こんな歴史もある場所だったんだ!
という事に。
↑ゲッコー兄弟と人質家族は
恐怖のメキシコから生還できるのでしょうか?
メキシコの地には
ひょっとすると私たちを恐怖させる何かが
今も息づいているかもしれませんね…
という訳で次回は
メキシコと荒野
というテーマで
メルキアデス・エストラーダの
3度の埋葬
という映画を解説してみたいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑この映画を監督したのは
ロバート・ロドリゲス。
メキシコ系アメリカ人である彼が描いたメキシコは
ある意味
真実のメキシコ像の一つなのでは
ないでしょうか?
私たち日本人しか知らない
「本当は恐ろしい国、日本」
というものがあるのと同じように…
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