こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/
 
 
 
 
 
本日も
 
想像力と
ヒスパニック見聞録

 
というテーマで
 
アモーレス・ぺロス
 

 

 
という映画を
 
ご紹介させて頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 


前回の王女ファナでご説明させて頂いたとおり

 

ヒスパニック系の人々が

 

人生で何よりも大切にしていることは

 

愛への情熱!

 

 

 

 


だからこそヒスパニック系映画では

 

壮絶な愛の物語が多いのだと思います。

 

 

 

 

 

 

本日のアモーレス・ペロスは

 

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥという

 

メキシコの映画監督の作品。

 

↑長~いお名前ですが

一度覚えたら一生忘れないインパクトのある名前の

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督。

 

 

 

 

 

 

本日のアモーレス・ペロスは

 

最近ではレヴェナントやバードマンなどで

 

アカデミー賞常連となった

 

イニャリトゥ監督のデビュー作です

 

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

 

イニャリトゥ監督作品に通底しているのもまた

 

愛を失うことへの

強い哀しみ

 

↑菊池凛子さんも出演しているバベルも

失った愛が交錯する話です。

 

 

 

 

 

そんな彼の作品群の中でも本作は特に

 

ヒスパニック的な愛の喪失

 

が強く描かれた作品です。

 

 

 


★注意★

 

この作品にはとても残酷なシーンがあります。

 

特に闘犬のシーンはショッキングですので
犬がお好きな方はご注意ください!

 

↑別バージョンのポスター。

 

この映画はメキシコで行われている

闘犬のシーンがあります。

 

 

 

 

 

この映画はスタート直後に

 

車の激しい衝突事故が起こります。

 

 

 

 

 


事故を起こしたのは青年。

 

 

 

 

 

 

彼は何者かに追われ

 

信号無視をして

 

交差点に突っ込んでいったのです!

 

↑映画開始直後の

かなり緊迫したカーチェイス!

 

 

 

 


彼は一体

 

何に追われていたのでしょう?

 

 

 

 

 


映画は、過去にさかのぼって

 

青年に何が起こったのかを描いていきます。

 

 

 

 

 

 


青年は無職。

 

母親と兄の一家と暮らしていますが

 

青年はずっと昔から

 

兄の妻が好きだったのです!

 

 

 

 

 

 

 

兄の妻は、まだ学生。

 

けれど既に赤ちゃんもいるのです!

 

 

 

 

 

 

粗暴で、すぐに妻に暴力を加える兄は

 

養育費もろくに払わないのですが

 

妻は、兄の事を愛しており

 

そんないじらしい姿を見ていると

 

青年は益々彼女の事が愛おしくなるのです。

 

↑ああ。切ないなぁ…

 

 

 

 

 

 

青年は、赤ん坊のオムツも用意しない兄に代わって

 

飼っている犬を闘犬に出場させて

 

金儲けをはじめます!

 

↑うちの犬は超強いぜ!

 

 

 

 

 

 

金回りが良くなった青年は

 

兄の妻に言います。

 

 

 

ずっと前からお前が好きだったんだ。

俺と一緒に街を出よう!

 

と…

 

 


 

 

最初は起こっていた妻ですが

 

青年の必死の想いは

 

いつしか彼女の心を掴んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

貯まっていくお金。

 

幸せな毎日。

 

ああ、恋とは何と素晴らしいものなのでしょう!

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

 

 

けれど、そんな青年の犬に

 

ずっと煮え湯を飲まされ続けてきた

 

乱暴な街のチンピラが

 

凶悪な犬を連れてきて

 

青年の犬と、大金を賭けた勝負を挑むのです!

 

↑てめぇの犬も、これで終わりだぜ!

 

 

 

 

 

 

これに勝って、彼女と街を出て行く!

 

 

 

 

 

 

そう決意して勝負に臨んだ青年ですが

 

そこには驚くべき展開が待ち構えていたのです!

 

 

 

 

 

一体何が起きたの!?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑青年の愛犬は

目の前の敵を全てかみ殺す犬です。

 

 

 

 

この映画では

 

青年は兄の妻を愛し

 

兄も妻を愛し

 

妻も兄を愛しながらも、青年を愛します。

 

 

 

 

 

彼らは全員

 

愛に対して正直に行動するのですが

 

この関係は

 

論理的には破綻していますので

 

当然、誰かに悲劇が降りかかることになります!

 

 

 

 

 

 

そして、この映画はこの後

 

青年たちだけの物語ではなくなっていきます。

 

 

 

 

 

 

冒頭の衝突事故で

 

青年の車にぶつけられていまったのは

 

有名モデルの子。

 

 

 

 

 

彼女は、妻のいる男に恋しており

 

今日、長年の夢がなかって

 

男との同棲を始めたばかりでした!

 

↑ああ幸せよ!

 

 

 

 

けれど衝突事故によって

 

二人の恋は

 

次第におかしくなっていくのです…

 

↑美脚のモデルさんでしたが

足にはひどい傷が!

彼女の愛は、事故によって迷走していきます。

 

 

 

 

 

そしてもう一人。

 

事故現場にいたホームレスのような男も

 

愛を失い彷徨う、哀しい老人だったのです。

 

↑何匹もの犬と一緒に暮らす老人には

哀しい過去があったのです。

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

この映画の登場人物は全員

 

相手を愛しながらも

 

傷つき、苦しむ人生を送っているのです!

 

 

 

 

 

愛というモノは

幸せと哀しさをもたらすもの

 

 

 

 

 

 

この映画には

 

そんなヒスパニック哲学がギッシリと

 

詰め込まれているのです。

 

 

↑アモーレス・ペロスとは「犬のような愛」という意味。

 

相手を全て殺してしまう青年の飼い犬のように

愛というのは「制御できない感情」でもあるのです…

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

ヒスパニックVS他国の人

 

というテーマで

 

それでも恋する

バルセロナ

 

という映画を解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑ヒスパニックの愛とは

ものすごく情熱的で、論理を超えたもので

結果としてお互いを傷つけてしまう事も多いのでは

ないでしょうか…