こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日は
想像力と
ヒスパニック見聞録
というテーマで
ボーダーライン
という映画を解説してみたいと思います。
近年メキシコを舞台にした映画には
必ずと言ってよいほど麻薬組織が登場します。
しかも、登場する麻薬組織は
マンガやスーパーヒーローものに登場する
悪の秘密組織なんかより
ずっと恐ろしい存在なのです!
彼らは
単なる麻薬売買だけでなく
完全武装した軍事組織を持っており
暗殺はもとより
白昼堂々と民間人を襲撃し皆殺しにする
血も涙もない虐殺者です!
↑「悪の法則」にも
とっても怖いメキシコの麻薬組織が登場し
街中で残忍な処刑を行います!
…でも、それって
映画の中だけの話なんでしょ?
…
σ(^_^;)
えっと…
どうも、そうとも言えないようなのです。
本日のボーダーラインは
メキシコとの国境付近のアメリカの田舎町にある
麻薬組織のアジトに
誘拐事件の犯人を逮捕するために
FBIが急襲するところから始まるのですが…
アジトの中で見つかったのは
人質ではなかったのです!
↑装甲車で突入したFBIは言葉を失います。
アジトの壁の中には
数え切れないほどの死体!!
↑壁には死体がいっぱい!!!!
彼らは何人もの人質を殺しまくった上に
死体を埋めた部屋で
平然と生活していたのです!
↑ここは死体置き場か!?
こんな状況では
誰もが言葉を失いますよね…
けれど悲劇は
これで終らなかったのです。
捜査をしている途中
彼らが仕掛けていた爆弾が炸裂!!
二人のFBIの仲間が亡くなってしまうのです。
FBIの女性捜査官のケイトは
仲間の復讐のため
この秘密組織の幹部を捕えようと心に誓い
国防総省が組織した
麻薬組織対策チームに参加するのですが
それは
メキシコ地獄旅の始まりだったのです!
↑国防総省の人たちは
詳しい話を一切説明してくれませんが
彼女は復讐のために
チームに参加することを決意します。
麻薬組織の親玉のディアスは
どこに住んでいるかも分らない謎の人物。
けれど彼の弟のギレルモは
メキシコのフワレスという街で逮捕されてます。
だからチームの最初の仕事は
フワレスに行き
メキシコ警察からギレルモを引き取り
アメリカに連れて行くこと。
けれどフワレスは
メキシコの中でも屈指で治安の悪い街
だったのです!
↑ようこそフワレスへ!
まるで軍隊のように完全武装して
フワレスに向かう一行。
↑容疑者移送という雰囲気ではありませんね…
けれど
いつどこから麻薬組織の人間が
ギレルモ奪還に現れるかわからないだけでなく
現地の警察官でさえ
買収されている可能性もあるのです!
異常な緊張感に包まれた車列は
ギレルモを護送しながら国境へと向かいますが
メキシコからのアメリカへの入国は大混雑
↑逆はガラ空きです…
この渋滞はいつもの事なのですが
いつもの事だからこそ
犯罪者にとっては襲撃場所として
最適だったりもするのです。
↑えっ?
ここ、一般車も横にいるのですが…
と、ここまでの説明は
映画の序盤に過ぎません!
さて、メキシコの麻薬組織の事情を
全く知らないケイトは
この恐怖の集団に対して
どう立ち向かっていくのでしょう?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑彼女が迷い込んだのは
彼女の常識が通用しない世界
だったのです…
FBIであるケイトは
常に法令を遵守したFBIのあるべき姿で
麻薬組織に立ち向かおうとします。
けれどそれはあくまでも
法令に従う事を受け入れる相手にしか
通用しない考え方!
殺人に何の躊躇もない
メキシコの麻薬組織の人々は
ある意味
法を超越した存在
なのです。
日本のような法治国家には
まず存在しない
法を完全に無視できる人間
に出合ったとしたら
一体どう対応すれば良いのでしょうか?
映画に登場する
アレハンドロというコロンビア人の協力者は
そんな人間に対処し続けてきた男。
↑アレハンドロは
ケイトに何も説明をしない男です。
無法者に対して
法に従わせるのが不可能なのであれば
こちらが法に従う意味はありません。
だからこそ
無法な悪人に対処するためには
法を無視できる存在が求められるのです!
でも、そうなると
善と悪の境界線はどうなるのでしょう?
生真面目なケイトは
メキシコの悪人との対決は
善と悪の境界線があいまいになるという現実に
ショックを受けることとなるのです…
↑こ、こんなやり方だと
私たちも無法者じゃないの!?
ん。
それがどうしたの?
という訳で次回は
この問題がフィクションではない事を描いた
衝撃のドキュメンタリー
カルテル・ランド
という映画を解説してみたいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
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