こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 


本日も

 

謎解きヘプバーン

 

というテーマで

 

オールウェイズの秘密

 

 

について解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 


オールウェイズは

 

スピルバーグの監督した映画の中では

 

あまり人気がない作品。

 

 

 

 

 


やっぱり、ジュラシックパークや

 

E.T.などのエンターテイメント系映画の方が

 

人気があると思います

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

 


けれど

 

スピルバーグのフィルモグラフィーを

 

注意して見てみると

 

自ら監督した作品は

メッセージ性が高いものが多い

 

という事に気づくと思います。

 

 

 

 

 

ミュンヘン

 

プライベート・ライアン

 

リンカーン

 

ブリッジ・オブ・スパイ

 

などは

 

ヒットを目指したエンタメ系映画ではなく

 

監督自身が

映画として残しておくべき

と考えて作った作品

 

だと考えられます。

 

 

 

 

 

 

そんな映画の一つに

 

A.I.

 

という作品があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品は

 

故スタンリー・キューブリックの企画を

 

スピルバーグが彼の意志を継いで制作した映画!

 

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

スピルバーグ監督作品の中には

 

先輩の映画人たちを深く尊敬し

彼らの思いを

次世代に伝えようとしたもの

 

が存在するのです!


 

 

 

 

 

では、そんなスピルバーグが

 

引退状態だったヘプバーンに出演を依頼した

 

オールウェイズという映画は

 

一体、何を伝えようとしていたのでしょう?

 

 

 

 

 

 

それは恐らく

 

ヘプバーンという存在を

 

映画界で仕事をする人たちの

守護天使にする

 

という事だと思います。

 

 

 

 

 

死んでしまった主人公に対して

彼女は言います。

 

 

あなたの人生は終わったのです。


 

これからあなたは

他の人のインスピレーションと
なりなさい

 

 

と…。

 

 

 

 

この意味は

 

あなたは、良い仕事をした先人となり

 

これから頑張る人の後ろで

 

彼らを励まし勇気付ける存在に

なるのです!

 

という意味。

 

↑あなたの人生は終ったけど

あなたは守護天使となって頑張る人を応援してあげて!

 

 

 

 

 

…という事は

 

既に死んでしまっているヘプバーンは

 

映画業界で頑張る人の後ろにいて

彼らを励まし勇気付ける存在に

なったという事

 

です!

 

 

 

 

 

これってストイックなヘプバーンにとっては

 

とても嬉しい役だと思います?

 

 

 

 

 

 

けれど

 

彼女が、まだ生きているのに

 

あなたは

守護天使になりましたよ!

 

という映画を作るのは変じゃないですか?

 

 

 

 

 

 

いいえ。

 

 

 

 

 

この映画の公開の4年後

 

彼女は癌により63歳の若さで亡くなります…

 

 

 

 

 

 

63歳で亡くなるなんて

 

誰が想像していたでしょう?

 

 

 

 

 

けれどもし、スピルバーグが

 

彼女病気だという事を知っていたとしたら…

 

 

 

 

 

そう!

 

 

 

 

 

このタイミングで映画を撮らなければ

 

この素敵な役を贈ることは出来なかったのです!

 

 

 

 

 

 

恐らく死を覚悟していたヘプバーンにとって

 

あなたは

映画業界で頑張る人の後ろにいて

彼らを励まし勇気付ける存在に

なるのです

 

というメッセージをもらえた事は

 

きっと嬉しかったのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

そう考えると

 

ヘプバーンが主人公の髪を切るのは

 

ローマの休日で彼女も髪を切ってもらうことで

 

輝いていった事へのオマージュであり

 

次世代の人を輝かせるために

応援していきますよ!

 

というシーンの映像化だと考えていただければ

 

素敵なシーンだと感じてもらえると思います。

 

↑若くて、まだ不安がいっぱいだった頃

応援してもらったヘプバーンは…

 

 

↑今度は守護天使になって

皆さんを応援しているんですよ…

 

 

 

 

 

 

そして、この映画が

 

1943年に作られた

 

A Guy Named Joe

(ジョーと呼ばれた男)

 

のリメイクなのも理由があります。

 

 

 

 

 

ジョーと呼ばれた男を監督したのは

 

あのダルトン・トランボ!

 

 

 

 

 

 

そう!!

 

 

ローマの休日の脚本を匿名で書いた

 

脚本家の作品です!

 

↑ダルトンがローマの休日の本当の脚本家だったのは

1993年まで秘密のはずですが…

 

 

 

 

 

 

恐らくスピルバーグは

 

ローマの休日の脚本家がダルトンだという事を

 

当時から知っており

 

ヘプバーンの最後の映画を飾るのは

 

ダルトンが監督した映画に

してあげたかった

 

のではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

これでヘプバーンは

 

ダルトンの映画でスターになり

ダルトンの映画で

人生の幕を下ろした女優

 

となりました!

 

 

 

 

 

 

これは

 

ローマの休日の脚本について

 

一言も口にすることなく亡くなった

 

ダルトン・トランボにとっての謝意であると同時に

 

ヘプバーンの映画人生を

 

トランボではじまり

トランボで終った俳優

 

という

 

有意義なフィルモグラフィーにしたのです。

 

 

↑オードリー・ヘプバーンの墓所

 

 

 

 

 

映画界に大きな功績を残したオードリー・ヘプバーンは

 

こうして

 

これからも多くの人々に愛され続ける

 

永遠のインスピレーションとなっていったのです

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

↑お亡くなりなっても

ずっと頑張る人の後ろで応援してくれる

インスピレーションとなりました!

 

 

 

以前に書いた詳しいブログはこちら

音譜オールウェイズ(脚本の秘密編)はコチラ音譜

 

音譜オールウェイズ(インスピレーション編)はコチラ音譜

 

 

 

 

 

 

という訳で

 

ヘプバーン編は本日でおしまい!

 

 

 

 

以前、説明できなかった

 

マイヤー・リングと緑の館を補完できたので

 

私にとっても嬉しいシリーズでした。

 

 

 

 

長い間、ご覧頂き

 

ほんとうにありがとうございました!

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆