本日も

想像力と
ティム・バートン

というテーマで

「チャーリーとチョコレート工場」


という映画を通して

ティム・バートンの
作品分析

というテーマで考えてみたいと思います

(^^)





今までの作品では

ティム・バートンの内面について

考察してきました。





当然、本日の

「チャーリーとチョコレート工場」


そんな

ティム・バートンらしい
展開の
映画

です。






けれど

注意しなければならない
ポイントがある

映画でもあります。





どんなポイント?





それは

表面上のストーリーだけ観ると

この映画は


変なおじさんが経営する

変な工場に行った子供たちが

変な小人たちに

変な仕掛けにはめられて

変になってしまう


という

ドリフターズのコント
みたいな内容



誤解されてしまうからです。

↑表面だけみると
子供たちが変なおじさんから
ひどい目にあうコントみたいです(^^)






ですので今回は

この映画の内容を細かく分析して

監督が映画に込めたこと

について

考えてみたいと思います。





①主人公チャーリー
について

 
 
主人公は、

内向的な少年のチャーリー。






彼はお父さんが工場から持ち帰る

歯磨きのチューブの蓋で

お城を作ってしまう

クリエイティブなタイプ。






彼は明らかに

ティム・バートンの
自己投影キャラ

ですね。





ストーリーの展開には

ほとんど関与しないチャーリーですが

彼の存在の
重要性


映画のラストで明らかにされます


\(^▽^)/






②チョコレート工場って何?



チョコレート工場は

謎に包まれた存在です。

↑誰も入ることが出来ない
工場って…

ありえない設定ですよね!






誰も
入ることができない
秘密の工場





これは何を意味するのでしょう?





仮に

チョコレート工場を

クリエイティブものを作る
創造のための場所

と考えるなら

これは

ティム・バートンの
頭の中



考えることができます。




世界中の人から愛されている

アイディアいっぱいのチョコ

とは

ティム・バートンの映画

ということ。




彼の秘密のレシピが盗まれ

誰も信用できなくなって

工場を立ち入り禁止にした

というのは…




ティム・バートンが

とても傷つく事件があり

誰にも頭の中を見せなくなった…



と、考えると

ストーリー的には

工場見学の意味

が生まれてきます!






③子供たちは?



そんな

バートンの頭の中を

見に行くことになった子供は5人!




とにかく食べるのが好きな
太った男の子






勝利や名誉など
評価されるのが好きな女の子





お金持ちで
何でも買ってもらえる女の子





世の中を法則でとらえ
計算高く行動する男の子



そして

夢見がちでクリエティブな
チャーリー少年



です。






もし先ほどの

工場 = バートンの頭の中

という考え方が正しいなら

バートンの頭の中を
見に来る5人は

彼の映画のファン

ではないかと思います。





太った子 = 何も考えてないタイプ

勝気な子 = 世間の評価を気にするタイプ

金持ちの子 = お金で何でも手に入れるタイプ

計算高い子 = 分析やタネ明かしが好きなタイプ

夢見がちな子 = そのまんま


と考えると、


劇中での

彼らの扱われ方


ティム・バートンが

チャーリー以外のタイプに
どんな感情を持っているのか




分ってくるような気がしませんか?






④ウィリー・ウォンカ氏は誰?



これは
説明不要ですね!



メモを使わないと、
ちゃんとした言葉を喋れず


子供に残虐な行為をしても
ニコニコ笑っていて


脳内妄想をカタチにする
仕事をしていて


ウンパルンパ以外の人間との
交流を絶ち


カートゥーンな世界で
毎日楽しく暮らしている…



そして何より

ジョニー・デッブが
演じている!



これは明らかに

ティム・バートン自身
です!




つまり

この映画は

ティム・バートンが

自分のパートナーとなる人を探す

という設定で

ティム・バートン自身と出会う

という展開のストーリー

だと考えられます。





???



自分が自分に会う?




どういう意味?




それは次回

少し詳しく説明したいと思いますので

後半へと続きます

ヽ(=´▽`=)ノ





ではまた(*^ー^)ノ


次回もお楽しみに!