本日も

想像力と
ティム・バートン

というテーマで

「ピーウィーの大冒険」


という映画を通して

ティム・バートンの
お子様マインド

について考えてみたいと思います

(^^)






子供心

って

大人になると

忘れてしまいますね。






子供の描くような絵が

大人になると描けなくなるのは

絵を描くための技術や論理が

身についてしまっているから!





何も考えず

自由に描いている子供の絵は

ピカソが生涯に渡って

描きたいと願っていた

ものでもあるのです。


↑天才ピカソも
子供の心のままで描くことに
挑戦しました。






では

もし

子供のままの心で
大人になった人

がいたとしら

どんな作品を作るのでしょうか?






本日の

「ピーウィーの大冒険」


そんな

子供の心を持った人
しか作れない映画

です。






主人公の

ピーウィー・ハーマンは

少年のような心を持つ…

いい大人!!

↑彼が、ピーウィー・ハーマン!

…子供ではなく
立派な大人です。







家の中も庭も

おもちゃだらけ!


↑ピーウィーの家!





朝ごはんも

ピタゴラスイッチ的な

自動制作機です。

↑朝ごはん製造機!

このタイプのギミックは
ティム・バートンの映画で
繰り返し出てくるフェイバリットです






彼が命より大切にしているのは

赤い自転車!

↑彼の愛車は自転車(^^)






ハンドルの中央に

トラのフィギュアがついている

限りなく三輪車に近い

自転車です。


↑ピーウィーのサイクリング!






そんな自転車が…





盗まれて
しまったんです!!!





というお話。







(^_^;)





この映画は

これだけ

です!






もう一度、書きますが

ピーウィーは

いい大人!

です。






いい大人が

赤い自転車を
なくして
探しまわるだけの映画

を作る!

↑こんなに厳重に
鍵かけておいたのに~!!






ストーリーの途中で

主人公が成長したり

親友を作ったり

新しい恋人ができたり

という

大人が好きそうな
展開

は一切なし!






あくまでも

幼児のような大人が

ボクリンの自転車は
どこ~


探し回る90分!!





…これって

意外と難しいような

気がしませんか?





はい(^^)



こういう作品は

作り手が

子供と同じ精神年齢

でないと

なかなか作れないものなのです。






ティム・バートンは

脳内妄想を
映像化できる監督






そして

彼の脳内妄想の要素の一つが

「永遠のお子様マインド」

なのです!






後の

「チャーリーとチョコレート工場」


ウィリー・ウォンカ氏が

ちょっと大人に見えないのは

バートンの子供マインドから
生まれたキャラ

だからだと思われます。


↑同じく
子供マインド全開のキャラ
ウィリー・ウォンカ氏







ちなみに

ピーウィー・ハーマン


身体にピッタリのスーツと
赤い蝶ネクタイがトレードマーク


コメディ俳優。






当時のアメリカでは

子供番組の人気者で

ティム・バートンの親友です!






そんなピーウィーの

子供マインドを全く損ねず

映画にできたのは

ティムもピーウィーも

子供マインドを持つ
大人

だったからなんですね!






という訳で次回は

ティム・バートン作品の

特徴の一つ

「カートゥーン・テイスト」

について

「ビートルジュース」

という映画を通して

考えてみたいと思います。




ではまた(*^ー^)ノ


↑盗まれた自転車を求めて
テキサスのアラモ砦へ!

もちろん、そんなところに
自転車はないのですが…

幼児マインドのピーウィーの大冒険が

どんな結末を迎えるのかは
是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。





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