本日は
「パレード」
という映画を通して
想像力と
表面上のおつきあい
表面上のおつきあい
というテーマで考えてみたいと思います。
前々回の
「逆噴射家族」
では、
主張のぶつかり合い
の問題点を
前回の
「アメリカン・ビューティ」
では、
関係を放棄すること
の問題点を
考えてみました。
では、
他者と付き合うには、
どんな方法がベスト
なのでしょう?
ここで考えられるのが
上手におつきあいをする
という
大人の対応!
相手を無視したり
ぶつかっても
いいことないので
とりあえず表面上は
仲良くやっていきましょう!
という考え方です。
これって結構
上手くいきそうですね
\(^▽^)/
\(^▽^)/
けれどこの
とりあえず上手くやる
という方法には
重大な欠点
があるのです!
があるのです!
えっ?
上手くやっている訳だから、
問題ないじゃないの?
と、
思うかもしれませんが、
思うかもしれませんが、
実は
表面上上手くやる
の裏の意味は
トラブルを避けるために
相手と深く関係しない
ということ!
だから、
表面上仲良くやっていても、
心の中では
何を考えているのか?
何に悩んでいるのか?
何を大切にしたいのか?
そして
本当は
どう付き合って欲しかったのか
どう付き合って欲しかったのか
さえ分らないのです!
あくまでも
表面上だけのおつきいあい。
けれど心の中は
お互いに明かさない…
本日の
「パレード」
は、
そんな若者たちが集まる
不気味な群像劇です。
登場するのは
ルームシェアをしている若者たち。
↑ながやかに話している若者たちですね(^^)
それぞれの若者は
ごく普通に見えます。
彼らはそれぞれ
自分の部屋を持ち、
居間、キッチン、風呂、トイレを
共有しています。
彼らは
本当にごく普通です。
ふつうに話し、
みんなで笑い、
イベントも計画し、
自分の生計もたてています。
言い争いもありません。
相手の人格を
無視したりもしません。
なんだか
理想的なシェアハウスですね
(*´∇`*)
けれど実は
彼らは
誰も
心の中を見せない
で暮らしているのです。
彼らは
シェアハウスの中では
決して本音はいいません。
あくまでも
「いつもの自分」
を演じて
「空気を壊さない」
ようにしています。
だから
この部屋の中では
事件も、問題も起こらず
いつもの日々
が続いていきます。
けれど
住人たちも
本当はこれではいけない
ということを悟っています。
↑本当の心の中の顔は
こんな感じかも…
部屋を出て
二人だけで会話する住人たちは
部屋の中にいた時とは
全くちがう顔を見せます。
夢を語り
悲しみを吐き出し
本音を言い
あの部屋にいる危険性まで語る
住人たち。
けれど部屋に戻れば…
彼らはまるで
パレードから永遠に抜け出せない
パフォーマーたちのよう。
止まってしまえば
パレードはおしまい。
けれど
パレードを終らせたら
パフォーマーは用なし!
終らせる勇気もないので
彼らは明日もまた
いつも通り
を
演じ続けるのです。
いつもニコニコして
表面上楽しく過ごす彼ですが、
彼ら自身が真剣に
向き合わなきゃいけない事件
が起こってしまうのです。
それは一体どんな事件なのか?
そして、その事件に対する
部屋の住人たちのリアクションは?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
表面上のおつきあい
というのは
究極の
分かり合えない関係
なのかもしれませんね…
ではまた(*^ー^)ノ
↑考え方によっては、
居心地の良い部屋(環境)に
捕らえられ心を奪われてしまった
青年たちの映画と
観ることもできます。
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