本日は

「逆噴射家族」



という映画を通して

「想像力と自我の衝突」

というテーマで考えてみたいと思います。






昨日の


素敵な相棒
~フランクじいさんと
ロボットヘルパー~


は、

人生における

相棒の重要性

を描いていました。









お互いに分かり合える存在や

助け合える存在がいるということは、

孤独ではない

ということ。






そして実は

孤独でない

というのは

生きる上で
かなり幸せな事

なのだと思います

(*´∇`*)






けれど、

日常にある幸せ

というのを実感するのは

なかなか難しいこと。






ですので逆に


もしも、周囲の人間が
お互いに一切
分かり合おうとしなかったら?


というシチュエーションを

想像してみるのも

時には良いのでは…と思います。






本日の

「逆噴射家族」


そんな

分かり合えない人間関係

を描いた作品。






ギャグなのに

観ていると

ちょっと怖くなってくる

映画なのです…。






この映画に登場するのは

ごく普通の家族。






おとうさん。

おかあさん。

おじいちゃん。

息子。

娘の5人です。






お父さんは、

念願の一軒家を購入!






夢にまで見た

マイホーム生活!


の、ハズだったのですが…






この家の家族は

全員ちがう方向

を向いていたのです。






おかあさんは、何も考えない
のほほんとした日々を愛してます。

↑宴会大好き!
ノリノリお母さん(^^)




息子は東大に入るために二浪中。
部屋にこもりきりで
家族と断絶しています。

↑部屋にピラミッド・パワー!
なんだか危ない息子さん。




娘は
将来タレントになるためにレッスン中。
子供マインド全開で
思ったことを何でも口にします。

↑女子プロレスラーにも
憧れている娘役は、
なんと工藤夕貴!



おじいちゃんは、
長男の家から追い出され
この家に居候するために上京!
勝手に居座ることにします。





…( ̄_ ̄ i)






そして、

そんな家族と
新築した我が家を
大切にしたいと思って
悩みまくっている
お父さん。

↑お父さんは、今
家とみんなのことが心配で
ならないのです!








そう!






彼らの夢は

全員が
ちがう方向

向いているのです!






だから

一緒に暮らしていても

お互いを尊重したり、

助け合ったりする関係では

ありません。






そして、

そんな家族の関係

を心配するお父さんは、

何とか解決方法を

探そうとしているうちに

次第におかしくなっていくのです!






けれど、

おかしくなってしまうのは、

お父さんが悪いのではありません。






他の家族の夢が、

自分の好きなように生きたい

という

自我の追求

なのに対して、

おとうさんの夢だけは

家族と仲良く暮らしたい

という

共存

なのです。






そんなお父さんの夢は、

家族が自由であればあるほど

絶対に叶うことはありません!






映画の後半では、

お父さんの限界が引き金となって

全ての家族が

壮絶なバトルロワイアルに

突入してきます。


↑分かり合えない家族は、
全員暴走しはじめるのです!






自分のやたいこと

自我を肥大化させていくと

最後に待っているものは

衝突!

そして狂気に満ちた憎しみ合い

なのかもしれないよ…






30年も昔に

そんな問題提起をしてくれている

この映画は、

ある意味、

とても真面目に
分かり合えることの大切さ
を訴えている

のだと思います(^^)






さて、自我の衝突によって

逆噴射状態となった家族に

果たして心の安らぎは

訪れるのでしょうか?






それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。






実は、

自我を追求しすぎない方が

幸せなのかも…






というラストに

救いを感じる映画でもあるのです

ヽ(=´▽`=)ノ


↑美しいラストシーン



ではまた(*^ー^)ノ