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↓ガ島中央戦跡要図
西山日誌48 より続いております。
第38師団歩兵第228連隊
第三大隊長 陸軍少佐 西山 遼 氏の日誌
現在地、見晴台大隊本部
十二月二十九日 火 晴 ガ島上陸55日目
ジャングルの朝は冷気あり。
暖かき太陽を浴びて洗面する気持ち爽やかなり。
雨or両三日晴天にて蘇生の思す。
堀田副官の病状快方に向かい一安心す。
各方面とも異状なく鳥のささやきも心地よげなり。
爽やかに木葉かくれに鳥のなく
九時より鬼塚迫撃砲隊四國台を射撃す。
同地附近のジャングル内に楽達、敵驚駭し東○方方面に後退せり。
これにて先同方面の戦況一安心なり。
「軍は海空部隊直協の下、6D、51Dを三週間以内に逐次ガ島に揚陸し攻勢準備を完了する予定なりと。飛行場既に四ヶを新設し逐次飛翔しつつあり。航空撃滅戦は兵力、後方補給完備後実施し一挙にガ島米軍を撃滅す」
と本朝通報あり。
誠に快報なり。
苦しくともあと一ヶ月、いよいよ吾等起ちて敵撃滅の決戦を実施するの日、目捷の間に迫れり。快!!快!!
勝野准尉帰隊す。
芋、パパイヤ、椰子等若干持ち来る。
本日牛缶を開けて食す。
久々にてとてもうまし。
糧秣、二十七、二十八日と駆逐艦、海上トラックにて揚陸され受給可能となる。
逐次、好転すべし。
然し未だ正月の米なし。
三十一日までには到着するものと考え待つ。
明日九〇三高地補給中継基地へ一部兵力を派遣する予定、受領し得ば幸なり。
快報に部下の語ふ空青し
快方に部下と喜び語り合ふ
木の間 木の間に空青くすめり
第17軍の通報で6Dは第六師団51Dは第51師団です。
>飛行場既に四ヶ
四箇所も飛行場を設営したという記録を自分は目にしたことがないのだが・・・
士気を鼓舞するために下駄を履かせたのだろうか・・・
見晴台、部隊配置図
つづく
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉 長谷川榮作さまのホームページ
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。
新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。
平成24年9月8日 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
○原発関連情報○
独逸天気予報より → 放射能予報
文科省発表 → 全国放射能濃度一覧
武田邦彦教授の → ブログ
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