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↓ガ島中央戦跡要図
西山日誌44 より続いております。
第38師団歩兵第228連隊
第三大隊長 陸軍少佐 西山 遼 氏の日誌
現在地、見晴台大隊本部
十二月二十五日 金 晴後雨 ガ島上陸51日目
昨夜はクリスマス前夜、敵は迫・砲・艦砲を交え各方面に対し猛射を加ふ。
我陣営○たり。
概は盲目射撃にして損害小MG兵一戦死す。
今朝はクリスマスなるに朝より砲撃盛んにして敵の攻勢企図近きと思わしるものあり。
若林隊堀田兵長以下四名昨夜若林中尉指導の下に見晴台並○敵監視哨を奇襲し之を撃滅す。
Lg一自動小銃二小銃一其の他を鹵獲す。
敵死体より重要情報を得んとしるも何等文書らしきものはなく食料品を若干取得す。
(背嚢、水筒所有しあらざるものの如し)
持久戦に於ける勇敢なる小出撃により敵の出鼻を挫折し情報蒐集は重要にして大いに賞する足る。
乾パン一袋を与ふ。
我に十分の食あれば一本橋の敵迫撃砲陣地、之を奪取するに敢えて躊躇せざるものなり。
本日通諜あり。
「天皇陛下に於かせられては現下困難なる戦局を御懸念遊ばされ大廟に親しく御参拝御加護を祈らせ給へり。ガ島の戦況既に上聞に達し陛下には殊の外憂慮あらせらる。吾等決死奮闘祖国の必勝と永昌、世界平和の為速やかに此の頑敵を撃滅し御聖慮を安んじ奉らざるべからず。」
既に後方決戦準備態勢も着々と整えられあり。
我等ジャングルより起ち上がるべき日も近し。
近く昭和十八年の元旦を迎えんとす。
出る初日と共に神明の加護の下一大決戦の展開されん事を祈るや切なり。
今暫し持久、死守、以って聖慮に應へまつれ。
かしこみて御聖慮拝す死守の壕
今日も別に何等進展なし。
午後またまた雨、閉口。
阿保軍曹パパイヤの葉を乾かし煙草を作り数本贈り呉れたり。
壕中その煙草を吸う。
香ばしき刺戟味ありてヤシの葉よりは可。
パパイヤの木
パパイヤは海岸だけではなく山間部の集落でも目にすることが出来た。
当時、野生のパパイヤがジャングルの中で多く自生していたとは考えづらい。
阿保軍曹のパパイヤ煙草も貴重品であっただろう。
見晴台、部隊配置図
つづく
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉 長谷川榮作さまのホームページ
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。
新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。
平成24年9月8日 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
○原発関連情報○
独逸天気予報より → 放射能予報
文科省発表 → 全国放射能濃度一覧
武田邦彦教授の → ブログ
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