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ガ島海岸線配置図
見晴台に布陣する西山少佐の同日 西山日誌42 と併せお読み戴けましたら幸いです
第二師団歩兵第十六連隊 第三機関銃中隊長
小川陣地亀岡隆夫中尉の日誌 昭和十七年十二月二十二日 火 曇、雨 ガ島上陸70日目
昨夜再び40℃ばかり熱を出し今朝は頭痛甚し。
敵の砲撃実に激し。
特に午後は物凄きばかりにて生きた心地もせざる状態なりき。
本日も亦、敵のMG、lg小銃の猛烈なる射撃、約一時間ばかり砲撃と共に実施にられたるも敵出撃に到らず。
この分なら恐らく当分の間は敵は出撃し来ることなかるべし。
食欲一向に無く我ながら心配に堪えず。
此処まで来て平病にては死にたくなし。
本日三人に一個の割に乾パン渡る。
之にても貴重な食糧なり。
上等兵小林要治、銃前哨服務中砲弾により戦死す。
同上等兵は本防御戦闘開始以来四番射手として各種の戦闘に参加し、時には敵と手榴弾戦を演ずる等の接戦まで実施。
常には壕内にありて大隊防御の骨幹として数度の敵の出撃を撃退せる等、その功は実に殊勲甲に該当すべくものと信ず。
其の他中隊異常なし。
中隊長以下二十九名(但しR本部の位置にある傷者二名を除き現在員)
日本軍の機関銃中隊は120名編成。
上陸70日にして四分の一となっている。
三人に一個の割の乾パンとは・・・この時期の状況から推察するに一粒の乾パンという意味であろう。
海岸線の米海兵隊
↓ガ島中央戦跡要図
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉 長谷川榮作さまのホームページ
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。
新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。
平成24年8月18日(土)より9月1日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
○原発関連情報○
独逸天気予報より → 放射能予報
文科省発表 → 全国放射能濃度一覧
武田邦彦教授の → ブログ
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