ガダルカナル戦書籍一覧


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寺澤挺身隊中澤挺身隊の記録を綴ってまいりました。
両挺身隊の後方攪乱の成功を受け第三十八師団では第三の挺身隊「大野挺身隊」を編成しました。

大野挺身隊長
第三十八師団
大野 師団司令部勤務 中尉
井嶋 佐千雄 軍曹
杉山 勝次  兵長
※大野中尉の下のお名前が不明なのが残念です


↓「佐野部隊長還らざる大野挺身隊と訣別す」
ガダルカナル Guadalcanal
WEBで検索すると東京近代美術館所蔵となっておりますが・・・自分は靖国神社遊就館で見学した記憶がございます。



工兵第三十八連隊史の記録
十二月二十一日大野挺身隊が計画され、第三中隊から井嶋伍長、杉山上等兵が加わり、敵高等司令部を奇襲し、重要軍事物件破壊の目的で、二十五日師団司令部を出発、二十七日稲垣部隊より潜入、一月六日決行の予定が、その後消息不明で全員未帰還となった。





草思社出版「米軍の記録したガダルカナルの戦い」に一枚の写真があります。
ガダルカナル Guadalcanal
おそらくこの米軍が鹵獲した爆雷は大野挺身隊の遺品ではないかと推察します。
この装備は工兵隊にしかなく、ガ島に爆雷を装備した工兵隊は工兵三十八連隊しん存在しない。
一木・川口両支隊の配属された独立工兵隊は橋の建設などが主目的だったし、この爆雷を背負って東部戦域から西部戦域まで移動するのは不可能・・・
工兵二連隊も装備していたかもしれませんが丸山道を切り開き総攻撃に参加し消耗し尽くしているので挺身隊を編成し得なかったと考えます。
ひょっとすると総攻撃の際、工兵二連隊が突撃時に使用した可能性は否定できませんが、あの猛砲撃の中このように状態で残ったとも考えづらい・・・
大野挺身隊の装備の可能性が高いと思うのですが今となっては特定不可です。





寺澤・中澤挺身隊の成功に三匹目のとぜうを狙った大野挺身隊でしたが、先の両挺身隊の被害を重く見た米軍はより防衛ラインを強固にした英文記述もあります。
日本軍の小部隊潜入攻撃に頭を痛めた米軍は、挺身隊の潜入ポイントである稲垣大隊の守備するギフ高地攻略を計画し翌月18年1月計画実施へと進んで行きます。
挺身隊の活躍が稲垣大隊の玉砕に繋がった・・・日本の書からは読み取れませんが英文記録にはそのような流れが記述されています。

大野、井嶋、杉山三勇士のご冥福を衷心よりお祈りします・・・合掌



私事ですが明日より暫く不在となります。
記事の更新、ペタ友さまへのご訪問が滞りますのでご了解くださいm(_ _)m


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2月6日にソロモン諸島で発生した地震と津波は深刻な被害をもたらしております。
日本・ソロモン友好協会さんでは被害状況の新着情報とともに義捐金を募集されております。
大戦中戦場となりながらもソロモン諸島は大の親日国です。
ご協力のほど宜しくお願い申し上げますm(_ _)m

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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



平成24年8月18日(土)より9月1日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal





○原発関連情報○

独逸天気予報より →  放射能予報

文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

武田邦彦教授の → ブログ




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