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2月6日にソロモン諸島で発生した地震と津波は深刻な被害をもたらしております。
日本・ソロモン友好協会さんでは被害状況の新着情報とともに義捐金を募集されております。
大戦中戦場となりながらもソロモン諸島は大の親日国です。
ご協力のほど宜しくお願い申し上げますm(_ _)m
↓ガ島中央戦跡要図
西山日誌22 より続いております。
第38師団歩兵第228連隊
第三大隊長 陸軍少佐 西山 遼 氏の日誌
十二月三日 木 晴 ガ島上陸29日目
昨日のスコール夜中雫たれて一晩中閉口す。
総てが濡そぼち朝から乾かし物をなす。
あまり陽も照らずカラリとせず。
今銃撃と砲撃を時折聞くのみにて平穏なり。
糧秣一日分補給の報あり。
今夜駆逐艦により揚陸せらるヽ芳補給隊を派遣す。
大益中尉負傷以来後退せず大隊長の位置にて療養中なりしが経緯良好にて又々第一線に出て行きたりと。熱烈なる奮闘涙ぐまし。
連隊長第一線進出を申し来れるも小野木軍医大尉の言に依れば尚不良との由。
到底起つ能わずものと判断し一層の静養を請ふ。
昨日交付受けし鰻缶及牛缶久しぶりとて味忘れたる舌を悶絶せしむる程なり。
煙草甚だ心細し。残三箱のみ。
初年兵到着に関し速やかに追及せしめらるる様師団に要求す。
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同日、海岸線小川陣地を守る歩兵第十六連隊
第三機関銃中隊長亀岡隆夫中尉の日誌 ガ島上陸51日目
記述なし
同日、見晴台を守る歩兵第二二八連隊
第十中隊長若林東一中尉の日誌 ガ島上陸28日目
昨夜悪寒ありて発熱す。
マラリアの再発なり。
南征既に三年、マラリアは遂に持病とにれり。
今朝、稲垣部隊将校の患者輸送の為後方へ行きつつあるに会いし、藤田中尉は三十日夜戦死せるを知り一驚す。
彼は予の後を承けて連隊旗手なりしよき男なり。
今思えばエスペランスに上陸せる暗夜、背嚢に入れありし蜜柑の缶詰を予に頻りに進めたりしが、予は勿体なきをもって辞退せり。
彼の夜が藤田との別れなりしか。
今謹みて藤田中尉の英霊に合掌す。
之にて中隊長の戦死2/12なり。
本日指揮班及第二小隊は工事を増強、第三小隊を以って交代せしむ。
夜来の雨はれたるも道ぬかるみて悪し。
同日、ギフ高地の稲垣大隊記述なし。
父のガダルカナル戦争日誌より
同日堺台第一拠点、歩兵第228連隊第一大隊
第三中隊 第三小隊 第四分隊(擲弾筒) 重野一等兵の日誌
第一小隊陣地に敵接近せり。
敵は執拗に食い下がり退こうとしない。
敵も粘るが、一小隊もよく頑張る。
敵は主に一小隊前面に現れる。
三小隊前面には敵接近は少ない。
理由は地形の関係上、一小隊前面はゆるやかな高低傾斜はあるものの平坦になっている。
三小隊陣地稜線上左は下り傾斜になっておりしためか。
敵は堺台第一拠点稜線上を越えて来そうだ。
負け戦は心理的に心の状態が不安定だ。
とあり其の後は所属部隊幹部へのやり場の無い怒りが記述されています。
中隊長クラスの視点とは違い、重野上等兵の日誌には下級兵士の苦悶がこと細かく再現されています。
お亡くなりになられてからご子息が父のガ島日誌の他、書きためた原稿を出版された書なので、重野氏はこの世に出回る前提で書き綴ったのでは無いと思われます。
それだけに歯に衣を着せぬ憤懣が切々と綴られており一読の価値あるお勧め書です。
重野氏が日誌に遺された心情がガ島で英霊となられた多くの下級兵士に通じているのだと自分は考えます。
つづく
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉 長谷川榮作さまのホームページ
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。
新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。
平成24年9月8日 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
○原発関連情報○
独逸天気予報より → 放射能予報
文科省発表 → 全国放射能濃度一覧
武田邦彦教授の → ブログ
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