ガダルカナル戦書籍一覧


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現在地はムカデ高地。
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal

血染めの丘・ブローディーリッジ・エドソンリッジ等とも呼ばれるが日本軍は「ムカデ高地」と呼称した。

ガ島戦で日本軍の最期の大規模攻撃となった第二師団総攻撃の地で、川口支隊の総攻撃が敢行された地として認知されている。

昭和17年10月24日から25日にかけて行われた第二師団の総攻撃・・・
その先陣となって突撃を敢行されたのは歩兵第29連隊(福島会津若松)第11中隊で中隊長は勝股治郎大尉。

そのお名前から第二師団の突撃地点を総称して、現地ガ島では「カツマタポイント」と呼ばれている。

勝股氏は戦後から平成の時代にわたり何度も御遺骨収集にガ島を訪問御尽力され、現地で御慰霊に関った方で勝股氏のお名前を知らぬ者は居ない。


ガ島訪問初期、戦跡ツアーのガイドをして戴いたフランシス氏よりムカデ高地手前から望み、あの二本のポールの向うが「カツマタポイント」だと教えられた。
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal

上の画像の撮影地点は↓黄色矢印方面を撮影。
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal

ミニジープを駆って雨季の為、湿地帯となっていた草原を走破ポールの下まで辿り着き、さらに膝まで水に浸かって徒歩にて「カツマタポイント」と思しき黄色二重丸地点にて読経・ご焼香・御英霊のご冥福をお祈りしたのだが・・・


帰国後、勝股氏の資料にて確認すると・・・
↓が突撃地点であることが判明した。
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
29i歩兵第29連隊(会津若松) 16i歩兵第16連隊(新発田) 230i歩兵第230連隊(静岡)
灰色丸数字は収集された御遺骨の柱数。
紫線は米軍の有刺鉄線。
画像右の黄色○は砲撃に晒されながら掘った塹壕の凡その地点。
その黄色○の数は塹壕の中よりかたまって収集された御遺骨の柱数。

何としたことであろう「カツマタポイント」にて御慰霊と考えていたのに数キロ位置がズレている・・・(ノ_-。)


ムカデ高地にある日米の慰霊碑
↓米軍慰霊碑
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↓日本軍慰霊碑(第二師団慰霊碑)
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そして帰国後撮影した画像を穿り返して・・・
↓日本軍慰霊碑より「カツマタポイント」と思しき方面を撮影した唯一の画像・・・(T▽T;)
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal

↓上の画像は黄色矢印方面・・・
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何とも残念な結果ではある・・・
しかしガ島訪問以前は雲を掴むような「カツマタポイント」であったが、現在は確り位置を把握できた。

次回ご慰霊行の機会を得たとすれば・・・迷わず密林へ突入し「カツマタポイント」で御英霊のご冥福をと考えている。

しかし、グーグルアースの上空画像からはかなり密林の障碍は大と見てとれる・・・
迷わず突入し・・・密林の中で迷ってしまいそうだ・・・( ̄_ ̄ i)
フランシス氏が行くのを渋ったのも頷ける。

つづく


※引き続き本業多忙のため更新が滞ることをご報告申し上げますm(_ _)m
次回はカツマタポイントで日本兵がどのように戦ったのか、米軍はどうであったか等を追ってみたいと思います。

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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



平成23年8月20(土)~9月3日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ38柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
派遣隊の活動の様子を現役大学生フロッグクレーンさんが綴られております。
第二次派遣隊の募集が開始されました。
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○原発関連情報○

独逸天気予報より →  放射能予報

文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

武田邦彦教授の → ブログ




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