ガダルカナル戦書籍一覧


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野戦重砲部隊の御慰霊碑群を後にし昨日御慰霊を諦めた「丸山道起点記念碑」へ向う。

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal


集落を抜けて・・・
この日同行してくれた地元の青年。

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いよいよ草刈だ!!
気合を入れて・・・

鬼怒川ボーイに俺の蛮刀は何処だと問うと・・・
無いと言う     ・・・(ノ_-。)

聞けば今朝から村人が草刈をしてくれているらしい。
その為、先に御慰霊碑群を案内したと言う。


なんという事だ・・・

村人に迷惑を掛けてしまったという罪悪感。
自分の手で綺麗にしたかったという我儘。
草刈のチップとなってしまったマイ蛮刀・・・
尤も蛮刀については草刈終了後プレゼントするつもりだったが・・・写真が無い 。゚(T^T)゚。



昨日は何処に記念碑があるかわからなかったが・・・

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到着すると・・・

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すっかり綺麗に・・・

刈り取った枝等の片付け仕事が残っていたのでお手伝いさせて戴く。

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刈り取った草を束ね箒にして使っていた。
なるほど、こういう使い方もあるかと感心してしまった。


村人の協力により清掃完了!!
煙草を配り御礼申し上げた。

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一休みし、汗のひいたところで御焼香・読経・合掌。

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次の機会があるとすれば白いペンキと刷毛を持参しようと心に誓う。



記念碑の銅版プレートは外され行方不明となっていた。

金属の価格が高騰した時代に盗まれたとの事である。

他の慰霊碑もプレートが無かったりバールでこじられた跡があったりした。

何処の国にも残念な輩は居るのである。



折角なので行方不明となってしまったプレートの碑文を此処に残したいと思います。



碑文  日本軍記念碑

1942年8月以降6ヶ月亘り、第17軍百武中将に率いられた一木支隊・川口支隊・第2師団・第38師団及びその他の陸海軍部隊はむ、ルンガ岬飛行場を奪回するため、順次この島へ上陸して、連合軍に対し果敢な攻撃を繰り返したが、連合軍の抵抗と困難な地形、悪天候、兵器、弾薬、糧食の欠乏及びマラリア疾患に悩まされ、遂にその使命を果たし得なかった。
その間日本軍の犠牲は二万有余に及んだが、その勇敢且つ献身的な戦いは戦史に永く讃えられるべきである。
この碑はこれらの日本軍将兵の敢闘を誌すため建立され、第二師団長の名に因んだ丸山道は此処の近くから始まる。





碑文余話
この碑は日本の戦友会により建立されたのではなくソロモン諸島戦友会により建立されたものです。
以下野戦重砲第七連隊慰霊記録「ラバウルの今昔」より引用

1971年12月1日付、ソロモン諸島戦友会(Solomons Ilands Wartime Comrads Association)から、三井金属鉱業ホニアラ支配人あてに、ガ島丸山道の入り口付近に日本軍に関する記念碑を建てたいので、日本軍当局等の関係筋に連絡調整されたいという書信が寄せられた。
その碑の文案はおよそ次の通りであった。

日本第二師団は、丸山陸軍中将に指揮されて、ルンガ岬のヘンダーソン飛行場を奪回するため、この付近から行動を開始して、大密林地帯を抜開して迂回し、米軍陣地の側背に進出して、1942年10月24日から飛行場を攻撃したが失敗した。しかし、この丸山部隊の勇敢にして、任務に対する献身的な行為は永く讃えられるべきである。

以上引用終わり。

この碑文案が修正され上記のような碑文となったのは、第二師団以外の諸部隊の戦友会等から強く修正要請があったからとの事である。
碑文案で行くとガ島で戦ったのは第二師団だけのように思われ他の陸海部隊は存在しないかの如くとられるというのが修正要請の基であった。
ソロモン諸島戦友会の本来の意図する碑文から大分逸れてしまっているが・・・他の部隊から見れば許されない碑文だったのであろう。

ソロモン諸島戦友会とは大戦中海岸監視等の任務についた原住民の会である。
日本の将兵のために碑を建立して頂いたソロモン諸島戦友会の皆様へ心より御礼を申し上げます。




このようにプレートの碑文にもドラマがあったのだが・・・
今は無きプレートが残念である。



つづく

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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。

新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。

平成23年8月20(土)~9月3日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ38柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
派遣隊の活動の様子を現役大学生フロッグクレーンさんが綴られております。
第二次派遣隊の募集が開始されました。
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○原発関連情報○

独逸天気予報より →  放射能予報

文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

武田邦彦教授の → ブログ




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