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ガ島五日目
ガ島の西端戦跡は宿より遠方のため一日で終わらせる予定であったが昨日のスコールで総てを廻ることが出来ず再度西端戦跡へと足を運ぶ。
昨日は早めに宿へ戻ったので全国ソロモン会さんの資料をチェックする余裕があり、「カミンボ(歩兵第29連隊病院跡)」、その下に「サバウル(歩兵第十六連隊病院跡)」とあるのが目についた。
サバウル???
約100冊ほどガ島関連の書を拝読させて戴いているのだがサバウルという地名を目にした記憶が無かった。
サバウルはいずこ・・・
同じ第二師団の歩29病院跡の近くではないかと予測しカミンボ周辺が怪しいと考え、鬼怒川ボーイに探して貰おうと出発。
ガダルカナル島西端戦跡要図
タサファロングで鬼怒川ボーイをピックアップして西端戦跡へ・・・
エスペランス岬付近の村で突然「止まれ」と言うので停車した。
鬼怒川ボーイが村民と何やら早口で話している。
どうやら此処がサバウルのようだ。
おお!!
いきなりサバウルか・・・
昨日までは訪問を予定していなかったサバウル・・・
村に着いて村人とのコミニュケーションも出来上がる前でカメラを向けることを躊躇しているうちに村人が山へ案内してくれる。
鬼怒川ボーイに「何処へ行くのか?」と問うと「サバウルの病院跡だ」との答。
さっきまでサバウルの位置も判らずにいたので心の準備が出来ていない。
まして長谷川さまの歩兵第十六連隊の病院跡地。
昨日のスコールが無ければそのまま素通りしてしまっていた処である。
サバウルピープルを先頭にジャングルヘと向う。
この大樹の下に日本軍のオフィサーが居たと言う。
ガ島で廣安連隊長亡き後、歩兵第十六連隊の連隊長となられた堺大佐が野営した場所なのか・・・
「病院跡地はまだ上だ」とのことでさらに奥へと案内される。
ジャングルの中で「此処が病院の中心地だ」との事。
ピンボケなのが残念。
早速、ミニ祭壇を広げ御慰霊を始めさせて戴く。
長谷川さまの御心も併せ心しての御慰霊。
サバウルの皆も頭を垂れて共に御慰霊して戴いた。
既に御遺骨は御戦友の手で収集され「此処にはもう御遺骨は無い」という答えを期待しながら、村人に「今はもう御遺骨は無いよね」と問うと・・・
「ある!!」との答えにうろたえる。
未だ此の地で戦いが終わっていない御英霊がいらっしゃるのか・・・
とは言え半信半疑・・・
さらに奥地へ
このあたりが怪しいと捜し出す青年。
三八式小銃の薬莢が一個発見される。
三八式歩兵銃の薬莢か・・・
紛れも無く日本軍が野営していたのだ。
さらにもう一個。
発見するのはサバウルの青年たち
自分も一生懸命下を見て捜すのだが発見出来ない・・・
弾頭のない薬莢・・・
経年により弾頭が欠落してしまったのか
はたまた此の地で戦闘が行われたのか
ガダルカナル戦が終結して70年・・・
薬莢が何かを語りかけてくるようだ。
つづく
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉 長谷川榮作さまのホームページ
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。
新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。
平成23年8月20(土)～9月3日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ38柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
派遣隊の活動の様子を現役大学生フロッグクレーンさんが綴られております。
第二次派遣隊の募集が開始されました。
○原発関連情報○
独逸天気予報より → 放射能予報
文科省発表 → 全国放射能濃度一覧
武田邦彦教授の → ブログ
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