ガダルカナル戦書籍一覧



歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。


新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。

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書名 南海の墓標

著者 河北新報社 特派員   佐藤 芳郎 氏
       

著者略歴
大正九年三月二十九日生まれ。
昭和十九年早稲田大学文学部卒業。
同二十一年二月、河北新報社に入社。
編集局政経、社会、学芸各部を経て昭和三十七年四月調査部長。
昭和三十八年現在、論説委員。

発刊日 昭和三十八年六月一日 

頁数   285頁

発行   武藤 徳郎 氏

     定価300円

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal


目 次

写真(河北新報社記者 神谷憲介 撮影)
序・・・今村 均
ガダルカナルからの声・・・1
(1)父から・・・1
(2)子どもから・・・2
(3)夫から・・・5
(4)弟から・・・7
(5)戦没者の霊前に捧げん・・・9
ソロモンの鎮魂歌・・・11
ああルンガ飛行場・・・20
川口支隊の総攻撃・・・27
マタニカウ川の血戦・・・38
第二師団、ガ島へ・・・47
第二師団の総攻撃・・・56
むかで高地を血に染めて・・・69
輝く南太平洋海戦・・・84
栄光むなし第二師団・・・88
救援の第三十八師団・・・100
第三次ソロモン海戦・・・105
死の島そして餓島・・・110
ジャワの栄光・・・118
(1)今村将軍、海中に漂う・・・118
(2)金襴印軍ついに降伏・・・124
(3)慈悲深し今村将軍・・・134
(4)将軍と子どもと民衆・・・141
痛恨のガダルカナル・・・146
(1)全員死を待つのみ・・・146
(2)病める我が身を銃撃・・・154
(3)船舶も飛行機もなし・・・164
(4)つのる肉親への恩慕・・・170
(5)ガ島撤退作戦始まる・・・177
(6)墓標無き無密林の墓場・・・184
去り行くガダルカナル・・・192
(1)ああ、われ助かれり・・・192
(2)位牌とともに転進・・・211
ふるさとからの声・・・216
(1)子どもから・・・216
(2)母から・・・217
(3)妻から・・・219
(4)兄から・・・221
(5)戦友から・・・222
霊よ安らかに眠り給え・・・224
あとがき・・・
河北新報社 常務取締役 一力 一夫・・・228

南海方面郷土将兵戦死者名簿・・・229
弔魂之詞・・・元仙台師団長 寺倉 正三・・・230
宮城県・・・231
福島県・・・247
新潟県・・・266


本書の発行日は昭和三十八年六月とあります。
戦後一番早くガ島について出版されたのは辻政信氏の「ガダルカナル」(信憑性に著しく欠ける)かと思いますが他の書としては、西野満著「死の島ガダルカナル」昭和三十一年などがあります。
いずれも戦後かかれた戦記であり、戦後のガ島を訪れた記録ではございません。
ガ島を撤退して約二十年後、政府派遣は昭和四十六年ですので戦後逸早くガ島を訪れ慰霊を行った記録となります。
ガ島戦全般の紹介、第二師団のご遺族の言葉などが綴られております。
書籍の表紙の画像に写る墓標は、マタニカウ河畔に建てられた河北新報社一力会長筆、御慰霊をする著者の佐藤氏。
この表紙の写真が撮影された時点では、二万柱を超える御遺骨が野に山にジャングルにと風雨に曝されていたことかと思います。
マラリア・アメーバ赤痢・デング熱等の風土病のあるガ島、とてもジャングル奥深くへは立ち入ることが出来なかったのでしょう。

昭和四十六年の政府派遣御遺骨収集が開始されて以降、数度の政府派遣・戦友会規模での御遺骨収集などが行われた結果、第二師団の突撃地点「カツマタポイント」(歩29連隊第11中隊長勝股治郎氏の名前より命名された)や「むかで高地」「アウステン山」等、現在は慰霊巡拝も行いやすくなっているようです。

この書籍の一番の功績は、第二師団を構成する宮城・福島・新潟三県のガダルカナルでご英霊となられた名簿を全て掲載されていることです。
昭和十八年七月六日付にて、河北新報・福島日報・新潟日報各紙上にて掲載された名簿がそのまま掲載されております。
逝きご英霊のお名前を後世に遺す貴重な資料だと言えると思います。


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最近、長谷川さまの原稿も一段落したので本書を一番に読み返しました。
何故なら、長谷川さまのホームページに歩兵十六連隊のガ島戦で御英霊となられた名簿を掲載している関係、一度は漏れがないかチェックせねばと考えていたからです。
さらには、自分がお借りした御名簿には佐渡郡全ての御名簿が落ちているということに気付いていたからです。
早速、佐渡郡の御名簿をチェックし、念のため他の市町村も・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

これはいけません。
他の市町村全て10%くらいの比率でお名前が落ちております。
暫くは全市町村の名簿チェックの日々となりそうです。

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平成23年8月20(土)~9月3日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集へ行かれます。
その派遣隊の活動の様子を現役大学生フロッグクレーンさんが綴られております。
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal




○原発関連情報○

独逸天気予報より →  放射能予報

文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

武田邦彦教授の → ブログ




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