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久々の記事アップです。

大変ご無沙汰しておりました。


とってもスローペースな私のブログですが、

たまには覗いてみてください(汗)


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yunが入院したのは、7/14。

この日は、私の実母もパパも会社を休むことができなかったので、
yunと二人で病院へ向かいました。 

病院から指定された時間は、10時。

病院の前には、9:35には着いたけれど、いつものごとく
駐車場待ちの行列ができていて、これまた運の悪いことに
駐車場の2階に上げられてしまいました。

ここの立体駐車場、エレベーターとか歩行者用スロープとか
なくて、人一人の幅の階段しかないんです。

yunを抱っこ紐で抱っこして、荷物をせっせと階段の下に
小走りで降ろし、最後にベビーカーを降ろして、ベビーカーに
すべて積んで、入り口に入ったのは9:55。

そこから込み合ったエレベーターに乗り、2階の心臓外科外来受付へ。

受付を済ませて少し待つと、看護士さんが病棟まで案内してくれる。

カテ検査、前回の手術できなかった時の入院に続き、3度目の入院。

病棟へ着くと、

「yunちゃん、お帰り~!」と看護士さん。

「ただいま~!」

・・・って、病院で行われる会話じゃないよねぇ。

今回の病室は、カテ検査の時と同じ病室。同じベッド。

夏休みとあってか、病室は満員御礼だった。

入院するとまず家族構成だのいろいろ確認があるんだけど、

何せ前の入院から1ヶ月とたっていないので、

「変わりないですよね?」

の一言で終了。

yunは、一連の検査をされる。

尿検査のために、尿採取パックをぺたっと貼られる。

この時は、男の子のほうが楽だなぁと思う。

後は、心電図・レントゲン・血液検査・心エコーのフルコース。

看護士さんやお医者さんが来るたびに

「熱、大丈夫ですか?」

と確認される。

ほんと、すいません・・・・。

今回の入院の合言葉は、

「今度こそ(手術を)」



yunは、2日ほど夕方37.5度とか37.7度とか
プチ熱を出したものの、なんとか状態を保つことができた。

薬は、家で強心剤と利尿剤と鉄剤を飲んでいたが、
強心剤は、手術の時、血が止まりにくくなるので、
手術の48時間前から飲む事ができなくなる。

火曜日に手術なので、日曜日の夜までの服用だった。


病院では、朝6時頃の検温から始まり、昼前に回診。

午後は、検査とかなければフリーという感じ。

同室の人たちも、話しやすい人たちばかりで
入院中も楽しく過ごせた。


yunの手術は、7/19の2例目という事だった。

1例目は、小さめの手術とのこと。

小さめって何だ?って感じだけど。

時間は、1例目が終わり次第だから
おそらく昼前後になるだろうと言われた。


手術前日、 朝7時までおっぱいが許されていたので、
7時頃、飲み終わるようにぎりぎりに飲ませた。


10時すぎ、看護士さんがやってきて

「まだ手術開始の時間は、正確にわからないんだけど、
 13時前後になりそうだから、そろそろ眠くなる点滴いれるね。」

と言われた。


いよいよ、やってきたぁ・・・、ちょっとどきどき。


しばらくして、看護士さんがyunを連れて処置室へ。





戻ってくると、検査着を来て『ちっこいおっさん』スタイルになって
点滴した腕に添え木&包帯ぐるぐるまきのyunが帰ってきた。


4月のカテ検査の時のほうが、『ちっこいおっさん』度が上だったわ。

※4月のカテ検査の記事は→こちら

でも、ブログのために写真撮っちゃお。

・・・・・娘の一大事を前に何やってんだ、この親は。


で、その写真がこちら。


ちっこいおっさん



こういう検査着のちいさいバージョンがあるっていうのが
おもしろくないです?


って、おもしろがってる場合じゃないんですけどね。


んでもって、同室のママさんが「一緒に撮ってあげるよ」なんて
言ってくれたものだから、調子に乗って、二人で記念撮影。


手術前



してる場合かっ?!って感じですが・・・。


そんなこんなしてる所に、親戚のおばさん(義母の妹さん)がやって来た。

九州にいる義母に状況を伝えるべく、送られてきた刺客です。

私の気分的には、来ていただかなくて結構だったのだけどもねぇ。
気使わなきゃならんし。こんな時まで、気使いたくないしさ・・・。


少し遅れて、パパ到着。


その頃、看護士さんがやってきて

「手術室に12:00に入ることが決まりました。
 5分くらい前に出ますから、準備しておいてね。」

と言われる。

あ~、もうすぐだぁ。どきどきどきどき。


次にyunと会う時は、もう胸に傷があるんだね。


でも、そんな事より・・・・・・・・



無事に帰ってきて。



とにかく何事もなく、無事成功してほしい。

お医者さんから見れば「こんな手術くらいで」って思うようなものかも
しれないけど、やっぱり不安・・・。


あと、20分。





あと、15分。




手術室へ向かう時間がどんどん近づいてくる。


絶対成功するんだ!って信じる一方で


もしかしたら、元気なyunを見るのはこれが最後かも・・・。

何か後遺症が出るかもしれない。

何かトラブルが起きるかもしれない。


そんな悪い考えが、もくもく湧いてきて、またそれを打ち消して。


短い時間の間に何度それを繰り返したか分からない。





11:55分。看護士さんがやってきた。

「そろそろ行きましょう。」


ICUへの持ち物である、

バスタオル、ティッシュ、オムツ、お気に入りのおもちゃ。

おもちゃは、プレイジムに吊り下がっていた、おサルの人形にした。

それらを親戚のおばさんが持ってくれて、私はyunを抱っこした。


同室のみんなが「行ってらっしゃい」とお見送りしてくれた。


yunは、点滴のせいで少しぼーっとしていた。

「行ってきます」と手を振って病室を出た。


エレベーターを乗り継ぎ、手術室へ向かう。


手術室へ着くと、看護士さんに少し待つよう言われ、
看護士さんは、手続きのようなことをしている。


手術室の前は、独特の雰囲気が漂っていた。

廊下は薄暗くて、空気が冷たくて重い・・・。


しばらくすると、目の前の手術室のドアが開いた。


お医者さんと看護士さん、あわせて5,6人もいただろうか?

みんな手術着とマスク、帽子をつけていた。


「帽子かぶせますね。」


看護士さんが、yunに紙製のシャワーキャップみたいな帽子を
かぶせた。

今思うと、これも写真に撮りたかったけど、この時はカメラは持って
いたけれど、撮るどころの騒ぎではなかった。

そして、

「では、ここでお預かりしますね。」


手術室の看護士さんに言われ、傍にいた男の先生が
yunを受け取ってくれた。

それまで静かにぼーっとしていたyunが
男の先生のぎこちない抱き方が気に食わないのか
泣き出した。


私は、頭をなでながら

「yun、頑張るんだよ。大丈夫だよ。行っておいでね。」

笑顔でそう声をかけた。


涙が出そうなのをぐっとこらえた。


ここで私が泣いたら、yunが不安になっちゃう。

笑顔で「行ってらっしゃい」ってしなくっちゃ。



そして、yunはお医者さんと看護士さんたちと一緒に
透明の自動ドアを抜け、奥のほうへ消えてしまった。


とうとう行っちゃったんだ。

これから始まるんだ。



yun、頑張れ~っ。


心の中で何度も何度も祈ってた。


つづく・・・・・って、次の記事いつになるのやら???