東京に来たのは、2005年の8月のこと。
あれから約8年。
故郷へ戻ることにしました。
だいぶ前から、戻ることを考えていたのだけど
今のマンションの賃貸契約が切れるのを機に、
戻ることに決めました。
これから10日余りで引越しの荷造りをして
8年ぶりの故郷へ。
東京での生活は、下町でずっと暮らしてきて
スカイツリーの成長も見守ってきたから
ここを離れるのは少し寂しいんだけど
また遊びに来ようと思います。
定期的に上京する予定もあるしね。

ばいばい、下町。
お元気ですか。
ここを更新するのも久しぶり。
あっという間に今年も終わろうとしています。
今年は、いい出会いがたくさんありました。
ご縁に、感謝。
仲間に、感謝。
来年も、好い年にしていけますように。
て、私じゃありません。

通っている料理スクールの先生が、
明日夜放映のテレビ東京のソロモン流に出ます。

見られる方、どうぞご覧ください。
私が受けた講座でも取材が入ってたので、映っちゃうかなあ…
でもフォトジェニックな顔じゃないから、映らないだろうな。
昨日に続いてスカイツリーネタ。
開業も迫ってきて、このゴールデンウィーク中もずいぶん賑わっていたようです。(我が家の辺まではその賑わいが伝播してくるわけではなく、賑わいの様子はテレビで見ました)

今夜は、隅田川のイベントもありました。

「東京ホタル」

隅田川にホタルがいたら・・・というコンセプトのイベント。
パナソニック製のLEDを積んだカプセルが、水に浮かぶと青白い光を放つ。
そのライトを10万個、隅田川に放流してホタルに見立てていました。

こんな感じ。

$Mihoiserie(ミホワズリ)-東京ホタル


台東区側から墨田区方面を撮影。


月齢では今日が満月。
ちょうどのぼってきて、なんとまあ美しい夜だこと。

$Mihoiserie(ミホワズリ)-ホタルツリームーン


東京ならではの光景だなあ、と写真を撮りながら思いました。
スーパームーンをご覧になっている方も多いであろう今宵。

狭いベランダに出て、物干し台で腕を固定しつつカメラを構え
スカイツリーとの共演の瞬間を楽しみに待っておりました。

さあ、来たよ来たよ。


$Mihoiserie(ミホワズリ)-来た来た


チッ

チッ

チッ

ポーン!
$Mihoiserie(ミホワズリ)-ポーン!

スカイツリーとスーパームーンの重なった瞬間をお伝えしました。


日本の原子力の火がすべて消えた日に、こんな大きな月を満喫できたのもなんだか感慨深いです。


追記5/6;5/5は正確には満月ではなかったのですね~。今夜が月齢14.8の月でした。
ゴールデンウィークの始まりに、ひどいバス事故が起きましたね・・・

報道を見ていて思いました。
これも、安さを求めすぎることの弊害だと。


私も高速バスを使ったことが何度もあります。
新幹線の半額程度で済むので、本当に助かります。

一度、格安のバスに乗ったことがありました。
新宿-長野で片道2600円くらいだったかな・・・
乗ってみたら、若い子達ばかり。そして座席がものすごく狭い。
前後の間隔も最低限となっているので、身動きが取れない。
それなのに、隣に座った若い娘は、足元にデカイ荷物を置いて、ちんまり座ってて。
4時間余りの行程が非常にしんどい。
二度と乗るか!と思いながら乗っていました。

それ以降、高速バスに乗るなら、ちゃんとした交通会社が運行しているバスにしています。
バスも大きいし、設備もしっかりしているし、安心できます。
価格は格安バスに比べれば3割くらい高いかもしれないけど、それでも安いし。


安さばかりを追い求め過ぎて、
誰かが疲弊している構造が様々なところで出来ていると思います。
適正価格、というものを考えない「格安」は、必ず、ツケが回ってきますね・・・

犠牲になられた方は気の毒です。
こういう事故が起きないように、規制を設けるなど対応してもらいたいものです。
昨日、合羽橋へ行って目当ての野田琺瑯のラウンドストッカーを買ってきました。



なんだかんだいって見た目から入りたい派です(* ̄Oノ ̄*)

そしていよいよ、本日、決行。
味噌を仕込むぜーッヾ(@^▽^@)ノ


スクールでの講習では、大きなボウルで数人掛かりで仕込んだのですが
講師には、家で仕込むときは誰かを巻き込んでやりましょう、って言われました。
そうじゃないと、かなり孤独な作業ですから、って。


…あ、一人でやり始めちゃいました(^▽^;)


大豆を煮るところから大変です。
うちの圧力鍋で1kgの大豆を煮るには、4回に分けないと、鍋がどういうことになるかわかりません。。

ということで、
1回目の圧力鍋をかけている間に塩切り麹を作って、

大豆煮る→潰す→塩切り麹と混ぜる

を4回繰り返しました。
その混ぜるのだって、大きなボウルがないもので、
大きめの鍋を使ってみたり、米を入れている容器がたまたま空になったところだったので丁度良く使ってみたり。
四苦八苦。

大豆を潰すのが、大変なんですわ。
最初、握り潰してたけど、これを続けていたら握力がなくなる…と、途中からボウルを床におろして体重をかけながら手の平で押しつぶすようにして。
大まかに潰していくと、次第に残った豆がつるっと逃げるようになるのが、大変な理由のひとつ。プチプチを潰すが如く、親の敵の如く、一つ一つ指先で押しつぶす。
あ、でも、愛を込めないと美味しくなってくれないので、そこは大事です。

大豆潰し、これが一番孤独な作業、です。

まあ、最後の分は丸いままの豆がだいぶ残りましたけど、これも美味しいかと…。


さて、なんとか全量の豆を塩切り麹と混ぜ終わり、固さもこのくらいかなあ?って感じに調整して、
さあ野田琺瑯くんの出番だよ。
味噌の素?をコブシ大に丸めて、熱湯をかけ殺菌しておいたラウンドストッカーに、投げ入れる!

オリャッ(*`▽´*)ノ ⌒○

口径がそんなに大きくない容器なので、本気で投げ入れるとほとんどアウトになりそうなので、少し上くらいから勢いつけて投げ込む感じでやりました。
講習だと、大きい樽にみんなでスパンスパン投げ入れたんですけど、たまーに外しちゃう人がいて。
私も慎重に入れていたけど、調子に乗ってきて少し高めの位置から投げたら、お約束通りでした
ヽ(;´ω`)ノ

もったいないので床に触れていないところを集めて、今夜の夕食の汁物に入れて食べました…

投げ入れるのは、空気が間に入ってしまうとそこからカビが発生し易いという理由からで、ある程度入れたらギュウギュウに押し込みながら詰めていきました。
最後、表面をならして、ラップを密着するように敷いて、重石として安い食塩を載せて、完了!


朝9時半くらいに始めて、間に洗濯物を干したりで1時くらいに終了。
(o´Д`)=з疲れたー

大豆のカスが飛び、麹の破片が飛び散り、胞子まみれw 何か生えてきそうww


初めての味噌作り。美味くなってくれるといいな~!
苦労したから美味しさはひとしおのはず。
わくわく。
愛媛の友人にいただいて以来、好きになった焼き物、
「砥部焼」

先日、ネットで器をいろいろと見ていたら
友人がくれたそば猪口の小さいサイズがあるのを発見。

ぬぉーーーっかわいいんですけどっ(*∩∀∩*)♪

ということで、我が家に来てもらいました。

$Mihoiserie(ミホワズリ)-tobe1

可愛いサイズに、ぬくもりを感じる柄が入っております。
今風だし、洋風にも見えるので、普段使いしやすいです。

$Mihoiserie(ミホワズリ)-tobe2

通常サイズとの比較。
お茶や、お酒を入れても良さそうだし、デザート作りにもいいかもね。(滅多につくりませんけど)


今日の昼ごはん。
$Mihoiserie(ミホワズリ)-pasta

冷凍しておいた生パスタに、
ベーコンとひたし豆、豆乳で作ったソースをかけて
菜漬けの炒めたのをトッピング。味の決め手は塩麹です。
適当に作ったのに美味しかったー。
この前、お店で1150円も出して食べたバジリコより美味しいです…
味噌作り講座、後編です。

仕込み完了の後は、われらがフードスクールのいつものスタイル、座学です。
プロジェクターで映される鈴木さんのお手製資料と、巧妙な話術で笑いの絶えない講習。


鈴木味噌店さんのお味噌を、仕込み後4ヶ月、1年、2年(だったかな)を食べ比べ。

それぞれに良さがありました。

個人の好みや、お料理の目的で使い分けができるのがこの調味料の面白さですね。
それには菌が生きていないとダメだけど。市販品の多くは熱処理や、酒精を使って発酵を止めてしまってあるそうです。

昔ながらの工程できちんと作られたお味噌は、しょっぱいけれど、そこに豆や麹、塩のうまみが加わるので複雑な味わい。
原料となる大豆、麹、塩も確かなもの。(塩は、天然塩。単なる食塩(NaCl)は駄目。余談だけど、安い精製塩を食べ続けるから、問題なのであって、天然塩を適量食べるぶんには、さほど問題ではないといいます。塩分は敵のように言われますが、そんなことはナイナイ。塩分を抑える分、余計な物をたくさん入れてるんですよ、そのほうが危ないって思います。)


鈴木さんの味噌と某大手メーカーの液体状の味噌を、それぞれ水で溶いただけの飲み比べもしました。

本当に美味しい味噌かどうかは、水で溶いただけで判るのだそうです。
水で溶く理由は、香りや熱に邪魔されることなく、味が出るからとのこと。

先日スクールのツアーで京都の発酵・醸造を巡る旅をしてきたのですが、
そのときツアーガイドをしていただいた方のお店では、具も出汁さえも入れないお味噌汁をいただいて、驚いたけれど美味しいものだなと思ったものです。

鈴木さんの水溶き味噌は本当に美味しかったです。
鈴木味噌店さんのある山形の地では、暑い夏場(盆地だから暑いでしょうね)に、味噌に刻んだ野菜を入れて水で溶いて飲む郷土食があるそうです。
地元の人達は鈴木さんのお味噌をずっと飲んできたので、先代までの味を知っている人達に恥じない味噌作りをせざるを得なかった、と鈴木さんは笑って仰っていました。

そして、某大手メーカーさん(私、かつてこちらとお仕事ほんの少ししたわー(苦笑))の液体味噌。
これの表面的な味には、吹き出しそうでした…orz
全部飲み干すことはできなかったなあ。
アジノモトの味が全開で、妙な甘さが加わっていて…

こんな不味いものを、便利だから、って世のママたちは子供に食べさせているんでしょうか。
味噌を溶くことがそんなに手間でしょうか?
少々の酒や出汁、水だっていい、を予め加えて味噌をゆるめておいて料理に加える。その手間を惜しんで、何を求めているんでしょう。
この味で育つ子供の舌は、どういうことになっちゃうのか、想像すると吐き気がします( >Д<;)・・・



1300年も続いてきた知恵を、便利さや安さと引き換えに消滅させるわけにはいかない。
ほとんどの大手メーカーは、経済性を追うばかりです。
そして、多くの消費者は、そういうものに「踊らされて」、目新しいものを求める。
はっきり言って、メーカーのいい「カモ」ですよ・・・

本物を、次代に伝える。
これは今を生きる私たちの義務だと思います!
だから、買って支えること、これが消費者にできる一番大切なことじゃないでしょうか。