月曜(日本時間だと火曜)に、
メジャーリーグのトレード期限があるんで、
トレードの噂が盛り上がってるところ。

でも、なかなか実際の動きは無かったんですよね。


やっと大きく動いたのが、
マリナーズがいるア・リーグ西地区のレンジャーズ。
地区3位とは言え、1位からたったの2ゲーム差です。

トレードの相手は、
ナ・リーグ中地区でカーディナルスに10.5差つけられた、
ミルウォーキー・ブルワーズ。


動いた選手は、

ブルワーズ→レンジャーズ:

カルロス・リー(30、外野手)
ネルソン・クルス(マイナー、26、外野手)

レンジャーズ→ブルワーズ:

フランシスコ・コルデロ(31、抑え投手)
ケヴィン・メンチ(28、外野手)
ランス・ニックス(25、外野手)
フリアン・コルデロ(マイナー、21、投手)


レンジャーズは、
オールスターのカルロス・リーを打線に加えて、
ラストスパートを狙ってます。

リーのここまでの打撃成績は、
打率.286、28本塁打、81打点で、
今のレンジャーズの誰よりも打ってます。

Lee

最近のレンジャーズの打順は、

1.ゲリー・マシューズJr.(中、両打ち)
2.イアン・キンズラー(二、右打ち)
3.マイケル・ヤング(遊、右打ち)
4.マーク・テイシェイラ(一、両打ち)
5.ハンク・ブレイロック(三、左打ち)

って感じで、
パワーのあまり無いヤングを3番起用してるんで、
無難なのは、リーを4番に入れて、

1.ゲリー・マシューズJr.(中、両打ち)
2.マイケル・ヤング(二、右打ち)
3.マーク・テイシェイラ(一、両打ち)
4.カルロス・リー(左か指、右打ち)
5.ハンク・ブレイロック(三、左打ち)

っていう打順じゃないかと思います。

実は、キンズラーの方が、
今年はヤングより良かったりするけど(笑)
(ヤングは去年の首位打者で、2年連続オールスター)


今までのレンジャーズの打線の中心はテイシェイラ。
去年は43本ホームランを打ったのに、
今年はここまででたったの14本。

今月(6本)に入ってからやっと本調子になってきたみたいです。


本来はもう1人のパワーヒッターになるはずだった、
ハンク・ブレイロック(一昨年はホームラン32本)も不調。

左投手が苦手なのが(打率.204)克服できてないし、
ここまでのホームラン12本は少なすぎ。


どうやってこれでペナントレースにいるかって言うと、
ゲリー・マシューズJr.の開花が第一の理由でしょう。

メジャー8年目で8つ目のチーム(笑)
通算打率が2割5分台だった選手が、
今年は先頭打者で起用してもらって打率.323。

守備でも活躍してます。
彼がホームランボールを壁によじ登って捕ったのは、
今年のメジャーのベストキャッチ。

このページ の、
07.01.2006 | Matthews' amazing catch
って書いてある右の350kってとこをクリックすると見られます。


投手陣を見ると、
抑えでは、クローザーになった大塚晶則が
防御率2.30、セーブ機会24回中21回成功と頑張っていて、
他の投手もそれなりにいい成績を残してます。

ただ先発投手の方は、
ベテランのビセンテ・パディーヤとケヴィン・ミルウッドが
それぞれ10勝しているんだけど、
2人とも防御率は4点台。


リーの補強でプレーオフに出るチャンスは十分あります。
でも、本当に頼りになる先発はいないわけで、
そっちの補強も無いとプレーオフでは厳しいかな、と。

(写真はESPNより)

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