ぐりまま旅行記

ぐりまま旅行記

イギリス南西部ミステリー紀行(2009年9月にイギリスを旅行した時の記録です)

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最後に宿泊したのはWinchesterの29 Christchurch Road
なんと、住所がそのままB&Bの名前になっているようだ。
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白い外観
ここもRegency styleのお家

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きれいな室内
飾られている絵画はオーナーの知り合いの方の作品だそうだ。
オーナーさんは人の良さそうな老婦人。お会いした時は両足が浮腫んでいて歩くのが少し大儀そうだったがお元気だろうか。

9月21日(月)の朝
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ダイニングルームで朝食
これがすっごくおいしかった!ニュージーランドから来たというビジネスマンと同席したが、こっちへ来る時の定宿なんだそうだ。曰く「食事がおいしいからね。」とのこと。なんと20時間もかかるらしい。ほとんど地球の裏側だからね~。
かつてイギリスからニュージーランドへ移民した人々は船で行っていたから、どのくらい時間がかかったんだろうか?おそらく故郷には二度と戻れないし、親戚や友人とも二度と会えないだろうという思いで出発したに違いない。
かつて七つの海に君臨した大英帝国。今でもニュージーランド国王(連合王国国王=イギリス国王と同一人物)を国家元首とするニュージーランドの人々にとっては、イギリスという国は心のふるさとだったりするのだろうか?

さて、朝の渋滞があるかもしれないからヒースロー空港まで2時間はみるべきだとのアドバイスに従って早めに朝食を摂り、朝食後は早々に出発。
でも居心地のいい宿だったので、機会があれば連泊してゆっくりしてみたいものだ。

結局のところ渋滞は大したことなかったが、空港内で迷った為にちょうど良く到着。
どこの国も空港内の道路は複雑怪奇で、迷いやすい気がする。なにしろ成田や羽田でも混乱するのだから、外国だとなおのこと。大体はレンタカー返却場所って会社にかかわらず固まっているので近くに行きさえすればわかりやすいのだが・・・。
ところで、例のリンウェイで車をこすったので心配していたが、初めは係員が反対側のみ見ていて気がついておらず、「こっち、こんなんなんだけど」と知らせたら「Oh, no!」みたいなことでカウンターへ行く様指示された。が、書類作製を見ただけで無罪放免。あ~、やっぱりfull insuranceにしていて良かった~。
ただカウンターが行列していたのでびっくりした。


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搭乗前にちょっと一杯
で、一緒に牡蠣も食べた。
ダンナくんはなぜかロンドンで牡蠣を食べたかったらしい。今回ロンドンには行かなかったが、ここも一応ロンドンだからま、いっか、ということらしい。

$ぐりまま旅行記-マダムバタフライ号
帰国便のVS900便
マダムバタフライ号という名前らしい。描いてある絵はオペラのマダムバタフライとはちょっと違うようだけど。

ホテル情報→http://www.bedbreakfastwinchester.co.uk/
29 Christchurch Road, Winchester, SO23 9SU
朝食付き2名1泊 85GBP~(クレジットカード不可)

さて2009年の旅行だったのだが4年もかけて書いてしまった。
今振り返ると、あんまりケルトでもなかったような・・・。
だいたい日程が非常にタイトだった。コーンウォールが思ったより遠かったのだ。やはり欲張り過ぎたのだと思う。
もしも日本からコーンウォールへ旅行に行くのならどうするのがいいだろう?ニューキーに空港があるようだが小さな空港の様で接続が悪そうだ。少し離れているがエクセターも調べてみたがやはり接続が悪くとても時間がかかる。となるとロンドンから列車で行くのがいいかもしれない。パディントン駅から夜行列車が出ているようなので、直行便で午後3時頃にヒースロー空港に着けば十分間に合いそうである。もしも景色を堪能したければロンドンで1泊して昼間の列車に乗ればいい。
今回はドライブ旅行だったが、イギリスの道路はおおむね走りやすかった。
まず、日本と同じ右ハンドル左側通行だということ。これだけでもかなり走りやすい。
そして日本の道路を走っていると、どんな田舎へ行っても山の中以外はだらだらと民家が続いていることが多く、こんな所に?と思うような場所を人が歩いているのに出会う気がする。それに対してイギリスでは民家は集まっていて、集落と集落の間は全然人が歩いていないのだ。なので歩行者を気にすることなく走ることが出来る。よくわからないが歩行者用の道は別にあるのかもしれないと感じた。
そのせいかどうかどの車もかなりのスピードでとばしている。ただし集落に近づくと思いっきりスピードダウンして、きちんと制限速度は守っている。日本では住宅地でもとばしている車が多いが、そこんところはメリハリよくきちんとしているようだ。
ちなみに時々カメラマークの標識があって、要するにオービスなのである。取り締まりは結構厳しいらしく、日本にまで請求が来たら大変なので制限速度は守るに限る。シートベルトとか車内での飲食も取り締まりがあるらしいので要注意。ただし今回の旅行中お巡りさんは見かけなかったけど。
慣れないと戸惑うが慣れるとすごく走りやすいのがRoundabout(ラウンドアバウト)。
交差点では信号機の代わりにラウンドアバウトと言われるロータリー状になっていて、基本的に停止することなく進入して(ただし小さなラウンドアバウト内を車が走行している場合は一旦停止。大きいものは複数の車線があったりして、その分混んでいるので入りにくいけど地元の人はガンガン入って行く)行きたい方向の道の手前で左折の指示器を出して出て行く。
これも歩行者がいないから上手く回るような気がする。もしも歩行者がたくさんいると必ず停止しなくてはならないので渋滞しやすくなってしまう。田舎しか行っていないのでほとんど渋滞がなかったけれど、ロンドンの渋滞は有名だし、ロンドン市内は信号機のある交差点も多いんじゃないかな?

最初ダンナくんにとって『寒そう、暗そう、メシまずそう』の三重苦のイメージだったイギリス。
終わってみると出会った人は親切だったし、お天気がいいと気持ちいいし、食べ物もおいしかった!というもの。なんと、また行きたい国に昇格したのである。そして私にとってもやっぱりまた行きたい国。コッツウォルズや湖水地方にも行ってみたいし、スコットランドにももちろん行ってみたい。機会があればいつかナロー・ボートの旅もしてみたいな~。などと夢は広がるのであった。

おわり