欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか
by読売オンライン
おもわず「えっそうなの?」という内容の記事です。
結論からすると「意志のない老人を無理やり延命させるのは非倫理的であり、むしろ虐待である」
という認識だからだそうです。
先日、実家に帰ったさいにTVで似たような番組が流れていて
父親いわく
「こんなになってまで生きたくない。俺の時はたのむぞ。」
私は以前にも聞いていたので間髪いれず
「ああ、遠慮なくとどめさしてやるよ」
と言ってあげたのですが
父「そう、かんたんに言われるとさびしいな(笑)」
私「どっちなんだよ(笑)」
となりました。
私自身はドナーカードも持っているので万一のときの処置は結構はっきりしていますが、
おそらく、残されたほうにとっては「心の準備ができているか」が大きいのではないかと思います。
口頭であれ、遺言であれ、本人の意思がはっきりしていればチューブを外すことへあきらめもつくかもしれません。ただ本人側の意思がわからず、家族側が決定しなければならないとなれば、これはなかなか難しいものでしょうね。日本の場合、「死んだときのことを考えるなんて縁起が悪い」という考えもあるとは思いますが。
ある住職さんの言葉です。
「準備がないと残されたほうが迷惑する。遺産もそうだし、葬式でぼられたりもそうだし。本当に家族のことを考えるのならばきちんと準備はしておきましょう。」