たこ焼き器、持ってる?
今日は半夏生だものね。
関西生まれだから、この日は蛸を食べる日。
これは去年書いたので、割愛ww
昨日と今日、R市でショートコースを経営されているRちゃんのところに行ってきました。
17Hあるトリッキーなコースの主Rちゃん、お年を召されたお母様のために、閉店売却を決めたのです。
コース内にお宅があるので、お家探しから始まりました。
「母が気に入ったところにしたい」と、何十件もお母さまを連れての物件探し
お母様も「ようやくここならいい!」と納得され
引っ越しも、いつもの仲間で一気にしました。
6月30日をもって、ショートコースは閉店したのです。
そして、ここに集ってくれた仲間に
最後にコースもお家開放して、楽しんでもらいたいという、Rちゃん親子の粋な計らいだったのです。
この時期にする、持ち寄りバーべキューも、やりました。
昨日はMAGO連れでしたので、私は帰宅しましたが、 さん含め12人お泊りでした。(各一部屋)
今朝5時にRちゃん宅へ
昨日バーベキューの最中に
Rちゃん「この中に、神棚に詳しい人いる?」と、ワイワイガヤガヤの中で声をあげました。
「うちのやつ、祖父母が神道やったから、よく知ってるぞ」
Rちゃん「ママ、母が神棚処分してもらうのに、明日神職さん来られるんだけど、何用意したらいい?」
「『神棚の納め』するのね?家も今年やったところなのよ
」ってことになり、みなで神棚拝見。
「Rちゃんのところのは、三方があるから、明日の朝、ここにこう並べてね。
入れ物間違ってるよ~!
お神酒を入れるのが一対の瓶子(へいし)、丸くて尖った蓋のあるのがお水の水玉」
「これとは別に用意するものは、榊・お酒は一升瓶・五色のお野菜または果物・半紙・新聞紙と袋」
Rちゃん「一升瓶いるの?そんなに使うの?五色のお野菜って何?」
「お酒は、明日になればわかるから、用意しておいてね
五色は五行説って聞いたことないかな?そこから来てるんだけれど
木=東=青龍=青、
火=南=朱雀=赤、
土=中央(天位)=黄、
金=西=白虎=白、
水=北=玄武=黒
見たことがない?映画の『陰陽師』で出てくる方角と方位を祭る四神と色なんだよ。
わかりやすいのは、お相撲の土俵の上の屋根に吊るされている房の色だよ」
あ~、あれか…東に青龍、西に白虎って結界はるシーンあったよね?
土俵の上の、屋根の房の色もそこから来てるんだ。 へ~~~。
Rちゃん「ママ、黒って野菜果物であったっけ?青・赤・黄・白はわかるんだけど、黒って・・・」
「うちのおばあちゃんは、黒米(炊くと赤くなる)を洗米して乾かした物や、黒豆だったり、
昆布だったりを供物に入れてたよ。みなお祝いの時に使うよね?お正月とかさ・・」
へ~~~、なるほどね~~。
Rちゃん「半紙は何に使うの?榊につける、ばさっばさっていうあれ?」
「紙垂(しで)のことね、それは神職さんが持ってこられると思うよ。
半紙はこの中に納められてる三つのお札と神鏡を包むの」
Rちゃん「どうして三つってわかるの?」
「神棚が東か南向いてたら、天照大御神様が一番前にあって、
次が氏神様、三番目がその他の崇敬する神様なのよ。
神棚が西向いてたら出雲大社、正式名いずもおおやしろの大国主大神様だよ」へ~~
Rちゃん「新聞紙は?」
「注連縄外した時、包むのに使うの。注連縄は結界の役目してるんだよ。半紙じゃ無理でしょ」へ~
「お酒、一升瓶で、必ず2合ほど残して渡されるから、それは飲んじゃだめだよ
」
「『神棚納め』が神職さんが終わりましたと言ったら、
外したお社、神鏡、お札、しめ縄、使った榊など袋に納めて帰られるから、それを入れられる袋ね」
Rちゃん「お金の表書きなんて書けばいい?」
「『お焚上料』『御礼』のどちらでもいいよ~」
「こいつの実家、畳一畳もある神棚にお社3個ある。天井に『雲』って半紙に書いてある。
あの『雲』はここにはないぞ」
「うちは狭い2階建ての一階に、神棚あるでしょ。神様の上を歩いたら失礼な事。
『雲』 って書いてあるのは『神様は天上にあるべきもの』って意味があるのよ。
Rちゃんちは、建物の最上階に神棚あるじゃない。で、屋上は上がれないから、これでいいの」
一通り説明して、みんなバーベキューに戻る。
Rちゃんと階段降りて踊り場に来たところで、ふぅ~~っと、男の人が横切りこちらに向いた。
あれこの人、Rちゃんのお父様じゃない
思わず立ち止まった。
Rちゃんは気づいてない、お母様にで『神棚納め』の説明してた。
「Rちゃん、Rちゃん
すぐ横にお父様いらっしゃるよ」
Rちゃん「えっ父が
ママ何言ってるの
父はもう・・・・」
「だから、横にいらっしゃるって・・・・」おもわずペコリと頭を下げた。
Rちゃんのお父様は、10年前に大腸がんでお亡くなりになり、告別式のお手伝いも私たちがした。
そんな事解ってる。
私に穏やかなお顔を見せて、すーーーーっと天井に消えた。
私の目線を追ってたのか、Rちゃんの目から涙がこぼれた。
Rちゃん「今、、なんか、、、すごく・・・体が温かくなった。・・・なんかハグしてるみたいな感じがした。
体の芯から、ぐわっっと・・・・ママ・・・・なんか…懐かしい暖かさ・・・・」ポロポロ泣いてた。
「よかったね、伝わったんだね~・・・。でも泣いてたらみんな心配するから、
上に少し戻って落ち着こうか 」
二人で上に戻って、私はベランダでたばこを一服。
そっとしておいたほうがいいと思ったんだ。
10分ほどして、Rちゃんも一服しにきた。
「ごめん、怖がらせちゃったかな?」
Rちゃん「怖くはなかったよ・・・父が一代でここまで築いたのに、
母のためとはいえ、申し訳ないと、ずっと思ってたのが、楽になったよ。
知らせに来てくれたのかなぁ~、なんかね、背中押された感じもしたよ。ありがとう!ママ」
「夜
大丈夫?おトイレいけなかったりして・・
」
Rちゃん「 大丈夫だよ、重荷が一つとれたよ~」
遅れてみんなの所に戻った。
彼女は「もう一度ママと確認してた」と言って、笑顔だった。
そんな不思議体験でした
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