イッセイミヤケ
- ¥7,500
イッセイミヤケのフレグランスラインで注目は、「ロードイッセイ」。
92年にデビューするやいなや、世界中に一大センセーションを巻き起こしたと語りつがれています。
なぜ
これまでのフレグランスとは一線を画する香り、と私の調香の師は言います。
「オゾンノート」というこれまでのカテゴリーにはなかったジャンルを提唱、確立した作品。
この香水の登場が、その後のフレグランスの世界を大きく飛翔させるきっかけとなったのは
間違いありません。
フローラル、フルーティー、シプレ・・・
ノートと呼ばれる香りの基調をグルーピングした表現ですが、
このどれにも当てはまらない、革新を湛えたイッセイの水。
私は、調香の勉強の中でサンプルの一つとして出会いました。
自分なりにオゾンノートをイメージしてからテスティング・・・。
ショック!!
強烈、というわけではなく・・・。
本当に、コレまでの概念にはない組み立てでした~~。
まずトップノートに驚かされました。
メロンやスイカの香り、と言われる事が多いですが、私が感じたのはトマト。
それも昔ながらのちょっぴり青さの残った露地もの。
なのにミドルはスイレン、シクラメン、フリージア、ローズウォーター、カーネーション、白ユリなどの
花々がふわ~~っと。
白に近い透明なイメージ。安らぎと清廉。
ラストはオスマンティス、ムスク、チュベローズ、アンバーなど。
香料的には官能的なはずですが、むしろ優しさ、穏やかさが強いです。
円錐のボトルも素晴らしいです。
テスティングするたびに、違う場面、イメージ、幻想の世界へ誘われた、そんなフレグランスです。
マライア・キャリーも愛用しているとか