私、好きなことがわからないんです
そう言って来られる方が時々いらっしゃいます
なぜでしょう
好きなことなんて、訳もないことでしょう~と思う方もいるでしょう
案外そうでもないようなのです
私も一時期、そんな頃がありました
というより、考えないようにしていたというほうが正しいかもしれません
わからない方の理由には
幼い頃に好きなことを禁止された、
またはバカにされたということがある
少し大きくなってから、そのことが自分より上手な人に出会い才能がないと思いやめてしまった
好きなこととは、特別なことでさらに特技と同一視している
等があります
私達は育つ過程でいろいろな価値観や常識を覚えていくのですが、時々思い違いをしてしまうことがあります
禁止された、バカにされたというトラウマは大人である、今のあなたから見てそれは本当にいけないことだったのか?見直す必要があります
親兄弟だったり、友達だったりするのですが、ほとんどの場合心ない行為で相手は忘れていたりします
本人も傷ついたことさえ忘れている場合もあるのですが、心の傷が浮き上がると思い出します。その時にすべてを許すことで解消されていきます
自分より上手な人に合い自信を失ってやめてしまった
親や時代の価値観に競争意識が強い場合に無意識にその影響を受けています
好きなこととは
他人とくらべることや、他人が評価することではないということ
を再認識する必要があります
好きなこととは、分かり易いことだけではありません
サッカー、野球、ダンスをする、歌を唄う、ギター、ピアノを弾くなどはわかりやすいのですが、掃除が好き、片付けるのが好き、お年寄りが好き、赤ちゃんが好き、靴が好き、文房具が好き、・・・狭くて、小さな好きもたくさんあります
特技とも違います
好きで始めたものが、上手になったり詳しくなったりはするでしょう
ですが、好きになる最初の動機にできるからというのはないですよね
セッションでは、手先を動かして細かい作業をするのが好き
人にお料理をふるまうのが好き、ずっと話を聴いてあげるのが好き
という方がいらっしゃいました
特技にも感じるのですが、ご本人にとっては普通のことなのです
好きは見つけるものではなく感じるもの
恋愛はするものではなく堕ちるもの
(先日観たドラマの台詞です・・・笑)
そんな感じでしょうか・・・