「ブラチーノの冒険 1/11」の初っ端で、
「ショタはもちろんロリもおじさまもそしてコケティッシュな美女まで登場!
あらゆるニーズに応えてくれるとっても素敵な映画です!」と書きましたが、
そういえば若手のイケメン男優出てこねーわあらゆるニーズに応えてないじゃん!と
今頃気付いたサーシャです。オイヨイヨイヨイ。
(ロシア語で「やれやれ」の「Ой-ой-ой-ой」が可愛いとかねがね思ってるんですが、
カタカナにすると可愛くなくって実に残念である、オイヨイヨイヨイ。)
2/11の続きの前にブラチーノ発生動画をご紹介。
1/11で歌詞の日本語対訳を載せた主題歌のロックアレンジです。
但し二番と三番の歌詞が入れ替わってます。
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メンバー総出でコスプレまでするとは……いいぞもっとやれ。
日本でもこんくらい本気でおバカなPV作ってくれたらいいのにー。
さて2/11の続きを。1:34からです。
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「喋るコオロギはブラチーノに賢い忠告をします」
パパのいぬ間に手回しオルガンで遊ぶブラチーノ。
ジョゼッペさんに「手回しオルガンが壊れちまった」と言ったわりには
壊れてなさそうよパパ・カルロ?
それにしてもブラチーノ可愛い。
喋るコオロギがブラチーノをたしなめます。
「何度も言ってるだろう、ブラチーノ。
手回しオルガンに触っちゃいけないよ。古いものだし壊れてるんだ。」
「どこも壊れてないよ。」
「年老いた父親のことを考えなさい。今やお前はカルロにとって唯一の希望なんだよ。
手回しオルガンがないと物乞いして回らなければいけなくなるんだ。
飢えと寒さで死んでしまうよ。」
「死にっこないよ!」
「ああ、哀れなカルロ。どんなにか助手をほしがっていたことか!
一緒に家々を回って歩くんだね。」
「家々だって!」
大笑いしたはずみでブラチーノは壁に後頭部をぶつける。
「年上に逆らうんじゃないよ。」
ブラチーノは手回しオルガンから離れる。
「うんざりだ!」
「パパ・カルロはどこ? おなか空いた!」
布に描かれた暖炉と鍋の絵を本物だと思って駆け寄るブラチーノ。
尖った鼻で布に穴を開けてしまう。
ここまではピノッキオオリジナルと同じですが、
ブラチーノが穴から覗いてみると布の後ろに何やら扉が見えます。
「綺麗だなあ!」
「ブラチーノ、言葉遣いには気を付けなさい。ろくなことにならないから。」
ブラチーノは何か言い返しますがヒアリングできず。オイヨイ。
「わしはこの部屋にもう100年も住んでいるのだ。」
「100年!? もう十分だろ? 今は僕が住んでるんだから!」
「聞きなさい、ブラチーノ。いたずらはやめて学校に行くんだ。」
「まだ言う気? 放っておいて!」
「そうかい、なら好きにしなさい。お前がどうなろうとわしには関係ないしね。」
「どうして?」
「何故かって? お前には木でできた愚かな頭しかないからさ。」
「また馬鹿にしたな!」
怒ったブラチーノは槌をコオロギに投げつける。
「老いぼれの虫けらめ!」
ピノッキオオリジナルだとこの槌が直撃しコオロギは死んでしまいますが、
ぎりぎり外れてなんとか無事だったコオロギさん、
割ってしまったつぼを片づけようとするブラチーノを笑います。
「恐ろしい冒険がお前を待っているだろう、ブラチーノ。」
「まだいたの!」
「哀れな子だね、ブラチーノ。お前は泣く羽目に陥るだろうよ。」
「行っちまえ!」
コオロギ退場。入れ替わりにシルエットと声のみですがネズミ登場。
前半はいまいちヒアリングできませんでしたが、
100歳の何とかがどうとか言ってて、
ブラチーノが「この家の主人は僕だ。」と返したり、
「この家のパン屑は全部私のものだ! 食ってやるぞコオロギ!」とか言ってますので、
おそらく食糧を取り合っていたコオロギの後釜がブラチーノなのだと勘違いしたのかと。
襲われてネズミの穴に引きずり込まれそうになるブラチーノ。
「助けてパパ・カルロ!」
間一髪のところでパパ帰宅。ブラチーノを救出します。
「まったくお前は……馬鹿な子だね。」
原作どおり、パパ・カルロは生のタマネギを買ってきてブラチーノに食べさせます。
他に何かなかったのか?
新しいぽんぽんつきの三角帽をかぶって喜ぶブラチーノ。なんて可愛いんだ!
「それは何?」
「読み書きの本だよ。これを持って学校に行きなさい。」
読み書きの本も可愛かー。ほんと細部までこだわってるなあ。
「パパ・カルロ、コオロギにも学校に行けって言われたよ」
「そのとおりだ。ぼうや、コオロギはとても賢いんだ。言われたとおりにしなさい。」
「パパ・カルロ、ジャケットはどうしたの?」
「気にするな。しっかり勉強するんだよ。」
ブラチーノはパパ・カルロを抱きしめる。
「売っちゃったんだね。
大丈夫だよ。ちゃんと勉強して大きくなったら、新しいジャケットを千着買ってあげるから。」
息子を抱きしめ返すパパ・カルロ。
「コオロギ、ねえコオロギ。僕は人間になってみせるよ!」
(ここの科白も全部はヒアリングできず……でもだいたいこんな感じのはず。)
このシーンのパパ・カルロの表情が絶妙すぎてね、もうね。
抱いてくれ!って言いたくなりますね。但し性的な意味ではなく。
ブラチーノも一体この子どんだけの数の子役の中から選び出されたのか。
当時9歳の映画初出演なのに何この安定感?
くるくる変わる表情に引き込まれます。
そりゃパパ・カルロも即座に親馬鹿と化すわ―。
まだちょっと残ってますが今回はここまで。
次回、「ブラチーノは読み書きの本を売って人形劇場のチケットを買います」
ここで売らなきゃ話が進まないとはいえブラチーノめ……。