君の名はエーリ。 | Эта музыка будет вечной - この歌は永遠に続く

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大好きなロシアのロックを毎日せっせと訳しています。リクエストも受け付けますので歌詞を知りたいロシア語曲がありましたらお気軽に!

月曜日は土曜日に始まる。-2010032115110000.jpg


意外と少なかった本場チェブの中でも郡を抜いて絶望的に可愛くなかったチェブラーシカ。
パルチザンスカヤ駅のДетский Мир(「子供の世界」の意。服やらおもちゃやら子供用品の専門店。)にて激写。
ソファーらしいですが座りたくありません。片目取れても気にせず展示し続けるのがロシアです。


携帯の充電はちゃんとできていたんですがブログ更新しようにもある日からいきなり完全圏外になりました。それも私の携帯だけ。
銀行の残額が足りなくて先月分の料金が引き落とされず携帯止められたのかと思いきや、日本帰ったら普通に通じたよ!
何が世界対応ケータイだこれじゃただのデジカメじゃねえか!


まあそんなこんなだったので、留学中に投稿できなかった記事を今改めて。

ちっさい頃から私は「オズの魔法使い」が大好きで、ロシア語訳が欲しかったのだが一軒目の本屋では見つけられなかった。
二軒目でようやく発見したと思った。何故なら表紙と挿し絵が明らかにオズだったから。
しかしタイトルに「ОЗ(ロシア語表記だとこうなるはず。)」の文字はなかった。
直訳すると「エメラルドの都の魔法使い」だったが、ロシアではそういうタイトルなんだろうと信じて挿し絵が一番可愛いのを購入した。
寮に戻ってさっそく読もうとしてみた。一気に全部は無理でも少しずつ。
が、早くも一行目の時点で何かがおかしいと気付かされた。

「広大なカンザスの草原の真っ只中にエーリ(Элли)という少女が住んでいた。」


……誰だよエーリーって?
ロシア版ではドロシーがエーリになるらしいとどうにか自分を納得させようとしたのだが。

「エーリの父親のジョンは農場で働いており、母親のアンナは家事にかかりきりだった。」

だから誰なんだよジョンとアンナ?
ヘンリーおじさんとエムおばさんがエーリとかいう子の実の両親になっている!

ページ飛ばして確認したらオズはグドゥヴィンでした。そりゃタイトルにオズの文字がないはずだ!
名前だけでなく細部もちまちま時々がつっと違うんです。
竜巻を起こしたのは東の魔女ってことになってるわ犬のトトが喋り出すわ、
北の魔女に至っては「ある三人が秘めた願いを叶えるのに手を貸してあげれば大魔法使いグドヴィンはあなたをカンザスに帰してくれることでしょう。」とエーリに交換条件を持ちかけてくるわ、
あっ、ライオンに会う前にドロシー、いやエーリが人食い鬼みたいなのに拉致られた!
何だこれ子供向けに易しく編み直したってレベルじゃねーぞ?
疑問符が飛び交う中、表紙をよくよく改めてみてやっと、どこにも作者のボームさんの名前が記されていないことに気がついた。
訳者じゃないのかА.М.ヴォルコフ! ほんと誰なんだよお前!

あまりにも突っ込みどころ満載すぎだったため宿題の日記のネタにして、「Что это такое?(何よこれ?)」で締めくくったら、
「新しく書き直した作者ですよ。」とのコメントがごくナチュラルに返ってきた。それってありなの!?