おはようございます。
今朝は松本でブログを書いています。
今朝の気温はマイナス1度
寒いですわー!
体がかなり湘南体質になり
この寒さが身にしみます。
でも、この寒さがやっぱり好き。
実は先月末に、母がなくなりました。
85歳なので、大往生だと思います。
私は幸せな事に、この歳になるまで
両親が健在でした。
だから、そのこと自体が幸せな日々だったと思います。
本当に感謝しています。
昨年の4月から、市内の老人ホームに
入居させていただき、手厚い介護をしていただきました。
私は拠点が関東のため
月に一度帰省し、一週間ほど
松本に滞在し、母を見守っていました。
母は主婦でしたが
結婚前から、洋服の仕立ての技術を
習得していたため、
家事をしながら、仕事もこなしていました。
いわゆる看板こそ出していないけど
個人事業主として、お客様を持ち
コツコツと裁縫の仕事をしていました。
お葬式のときには、ご近所さまから
『よく、洋服のお直しをしてもらってたんですよ〜』
『ワンピースを作ってもらいました』
など、この数年前まで、母が現役で、
仕事をしていたことを実感しました。
洋服ダンスの中には、手作りの洋服が
たくさんあります。
老人ホームに入居の頃から
母が、これから着れそうにない服は
少しずつ量を減らしていきました。
そして、あまり着ていなく、新しい服だけを分けておき、お通夜の日に
母の姉妹に好みに会うものだけ、
持ち帰ってもらい、気持ちよく処分ができました。
親の持ち物は、自分の物以上に、
手離すには勇気がいります。
片付けの仕事をしている私でさえも。
だから、一般の方は、もっと勇気がいるはずです。
物一つ一つに、思い出もあるし、
切ない気持ちになるのです。
でも、永遠にとっておくわけにはいかないし、いつか片付ける日がくる。
今年になってから、50代のお客様の
オーガナイズにいく事も
増えてきました。
老人ホームや病院に入院していたり
または、もうご両親が亡くなっていたり。
ほとんどの方が、途方に暮れています。
それは物の量の多さと、手離す決意が
できないから。
あとは、何を残したらいいのかわからず
もやもやとした日々が続いているなど。
今回、母の経験をしたことで
この気持ちに寄り添える自信がつきました。
これから、そのような経験をする方に
お伝えしたいのは、
『ご両親が健在のあいだに、物を少しずつ減らしていく』
その方法は色々とあると思います。
でも、始めるのは早い方が良いと思います。
親が高齢ならば、なおさら
意識のある時に、一緒に話をしてみてください。
私も、物を通して、この四年ほど
両親と話をする時間を増やしたことで
知らないエピソードをたくさん聞くことが
できました。
近い身内ほど、日々のことの
話をしていなかったことに、気づかされたました。
父は84歳なのですが
マウンテンバイクに乗り、買い物もいくし
家事もなんでもこなします。
だから、私は本当に運がいい。
今回改めて
自分の事が自分でできる人は
まわりに迷惑をかけず
ずっと、人間関係を築けていけるのだと
実感しています。
わたしもそんな人になりたい!
今回は改めて、父の偉大さに気づきました。
日本は、これから、どんどん高齢化社会になっていきます。
だからこそ、1人1人が、自立し
家事をこなせたら、そんなに怖がらなくても良いのだと思います。
ライフオーガナイザーのしごとは
お客様と一緒に、暮らしの仕組みを
作っていく仕事。
今まで、片付けが
苦手な方でも大丈夫です。
まずは自分の物量を把握し、時間をかけて
片付けていけば、必ずできるはず。
だから、もやもやして
できない方は、ぜひライフオーガナイザーに頼んでみてください!
どなたに頼んで良いか迷われた方は