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Graceful Days

おトクな海外留学のグローバル・グレイス代表 坂本 千恵実の日々

大変長らくご無沙汰しておりましたがあせる


おかげさまで先月7日、無事元気な女の子を出産致しました顔


Graceful Days-産院


これまでは、いつ死んでも悔いはないと思って生きてきた私ですが、


もし今この子を残して死んでしまったとしたら・・・


いやだ、死にたくないうるうる


この子の成長を見届けるまでは、長生きしたい


そう思うようになってしまいましたしずく


両親がどのように自分を愛し育ててくれたのか、実感する今日この頃です*花* 青

11日に発生したマグニチュード9.0の東日本大震災。


地震・津波による凄まじい被害を受けたたくさんの街や村、信じ難いほどの死者・行方不明者、避難者の人数・・・


地震大国といわれる日本の歴史史上でも最悪の事態が起こってしまい、この数日間、日本国民の誰もが筆舌に尽くせないようなショックを受けていることと思います。


それにしても腹立たしいのは福島原発のこと。


原発関係者が言うには‘過去’に起こった地震にはすべて耐えうる設計だったが、‘未来’(=今回)’に起こりうる過去以上の地震に対しては‘想定外’だったとのこと。


だけど原発にずっと反対していた人たちからすれば、全くもって‘想定外’などではなく、こうした事態になりうることが容易に考えられるから、反対していたまでのこと。


それを今更『心からお詫び申し上げます』と言われても、まったくもって許すことなどできない。


もちろん、今最前線で命がけで対処に当たって下さっている作業員の方たちには敬意を持って感謝しているし、任務を成功させて無事生還して欲しいと心から祈っています。


それに、節電・計画停電は多いに歓迎でむしろ積極的にさせてもらうけど、周辺住民の訴えを無視して原発を無理やり作った幹部の人たちに『ご協力をお願い致します』と言われても、『はい、わかりました☆皆で協力してがんばりましょう!」とは、ちょっと素直に思えない。


だけどこの信じがたい惨劇の中にあって、希望に思えることは唯一つ、この大失態をきっかけに日本国民の原発に対する意識ががぜん高まり、世界的にもっと安全な代替エネルギーに移行するきっかけを、この日本から生み出すことができるかもしれないということ。


そうでなければ、今回のこの大惨事で命を失った人々、被害にあった人々に対する償いは到底できるものではないし、未来の子供達に対する申し訳も立たない。


ちなみに今しがた、マグニチュード6.0の大きな地震が静岡県東部を震源として、また新たに発生しました。


静岡には浜岡原発がある。


福島原発のようなことにならないことを、今はただただ、祈るのみです。。。


NZクライストチャーチの大地震から1週間以上・・・いまだ身元不明の日本人留学生のご家族が、今日やっと崩壊したCTVビルの現場に訪れることが許可されたとのこと。。。


しかし対面することは叶わない。。。とても近くにいるのに。。。どんな想いでNZに渡り、許可が出るのを待って、やっとの想いで現場にたどり着き、短い時間滞在し、またそこを離れなければならなかったか。。。


本当に心が痛むばかりで、やるせないです。


しかし自然災害はどこにいても起こる可能性のあるもの。


まして地震ならば、日本のほうが発生頻度はNZよりも高く、巻き込まれる可能性は高いはず。。。


地震でなくても、飛行機に乗る限り落ちてしまうかもしれないリスクは常に覚悟しなくちゃいけないし、ただその辺の道を歩くのだって、交通事故に遭う可能性がある。。。


思えば私が留学をしたのは1999年の春。


今となってはくだらない理由だけど、動機のひとつとして、ノストラダムスの人類滅亡説があった。


‘どうせ死ぬかもしれないなら、まだ見ぬ地を訪れてから死にたい’


今なら‘最期は家族と一緒にいたい’と思うところだけど、その当時はまだまだ20代前半。


好奇心のかたまりで、やってみたいことも行ってみたいところも山ほどあった。


もしもあの時、何かの災害や事故に巻き込まれていたら・・・(実際、当時のロンドンでは週末ごとに繁華街で爆破事件が起こっていました)


家族はきっと、私を送り出したことを後悔して、悔やみに悔やんだことと思う。


だけど私はきっと、留学したことに後悔はしなかったと確信できる。


留学中はそれまでの人生の中で確実に楽しい最高の時間であったし、むしろ、まだ何も行動に移せていない段階で、何も見ずして日本で死ぬことになっていたとしたら、その時の後悔はものすごかったに違いない。


生と死は常に隣り合わせ。


明日はどうなるか誰にもわからない。


だから、大切なのはやっぱり‘今’


いつ何が起こっても後悔しない生き方をするべきで、それを常に意識していれば、おのずと‘今やるべきこと’が見えてくる。。。


今回のNZ地震で、改めてそういった想いを強くしました。



一刻も早い身元不明の方々の救出とNZの復興を心から願っています。