オセロを一気にひっくり返した貴方へ

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さて。
ここから先は、想像の世界です。

事実ではなく、推測…いえ、憶測の領域。
そこを踏まえた上で、お読み下さい。
(アメンバー限定にしようか迷いましたが、全体公開にしました)


仙名彩世さんの娘役トップ大抜擢。

近年、その抜擢をこんなにも驚かれ、こんなにも祝福されたジェンヌは、北翔海莉さん、妃海風さん以来だと思います。

驚きとしては、みっちゃん(北翔)の時以上かも。

新人公演ヒロイン経験がないトップ就任は、朝海ひかるさん以来ですね。
(朝海さんは男役なので、同列に並べていいのか迷いますが)

花組トップ娘役の椅子が空くとわかり、「仙名さんなら、いいな」と思う人は多かったと思います。
同時に、「でも、あり得ないよね…」という諦めとセットで。

私もそうでした。
仙名さんになってほしい。
でも、それはあり得ないのだろう…と。

なぜ、そう思うのか?

それは、劇団の娘役トップ抜擢の傾向をみて、そう刷り込まれてたんですね。

「(比較的)若い学年での抜擢」
「強力なスポンサーの存在」
「何らかの意向が働くこと」

…といった要素が思い浮かびます。

男役の場合、「人気」すなわち「集客力」という要素も無視できない……どころか、かなり重視されますが。

人気があれば、大きなバックボーンがなくても、上を目指せる可能性がある。

……というか、人気こそが何よりのバックボーンと成り得るでしょう。

娘役も、目に見えて人気があれば、それも加味されそうですね。
愛希れいかさんは男役並みの人気があるようにお見受けしますが、かなり例外的かもしれませんね。

私は娘役に心奪われて、タカラヅカに引き込まれたクチです。

ただ、その娘役は「男役の女装」だったんですがね…。
見事に騙されたぜ……もう……もう……大好き♡

……失礼しました。

娘役が魅力的だから、男役がより素敵に見える相乗効果は無視できません。

娘役の能力って、男役以上に高度かもしれません。

自身の芸を高めつつ、一歩下がって男役を立てる。
むしろ、他者を引き立てる為には、上手ければいいって訳じゃない。
それでは、相手を食いかねません。

娘役の本分は、男役を立てる事にあるならば、相手のレベルに合わせる事が必須となります。

相手に合わせる為には、相手に優る実力が必要です。
相手をはじめとした周囲をみて、さじ加減を計る余裕が必要です。

そんなスーパー娘役、そうそういません。

仮にいても、引き上げてもらえるとは限りません。

仙名さんは94期主席卒業。
歌唱、芝居、ダンスと、どれもハイレベル。
容姿も申し分なく、小柄な男役にもマッチする華奢な体躯。

そして、稀有な「スーパー娘役」の一人ではないか…と推察しています。

それなのに、新人公演でヒロインに抜擢されなかったなんて。
むしろ不自然に思えます。

実力も容姿も申し分ない…どころか、実力はずば抜けている。
なのに、なぜか不遇。

この事実から透けて見えるのは、少なくとも仙名さんには、強力なバックボーンはないんだろうな…という事ではないでしょうか。

今回の人事も、もしかしたら、他に強力な候補がいた可能性は否めません。

誰もが驚いた、サプライズ人事。

これは誰が仕掛けたのか?

もう「比較的若い学年」とはいえず、強力なスポンサーもいない。

最後のカードは「誰かの意向が働いた」ですが…。

もし、その誰かが「劇団経営陣」なら、仙名さんは蘭乃さんからバトンを受け取った気もします。

蘭乃さん退団当時に比べ、理事長が交代し、かなり人事の傾向は変わりました。

「海外ミュージカルを上演できるだけの実力を備えた人材」を重視しつつあります。

だからといって突然、手のひらを返すような大抜擢は、なんだか不思議です。

ここで、一つのケースが思い浮かびます。

比類なき歌姫であるにも関わらず、トップ娘役の芽はなかろうと見られていた妃海風さん。
北翔海莉さんの意向が働き、相手役に選ばれた…と推察した人は多いですよね。

仙名さんの場合も、そうなのかもしれません。

最も密接な関係を築くひとが、彼女を強く希望した可能性が考えられます。

花組では、蘭乃はな、花乃まりあと他組から落下傘のトップ娘役が連投。

大方の予想は、「組内昇格なら、次期候補は城妃美伶だろうな」でした。
これまた、他組育ちです。

加えて、現在は男役トップスター・2番手とも、他組育ち。
(明日海りお・月組育ち/芹香斗亜・星組育ち)

宝塚は一つ(by 朝夏まなと)ですが、生え抜きを望む組ファンや、生え抜き重視派もいる事でしょう。

実力が高く、安定感抜群で、生え抜きの花娘。

仙名彩世を選ぶ事は、トップ男役にも、花組ファンにも、劇団経営陣にも、すべからくプラスに働きます。

最終的に、その人事を裁可したことで、劇団経営陣は「英断を下した」とファンから見直されます。

スポンサーにおもねるより、よほど強力な梃入れになる事でしょう。

企業イメージが上がりますから。

逆に言えば、それくらい硬直化してたのかもしれませんね。
トップ娘役の人事は。

「仙名彩世を、トップ娘役に抜擢」

その、たった一つの事実が、こんなにも驚きと賞賛を招くなんて。
劇団は想像できたでしょうか?

黒が優勢だったオセロの盤上を、一気にひっくり返りました。

「宝塚歌劇団の経営陣は、捨てたもんじゃないな」
「やるな、劇団さん」

そう、快哉を叫んだファンは多いでしょう。


何が、オセロを逆転させたのでしょうか。

腐らずにしっかり脇を務め上げてきた仙名さんの努力と志の高さは、もちろん大きいと思います。

「実力派を引き上げて」と望んできたファンの声も、無視できません。

裁可した、劇団経営陣の判断力も素晴らしい。

それらが、結実するきっかけを創ったひと。
おそらく最初に声を上げ、意思を伝え、仙名さんを強く希望したひと。
広い視野で、いろんな立場、いろんな人の気持ちを酌んだひと。

その人の勇気なくしては、オセロの逆転は起こり得なかったと思います。

これから、仙名さんと二人、どんなコンビネーションを紡ぎ出してくれるのでしょうか。


本当にありがとうございます。

地道に丁寧な仕事を重ねてきた、仙名彩世さん。
応援と批評の声を上げてきた、宝塚ファンの方々。
最終的に英断を下した、理事長はじめ、劇団経営陣の皆様。

そして、明日海りおさん。

本当にありがとうございました。



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