Gポイントで働いていると、マスコミの人に必ず聞かれるのが競合はどこか?という質問です。


ポイント交換専業という分野では、本当の意味での競合はありません、と答えるのですが、なかなか納得できない様です。


尊敬する消費生活評論家岩田昭男先生によると、マスコミの人は中立的な記事を書くために、必ず同業他社も比較するということです。その意味で比較されることが多いのがネットマイルです。


たしかにネットマイルもポイント交換があります。


他社ポイントからネットマイルに変わるのが、ネットマイルサイトに表示してある会社数で19社。ネットマイルから他社ポイント、航空マイル、電子マネーに変わるのが、サイトに表示されている会社数で30社です。


これに対し、Gポイントは他社ポイントからGポイントに変わるのが現在73社。Gポイントから他社ポイントに変わるのが101社です。


提携企業数は圧倒的にGポイントが多いのですが、見た目は同じように見えるのも無理ないかもしれません。


しかし決定的に違うのは、ポイント交換の考え方です。


セシールはネットマイルともGポイントとも提携していますので、この例を取りましょう。


セシールからネットマイル、ネットマイルからセシールは次のようになっています:


100セシールポイント = 100ネットマイル = 50セシールポイント


つまりセシールポイントはネットマイルに変わると、50%目減りしてしまいます。


それに対してセシールポイントからGポイント、Gポイントからセシールポイントは次の通りです:


105セシールポイント = 100Gポイント = 95セシールポイント


Gポイントだと、目減りは片方向1回の交換につき5%のみです。


Gポイントはポイント交換所なので、ポイント同士の交換がコンセプトで、最小限の目減りしかありません。


全く目減りのないポイントも多く、なかにはゴルフダイジェスト・オンラインポイント のように、ポイント交換すると2割増えるポイントもあります。


これに対してネットマイルはネット上の共通ポイントというコンセプトですので、ポイント同士を交換するというビジネスモデルではない様です。


似て非なる物。それがネットマイルとGポイントです。