■前回のブログで2017ミュージカル「アニー」孤児役のラインナップをお知らせしましたが、指導で接点のあった4人の中で関東圏外在住の子を一人紹介したいと思います。地方で全国区のミュージカルを目指すのは、なかなか難しい現状があります。それを乗り越えての合格でした。
■この春お母様からの相談がありました。諸事情により前のレッスンに通えなくなり、練習がうまくいかず自信をなくしていて、ミュージカル志望をあきらめるべきか迷っているご様子でした。
そこで初回レッスンでは、お世辞ではなく適正な評価をし「いい面」と「課題になる面」両方を伝え、レッスンメニューは深刻にならないように、楽しめるプログラムで構成しました。
楽器をやっていたことで音楽的な素養もあり、スポーツで鍛えた健康的な明るい元気さがありましたので、あと半年あれば思い悩むことは不要と伝えました。
レッスンの翌日、お母様からメールをいただきました。
「『とてもわかりやすいし楽しい。自分では上手に出来なかったと思う事でも先生は励ましてくれるから嬉しかった。』と、娘が笑顔で嬉しそうな表情で話してくれました。話をしているうちに目に涙を浮かべて色んな気持ちを話す姿を見て、たくさんの思いを抱え込んでいたんだなぁ…と改めて感じました。」
■それから起死回生をかけて、毎週定期的にスカイプレッスンを月4回のペースで進めることになりました。課題面は、発声の癖の修正でした。癖はかなりきついものでしたが、ニュートラルな発声に戻そうと地道な基礎トレばかりに時間をかけ、少しずつ調整が進んでいきました。
3回目くらいのレッスンの翌日、お母さまからのメールです。
「前回のレッスン後から声の出し方が変わってきた事に驚いております。
そして、先生が娘の明るさに『何か良い事あったの?』と聞いてくださったようですが、あの明るさと嬉しそうなテンションは、レッスンを受けるのが楽しみでしょうがないという表れです。『とにかく楽しい!』『わかりやすい!』『先生のレッスンをもっと受けたい!』の連呼です(笑)。個々の症状を見ながらレッスン対応して下さる事、有り難い気持ちでおります。」
■順調にスカイプレッスンは進んでいたにもかかわらず、意外にも6月下旬に「アニー」を受けるかどうか悩んでいるとの相談がありました。
「最近アニーオーディションに対しての本人の気持ちは、『もう受けなくていい…』っといった感じの状況です。大山先生のレッスンは楽しいし歌も好きになってきていても、アニーの演技に対しては嫌悪感みたいなのがあるように感じています。」
本当は心底オーディションを受けたいのに躊躇している状況、お母様にとっても悩ましいですね。
さて、長くなりましたので続きは次回に。
(ブログの掲載は、「自信がなかったり、もう嫌になりそうなお子さんにとって勇気となるのであれば嬉しい」と、お母様にご了解いただいてます。)
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