味わい深いように

 

 

雪の下の ほうれん草が

 

あんなにも 甘いように

 

 

真冬日の 子どもたちが

 

命として とても味わい深いように 思うのです

 

 

 

― 風の神さまが

 

ソリくれえ って 言ってる!

 

 

Yくんの言葉が

 

風に 吹き消されそうになりながら 届きました

 

 

 

 

 

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待ちわびる

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雪どけを 待ちわびるような ―

 

 

それは 暖かくなるからだけではなく

 

雪がとけ とうとうと 流れ

 

雪がとけ じわじわと 滲み

 

その恩恵を 待ちわびるような

 

 

そう

 

たとえば 勢いよく芽吹く フキノトウ

 

たとえば 水面を跳ねる イワナ

 

すべてが 私の身体の一部として 生きてゆく

 

一部が 集まったものが 私で

 

私は フキノトウで イワナで

 

私は 雪で

 

 

そんな

 

雪どけを 待ちわびるような 感覚が

 

身体全体に 満ち 満ちてゆくのを

 

氷点下10℃の朝に

 

じっと待つ

 

 

 

 

 

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冷たくても

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直線で 構成されていない世界は

 

感触が 冷たくても

 

どこまでも 温かい

 

 

私の

 

納まりきらないようなところが

 

不思議と どこかに 納まります

 

 

 

 

 

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カエリミチの態度 再考

 

 

思いっきりソリすべりの 帰り道 ―

 

 

ちいさな人たちは

 

楽しさの余韻を

 

ちゃんと 大切にしますから

 

こんなふうに 帰るのです

 

 

楽しかった 大好きな人との食事の 帰り道

 

あなたは どんなふうですか ?

 

 

楽しさの余韻が

 

ちゃんと 大切にされていると 感じると

 

人は 自分の身体と時間を

 

自然と 誰かのために 捧げたりしませんか

 

 

楽しさの余韻を

 

ちゃんと 大切にしている

 

ちいさな人たちを 見ていると

 

 

僕は

 

もう 愛おしくて 愛おしくて

 

たまらない

 

 

なあ ―

 

次のソリすべりは

 

もっと もっと 楽しいゼ

 

 

 

 

 

少しでも 野があるように

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この秋 ―

 

お腹や背中が痛くて

 

外に出られない日

 

部屋の天井から

 

よく ドライフラワーたちが 声を掛けてくれました

 

 

― いのちのりずむ

 

― イノチノリズム

 

 

暮らしの中に

 

少しでも 野があるように

 

 

そう ―

 

 

痛みや 苦しみの中に

 

少しでも やすらぎがあるように