伝えたい想いがココにあるin浪江町 | おうたをうたうひと。牛来美佳のブログ

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ー どんな時も気持ちは
辿り着くまで 消えない... ー

"全ては失ったモノたちが教えてくれたこと…"
伝えるための歌であり、出会いでありたい。

この歌声はその心に届け、
その魂を揺さぶるように響かせる。

牛来 美佳

まだまだ寒い日が続きますね…

インフルが大変に流行っているようです!
お子さんがいる方も学級閉鎖とか、

ホント注意したいですよね~!!
私たち親子は先日、年明け早々に

先取りのインフルに先取りのB型インフルになり、

本当に辛い思いをしましたよぉ…

みなさんも身体には気を付けて過ごしてくださいね。

 

先週は、

福島県南相馬市の原町に歌いに行ってきました♪

その前日、群馬テレビの方と取材の為、

浪江町に同行入域してきました。

 

いつも言っていた、

「何も変わっていないあの日のまま…」

それは私たちの心の奥底にある想いの表現なんです。

あの日のままこの2年10ヶ月も放置された住処は、

誰もいない町は、

日に日に老朽して行く勢いを

止めることが出来ません。

この想いをどう伝えたら伝わるのか…

再び想いが溢れては、

葛藤する想いも湧き上がって心が止まってしまいそうだった。


久々に歩く浪江町。

慣れ浸しんだ近所を歩いても、

誰もいない…誰一人としていない。。

私が住んでいた証を必死で探すかのように、

この瞬間を感じて歩いた。

 

どうしてこうなってしまったのだろう…とか、

そんなことよりも、この現実が突き刺さって

この目に今の浪江町を焼き付けることだけを感じた。




悔しいな、って思った。

時が経てば経つほどに、

癒されるモノではなく、

時が経てば経つほどに、

葛藤が増してく…。

 

時間も止まらない、

時が戻ることもない、

ただ進んで行くことしかしない…


実家と私が住んでいたアパートが、

直線で約800mという近い距離なのに、

私のアパートに着き車から降り、

階段を昇った所で、

「ピーピーピー」っと線量計が鳴った。

この境目が実際は目には見えなく…

でも果たしてそこを境目と言っていいものなのか…

とても複雑な心境がまた心に何か思わせた。

 

今回、改めて思ったこと。

「私の伝えたい"想い"がココにある。」

そう強く想った。

 

海岸部の請戸の海に行って、

砂浜に向かって行く途中、

あの時と変わらない磯の香りが、

嬉しくも切なくさせた。

海に行けば磯の香りがする。

でも違う、あれは請戸の磯の香りのような気がした。


ねぇ、東日本大震災。

甚大な被害が東北を襲い、

増して福島では原発事故が起きた。

自分の住処に入れなくなる。

今までの何ともないごく普通の日常が、

一瞬に奪われることがココで起こった。

まだ何も伝わっていないまま置き去りにしないで。

 

どうか、忘れないで…


 

mica

 

 

 

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