今回でタウンメイト80レストア終了です。
先ずはタイヤ交換です。
タイヤのサイズは前が2.25-17、後ろが2.50-17です。
フロントは軽くエンジンの下をジャッキで支えて作業します。
先ず、フロントブレーキを外します。
そしてフロントアクスルシャフトを引き抜き、前方向にホイールごと引き抜きます。
パンクをしていなければチューブは交換する必要はありませんが、今回は結構中がひどかったです。
先ずタイヤを外してチューブを引き抜くと、一緒に何かが出てきました。
リムバンドですね。硬化してちぎれています。そしてものすごく茶色いです。
これは、ホイールの中がさびているからです。
この錆をほっておくと、やがてチューブにもダメージを与えてしまい予期せぬパンクを招きます。
この錆を5-56等の潤滑油とワイヤーブラシで丁寧に落としていきます。
終わったら新品のリムバンドをまきましょう。
タイヤとチューブをはめて完成です。
こういったバイクのタイヤ交換はお店に頼んでも安いですし、自分でやっても安いです。お時間ある方は是非チャレンジされてみたらいかがでしょうか?最初はとても時間かかりますが、慣れるとびっくりするくらい早くできるようになりますよ。
リアも同様に作業します。
リアタイヤの交換はセンタースタンドだけで大丈夫です。
タウンメイトの場合シャフトドライブの為ホイールを外すのが若干厄介です。
シャフト側のオスがハブダンパーのゴムにハマっているので中々外せないんです。
ゴムハンマーでタイヤ部分を右側に向かってコンコン叩いて、セイッと力を入れると外れます。
外したらフロントと同様に錆を落としてバンドとタイヤとチューブを交換します。
これでタイヤは完成です。
次はキャブですが、先ずエアクリーナーボックスを外して中のエアフィルターを確認しました。
地面においてちょっと触ると粉々になりましたw
ちゃんと定期的にメンテナンスしていないと、このカスがキャブレター内部に入りエンジンが始動しなくなります。これ自体は大変安いパーツですので、定期的に交換するようにしましょう。
タウンメイトのキャブのガスケットは紙なのですが、これが固着してしまうと外すのがものすごく大変です。ていうか大変でした。
再利用はできないので交換です。
キャブは完全に内部がドロドロになっていて、固着もひどかったです。
メインジェットとスロージェットは2日程洗浄して何とか使えるようになりましたが、フロートバルブはもうご臨終でしたので新品に交換します。
本体もじっくり洗浄したので、綺麗に吹け上がるようになりました。
最後はバッテリーを新品に交換して修理完了です。
意気揚々と走りだそうとすると、いきなりブレーキレバーが折れました。
マジか。
レバーはうちに来たときは曲がっていたので、その時の衝撃でハウジングにひびが入っていたようで、ついに割れてしまったようです。
タウンメイトの右側のセルボタン付きハウジングなんて探そうと思ってもなかなかあるものではありません。
しかし、ベースには数台のタウンメイトがおりますので、それから状態のいいものを引っぺがしました。しかし、12Vと6Vですので当然配線も違います。違うのですが、取り付けているスペースは一緒なので配線だけを移植することができました。
そんなこんなでようやく完成です。
翌日には自賠責に5年入り、社用車となりましたとさ。
燃費がよく壊れにくいビジネスバイク、ぜひ通勤通学のお供にどうでしょうか?
希望価格により車種をご提案させていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。