「秋葉原グランプリ」 レギュレーション
秋葉原グランプリ。通称アキバGP。
それは、F1よりも速く、ルマンよりも過酷で、カンナムよりも過激で、ミッレミリアよりもエキゾチックな、
日本が世界に誇る公道レースだ。
2012年、某国を端に発する経済不況は世界経済に深刻な打撃を与え、大手自動車メーカーも、レース活動やスポーツカーの生産を中止。また折からのエコブームにも拍車がかかり、それによってF1などに代表される国内のモータースポーツも、化石燃料の無駄遣いと槍玉にあげられ、中止に追い込まれてしまうのであった。
しかし、カーレースファンの不満が爆発、一般公道での無秩序なレースを沈静化させる目的に加え、日本発の独特の文化である「痛車」ブームを保護し、さらに発展させるという当時の内閣総理大臣の独断により、「世界一過激な公道痛車レース」としてついに2015年夏、コミケ最終日と同日に首都東京を舞台に第1回が開催されるのであった。
第1回には、予想を超える数の超絶マシンが集結。これには、行き場なき各社レース活動を閉鎖してしまった自動車メーカーのワークス系の人間が大多数加担したと思われる。
なお、第1回大会において優勝車は正体不明のBMW Z4クーペ。この車両は公式にエントリーした車ではないため、失格となり、代わりに繰り上げて優勝したのは、2位のNSX-GT。しかしこの車はゴール手前で全損クラッシュ、余力でフィニッシュしたため、後味の悪い結果となった。
以下が、主なレギュレーションである。
車両:
・排気量、最高出力ともに制限なし。
・ベース車は市販車、レース専用車でも可、さらに年式も問わない。
・ただし、ナンバーつきの痛車であることが絶対条件。
・レースの模様は、巨大動画サイト「ぬこぬこ動画」にてLIVE中継される。
視聴者たちは、参加車両の「グラフィック」「モディファイ」「ドライビングスタイル」の3項目に人気投票し、
その結果によってリストラクターの開閉具合が決まってしまう。
このため、例えば普通のF1でのエントリーの可能であるが、観客の不評を買い、リストラクターが全閉となり、
走行不能になったエントラントも過去に存在した事を付け加えておく。
ドライバー:
・ライセンスの有無、国籍年齢性別一切不問。
・もちろんプロ、アマも一切不問である。
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…現在の決定事項はこのくらいです、
2016年夏に開催予定の公道痛車レース「第2回秋葉原グランプリ」の出場マシンをご応募いたします。
秋葉原GPは「心意気」なのです。単に速いレースカーを痛くするより、「げえ!あんな車をここまでやるか!?」
だったり、「なんだ!この妄想炸裂な設定は!?」
な心意気満載な感じだと楽しいじゃないですか♪
プロもアマチュアも関係ありません、何にもとらわれず、「ちょ、吹いたw」な痛マシンを作って頂きたい!
デカールは自作だろうが既製品だろうが手描きだろうが何でもOK!
また、前回のブログ「秋葉原GP NEET★FOR SPEED ~序章~ 」のように、ドライバーがレースに出る切欠や、マシンの作られた背景など、バックグラウンドストーリーを脳内設定するのもこの企画の醍醐味です。
実際にあったレースのエピソードや、クルマの開発秘話などをうまく模型やデカールのキャラクターに反映させることができれば、より説得力のある作例になるでしょう。秋葉原GPとは、みんなで作り上げるストーリーなのです。
マシンも速けりゃ何でもOK!なんですが、秋葉原市街地コースに多数ある直角コーナーを考えると、コーナリングマシン優位となりますが、首都高などを考えると直線番長も勝ち目が無いわけではありません。
しかし、ここで重要なのがリストラクター。いわゆるエンジン吸気の流入量を制限するパーツの装着が義務づけられています。(あくまで架空ですが)観客の投票によりリストラクター開度が決まりますので、いざあなたのマシンの「心意気」に観客の支持が集まり、リストラクターが全開となった時のために、1000ps近くのパワーを内包していた方が優位にレースを進められます。
アマチュアモデラーの皆さん、いつものんびりあぐらをかいて模型雑誌に作例を載せている我々プロモデラーを倒すチャンスです。そしてプロモデラーにとっては、中学生時代に無茶な改造をしていたあの頃の自由な熱いハートを取り戻して頂きたい!
そんな気持ちを込めてこんな無茶な企画を立ち上げさせて頂きました!
皆さんの参戦エントリー、心からお待ちしております!
ご応募は、弊社サイトトップページ「痛ぎゃら」応募フォームよりお願いいたします。
http://www.goodsmileracing.com/mt/