清水九兵衛 現代彫刻家 84歳 | さよなら・さよなら ありがとう

清水九兵衛 現代彫刻家 84歳


本名・清水九兵衛=きよみず・きゅうべえ



現代彫刻家 21日、腎がんのため死去



故人は、京都の京焼(清水焼)の名門の清水家にて
陶芸作品を制作、清水洋として日展などへ出品されて
いました。

その後1967年に作陶を中止し、清水九兵衛として現代
彫刻家として活動を展開されていました。伝統的な
世界から非常に前衛的な彫刻家への転進は、成功を収め
数々の作品と各国より賞賛されました。


以下は故人の略歴です
 
 1963年 京都市立芸術大学助教授 任官
 
 1968年 京都市立芸術大学大学教授 任官
 
 1969~70年 イタリアに留学
 
 1974年 第4回須磨離宮公園現代彫刻展で神戸市教育委員会賞受賞
 
 1975年 第6回現代日本彫刻展で毎日新聞社賞・東京国立近代美術館賞受賞、

第6回中原悌二郎賞優秀賞受賞
 
 1976年 第17回毎日芸術賞受賞


 1977年 第3回彫刻の森美術館大賞受賞、第6回現代日本彫刻展

群馬県立近代美術館賞受賞、第9回日本芸術大賞受賞
 
 1978年 第6回長野市野外彫刻賞
 
 1979年 第1回へンリー・ムア大賞展優秀賞受賞
 
 1980年 第7回須磨離宮公園現代彫刻大賞受賞
 
 1985年 第10回吉田五十八賞 彫刻の4人
 
 1987年 第七代清水六兵衛と襲名
 
 1988年 京都府文化功労賞 ソウルオリンピック野外彫刻展
 
 1990年 紫綬褒章

1994年 京都府文化賞特別功労賞。
  
故人は、1987年に再び陶芸作品の制作を再開されました。長らく不通であった
土との関係が戻った瞬間なのでしょうか。現在はご子息の清水柾博氏が第8代
を襲名されております。



ご冥福をお祈りいたします。


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