こんばんは。
昼間は11月下旬とは思えない陽気でしたが、夜は寒いですね。
被災地の仮設住宅に暮される人々に、想いを馳せるこの頃です。
今回は、最近の超円高と欧州危機に関して、最新情報とユニークな
見方をご紹介致します。
ギリシャ・イタリア・スペインと、次々に財政危機の深刻さが明る
みに出て、世界の市場がユーロ圏に不信を示し、欧州危機は暫く目
が離せない状況が続きそうです。
こんな時こそ、動じないで先を見る余裕を持って、ゆったりと行き
タイですね。
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【まさかのドイツで、国債が札割れ】
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日本時間23日夜、ドイツで国債入札が大幅に札割れ（国債を買う人
が少ない）しました。10年物60億ユーロの募集に対して応札が39億
ユーロに留まりました。
ドイツは今回のユーロ危機を支える屋台骨のはず、そこで国債が
消化不足を起こしたわけですから、これが契機となり、ユーロ円が
また下値（円は上値）を模索しており、24・25日に日経平均は年初
来安値をつけました。
最近の円高（ドル安・ユーロ安）は、8月の米議会の財政問題の混乱
と、9月以降のギリシャ・イタリアなどユーロ圏の混乱が要因という
見方が多いですが、、、
では、3．11の震災直後の円高の要因は、一体何なのかという議論の
中で、最近面白い意見を耳にしました。
ある見方によれば、円高の原因は日本人による外貨売りだというの
です。
一般に報道では、海外のヘッジファンドがこぞって日本を狙い撃ちに
して、円を買ったと言われていますが、そうではなくて、世界で最も多く
対外純資産を持つ日本の法人と個人が、防衛的にドルやユーロを売っ
たせいだ、という訳です。
確かにいくら何でもあの震災直後に、円を買う外国人は少ないでしょう。
最近、この見方を友人・知人に聞いてみると、意外にも納得される方
が多いことに正直驚き、真相に近いのかなと感じるのですが、皆さま
はいかがでしょうか？
今回の欧州危機での円高も、日本人が招いているというと、少し穿ち
過ぎになるのでしょうか？
現に、国内生保は海外資産を大幅に減らしており、日銀の当座残高は
過去最高水準になっています。
今日25日 イタリア、28日 ベルギー、12月1日にはスペインと国債入札
がまだまだ続きます。
23日には厚労大臣が、年金の引き下げの検討に言及しました。
一体いつになったら、日本のデフレは止まるのでしょうね。