病室での決心 | 藤木美奈子 オフィシャルブログ | 話す力は自分らしく生きる力

入院中の話を続けます。


病気が回復して、明日は退院という日。


どうしてもこれだけはやっておきたいと思うことがありました。


入院を通じて自分が固く心に誓ったことを、

録音音声として残しておくことです。


しばらく前に、ある本と出会い、

そこに書いてあることを逐一実践したいと思っていました。


手術を受けたのは、自分が目指す目標に向かって、

具体的に踏み出すための行動のひとつだったのですが、

これほどに苦しい思いをしたのだから、

必ずやその目標を実現すると固く決意しました。


その決心が揺るがないよう、

痛みに耐えてきたこの病室で、

持参した本を音読し、

ナレーションの音声ファイルとして残そうと思いました。


PCのスピーカーから曲を流し、

BGMに乗せて、その本を読んでいきました。

体力の衰えで声は掠れていましたが、

一言一言噛み締めながら、未来の私へのメッセージとして、

丁寧に声にしていきました。


こういった手法は俗にアファメーションと呼ばれるものですが、

自分自身に対して肯定的な言葉を宣言し、

意識を変えていくためのものです。


深夜まで録音を続け、

1時間ほどのナレーションが完成しました。


退院後、私はこの音声ファイルを繰り返し聴いています。

家にいる間は四六時中流し続けています。

恐らく既に500回くらいは聴いただろうと思います。

自分の目標宣言を聴くことで、その都度モチベーションを高め、

更なる戦略に乗り出しています。

そして、目指す目標に少しずつ近付いてきていることも実感しています。


自分の何かを変えたいのであれば、

こういうやり方も一つの方法ですね。


目指す目標があるのであれば、

自分に合った方法を実践していけばいいのですが、

何からやればいいのかわからないからと、

何も行動を起こさないのが一番よくないですね。


それは本気ではないということ。

つまり、口だけで夢を語り、

それに向かって努力するという対価を払おうとしていない訳ですから、

何も変わらないのは自明のこと。


どういう状況であっても、

アクションを起こさないことの言い訳にしないことです。

何かを始めないことには、今を変えることは出来ないのですから。


あなたは、自分の目標に向かって、何か行動を起こしていますか?


どんな小さなことでも、一歩を踏み出しているという行動を伴えば、

自ずと自己肯定感が芽生えます。

そして、それは、自分の夢を実現する貴重な原動力になっていくのです。


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