ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックス | ごんたんぶろぐ

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イマイチなprofessional photographer。
我が家の愛犬『ごんたん』(柴犬・オス・9月12日群馬県生まれ)の写真ブログです。
競馬のことやカメラ・写真のこと、その他ど~でもいいことも書きますよ。

続いては、今回の旅のメインイベント、ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスです。
7月のときは見学期間外ということで行くことができませんでした。
今回の旅は、ダーレーのためと言っても過言ではないものでした。


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立派なたたずまいは去ることながら、まずなにがすごいって、エントランスに守衛さんがいることです。
民間のよく耳にする警備会社が請け負っていました。
他の牧場さんのことはよくわかりませんが、これだけの体勢を整えているのはここだけではないでしょうか?

記帳を済ませ、時間まではエントランスに面した通りに車を幅寄せして待機。
少し早めに行ったので俺は3番目の順番待ち。
次から次へとダーレー目的の車が列を作る。

見学開始の15時。
ほぼ時報と同時にゲートが開き、駐車場へ。

集合場所にはダーレーの偉いと思われる方とノミネーションの方が待っていました。
全員集合後、まずは集団行動で一頭一頭解説を交えながらの見学でした。

それでは順番にいきましょう。


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アルカセット(Alkaased)です。
ご存知、ジャパンカップを制覇したKingmambo産駒です。
ホーリックスがマークした2分22秒2のレコードを塗り替えた馬です。
勝ちタイムも素晴らしいですが、ゼンノロブロイやハーツクライなど、倒した相手も素晴らしい。


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ストーミングホーム(Storming Home)です。
Machiavellian産駒で、英国チャンピオンSなどのGⅠを3勝した馬です。
ジャパンカップにも出走しています。
ストーミングホームが日本で始めて『チークピーシーズ』という矯正馬具をお披露目した馬です。
これがきっかけで日本にもチークピーシーズが広まっていきました。


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ザール(Xaar)です。
まだ日本では馴染みありませんが、すでに欧米諸国で多くの産駒を輩出しているZafonic産駒です。
デューハーストSやサラマンドル賞という短距離GⅠを2勝しているようです。
日本で産まれたザール産駒は来年デビューの予定だそうです。
ダーレーきってのイケメンだとか・・・


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ルールオブロー(Rule of Law)です。
Kingmambo産駒で、日本で言う菊花賞にあたる英国セントレジャーををはじめ、長距離重賞を制しているようです。
産駒は今年デビューで、すでに小倉でハピシンという馬が勝ち名乗りを上げています。
先日、Kingmamboが種牡馬引退のニュースが流れましたが、Kingmamboの後継種牡馬として米国本国へ戻すという話も出ているそうですが、本当のところはどうなんでしょうね。


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パイロ(Pyro)です。
こちらも馴染みありませんが、今年繁養されたばかりのPulpit産駒です。
フォアゴーSというダート短距離のGⅠを制しているようです。
父のPulpitはA.P. Indyの筆頭後継種牡馬だそうで、Pulpitの直仔の種牡馬導入は日本で始めてだそうです。
パイロには大きな期待をかけているのが伺えました。
産駒のデビューは3年後、2013年です。


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アドマイヤムーン(Admire Moon)です。
こちらはもう説明は必要ないですね。
宝塚記念とジャパンカップを制し、年度代表馬に輝いた名馬です。
近藤利一氏からダーレーへトレードがあったくらいなので、アドマイヤムーンへの期待は尋常なものではありませんでした。
「走ってくれないと困る」、そう豪語していました。
仕事(種付け)もとっても早いそうです。
「人間からしたらいいのか悪いのかわからないが、牝馬に迷惑がかかる前にはもう仕事を終えている」と話していました。
手も掛からず、種牡馬としても一流の道を歩んでいるそうです。
産駒のデビューは来年です。


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ファンタスティックライト(Fantastic Light)です。
言わずと知れたワールドチャンピオンホースです。
BCターフ、マンノウォーS、愛国チャンピオンS、タタソールズゴールドC、プリンスオブウェールズS、香港カップと、各国の歴史あるGⅠを制した米国産まれのRahy産駒です。
ジャパンカップにも参戦し、テイエムオペラオーと僅差の3着にしました。
繁養馬8頭の中でいちばん偉い存在だそうです。
それはファンタスティックライト自身もわかっているそうです。


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最後にディープスカイ(Deep Sky)です。
こちらも説明はいりませんね。
日本ダービーとNHKマイルC、変則2冠馬です。
昨年の夏まで現役でいたので、今年の春が種牡馬としての初仕事でした。
アグネスタキオンの後継種牡馬ということで、馬産地からも人気が高いそうです。
産駒のデビューは3年後2013年です。
ファンの人気はディープスカイが一番でした。
当日は30人くらいはいたと思うんですが、後の自由見学のときには必ず誰かしらいましたね。



ダーレーはとにかく親切でした。
一頭一頭丁寧に説明してくださり、スタッフが非常に社交的で積極的に声をかけてきてくださいました。

それから、馬とスタッフのコミュニケーションも非常に取れている印象を受けました。
馬房の中にこもっていても呼べば必ず顔を出してくれます。
なので、繁養馬8頭全頭の写真を撮影することができました。

ダーレーは、馬にもファンにも良心的な場所だと思います。
見学終了後も、最後の最後まで手を振ってお見送りをしてくださりました。
本当に行ってよかったと思います。



オ・マ・ケ

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アテ馬として繁養されているシンコウウインディです。
デュラブ産駒でフェブラリーSを制してる馬です。
アテ馬としての仕事を立派にこなしているそうです。
シンコウウインディと言えば、レース中に他馬を噛むので有名でしたね。
競り合いで負けそうになると、隣の馬をガブリ。
気の強さがGⅠ制覇をもたらしたのかもしれませんね。


ガブリと言えばガブリンという馬名を思い出します。
ガブリンはガブリと噛むからガブリンと命名されたのが有名ですよね。

余談でしたが、牧場めぐり初日は以上となります。
まだまだ2日分残っています。
引き続きお楽しみください。