1年前の年末年始は、航空券を手に入れたのが出発の3日前だった。
4日前の12月25日までまったくキャンセルの動きがなかったので、
何度もやり取りをして現況確認の電話をしていた旅行会社の担当の方には、
大変嫌な思いをさせてしまった。
だから、今回の年末年始の分は8月に予約を入れたのだ。
いつもお願いしている旅行会社に出向き、
担当は1年前の年末年始の時と同じＯさんである。
今回こそ、Ｏさんに気持ちよく手配してもらうためにも、
何とか余裕を持ってチケットを入手したい。
Ｋさんが担当した過去2回の夏のサムイ島行きのチケットは、
簡単に手配してもらえたので、
今回も難航してしまうと、Ｏさんのせいみたいになってしまう。
原因はＯさんが担当したからではなく、
年末年始という世界的にハイシーズンであることなのだが、
ここは何とか確実に航空券を入手し、
Ｏさんの無実を証明したい。
そういう人を気遣う純粋な願いが通じたのか、
何とこの日に、
成田－バンコク、バンコク－サムイ、サムイ－バンコクの3路線の予約が取れたのである。
8月の時点で4路線のうち3路線も確保できるなんて、
ついている。
一部の路線が確保できている方が、
残りのキャンセル待ちも取りやすい、
という話を聞いたことがあったので、
かなりのん気に残りの1路線のチケットを待っていた。
そして12月20日、
まさかこんなに早くキャンセルが出るとは思っていなかったが、
年末年始のサムイ島行きのフライトチケットが入手できた。
1週間以上も余裕を持って、年末年始のスケジュールが組めるとは、
とてもうれしい。
Eakにも電話で伝えたところ、
その期間は休暇を取ってある、とのこと。
5日間という非常に短いタイ旅行だが、
躊躇していたら何も始まらない。
日本は真冬だというのに、
またＴシャツや短パンの準備をしなくては。
そして、ここが肝心である。
家族の呆れ顔を少しでも和らげるためにも、
出国前に年賀状を出し終わり、部屋の掃除をして、
やることはやったんですよ！という態度を示さなければ、
気持ちよくサムイ島に行けない。
大人だから好きにしていいのだが、
家族と住んでいると、やはり家族の目は気になる。
ということで、年末のイベントに取りかかるのだが、
あまりにも順調すぎて、
何かよからぬことが起きるのではないか、
いやな予感がする。
そして、こういう不安はだいたい当たる。