蕎麦屋さん | インチキ坊主、権蔵の独り言

蕎麦屋さん

京都上御霊神社の近くにあった蕎麦屋さんが
8月中旬にお店を畳まれた。
といっても移転の為とあったので

何処に移転?

と尋ねると

すぐ下(しも)の通りを東入ったとこですねん。

何時からオープン?と尋ねてみてびっくり!


何時からになるかなあ?


え!どういうことですのん?

新しいとこ家がボロボロで直さなあきませんねん。


そら大変ですなあ。杉やったらなんぼでもあるし
ゆうてね。


と店を出たのが閉店の二日前、棚経中のことでした。

この店、奥さんが一人で経営されてるんですよ。
店では定期的に桂まん我さんの落語会があり
ザル大盛付き2000円!


安いでしょう!(布教師も見習わなくては)

9月20日に落語会と書いてあったので
それまでには出来るんだなと思っていたら



おとついの晩、電話が・・・

あ、今晩は。お店だいぶ出来ました?


実は、そのことなんですけど杉の木
分けて貰えます?



今日、詳しいことを聞きに行ってみたら

奥さんが一人で内壁も何もかも解体した屋根と外壁、骨組みだけの家で土練り込んだはるんです。


え、大工さんは?


いや、自分でやるんですよ。


えぇっ!じゃあ御主人と二人でぇっ?


あ、私、主人いませんけど。


えぇぇえぇっ!


じゃあ、一人でぇ!


はい!


工具は?

これだけ。

カナヅチ、のこぎり、コースレッドネジ、インパクトドライバー、左官の舟、こて、鋤、鑿 以上。



20日、落語会でしたよね?

最悪、蕎麦は無しで
お客さんは、ここに筵敷いて・・・





また逐一報告します。

(文字通り開筵出来るやろか?)