クズニートもぶおの医学部再受験ブログ

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残された最後の1年弱を、もぶおがムリメの医学部を目指し頑張るログ
結局もう一年おかわりした後とりあえず医学生になったよ編

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あけましておめでとうございます.

ごぶさたしております.

 

年末年始唯一なんも無いのが今日だけで大晦日も正月も病院ですし,コンサルまちしながらカップ麺の年越しそばくって新年迎えました.

 

去年の今頃はメジャーすら終わっていなかった事を思うとあっという間に月日が過ぎ去った感じです.毎日溺れそうになりながらあがいている感じ.

 

ニートが初めて定職についた年が終わったので振り返りをしたいと思います.改めて思いますが医者向いてませんわ自分.というかそもそも労働に向いてない.

 

ただまぁ客観的に考えてもその他の道に比べたら相対的にこの道がマシってかんじ.さすがは高学歴向けの生活保護資格といったところか.

 

記憶力がザルすぎる俺には知識マウンティング至上主義的な所でも息がし辛い.仕事内容以外にも看護師やその他コメディカルの名前も覚えられない.記憶力が死んでる.

ストーリーが絡む病態なんかの把握はそこまで問題ないんだが

独立した単発知識をを無限に連想ゲームしていく必要あるのがスペック超えている.

 

国試なんて下手したら1月ぐらいで突破水準に持っていくのは不可能じゃないと思うけど,勉強してないと働き始めるとマジでヤバイ.

 

やれ何たらスコアだか何たらクライテリアだか多い事.

勉強不足すぎて,その手のスコアみたいなものの存在すら知らない事が多い.勿論存在を知らなきゃつけてみようなんて思えるはずもなく...

スタートラインにもたっていない感じ.

 

国試レベルの知識完全に頭に入ってたとしても現実に業務をこなしていくためには具体的な数値まで持っていろいろ覚えないといけない事が多すぎる.

 

多少覚えている知識も実臨床だと,細かく覚えていないと実際には使えない.輸液をつなぐひとつにとっても炎症があるから外液とおもっても,生食からリンゲル液,リンゲル液も酢酸,乳酸,重炭酸とあって,それらの商品名もおぼえてなきゃならんし,投与速度とかもきめなきゃならん.

 

診断つけるのも面倒だが治療はもっとだるい.ググって調べても,何を処方すればいいかぐらいまでは分かる事が多い.でも実際に処方しようとすると出来ない.意味が分からない.そのての治療法の説明サイトにはわかり易く分量まで書いてくれていることはまずない.

 

抗菌薬入れますってなっても 何を どれだけ?それだけでなく どうやって?まで考える.点滴で みたいなざっくりとした程度の認識だとなにも進まん.抗菌薬はバイアルにはいっているからそれを溶くための溶液も頼まないといけない.周りに聞いても適当に生理食塩水に解けばいいと言われるが何ミリに溶かすんだよとかも書いてない.(実際に適当に溶かしている事が多いんだが)分からんことだらけ.

 

こういうのを実務的にこなすためにこまごまと覚えていかなきゃならんけどそんなの俺のスペックじゃいちいち覚えてらんねーんだわ.無理すぎる.その上混雑していて看護師に頼めない時には自分で道具の準備までしなきゃならん.どこに何があるかまで把握するとかむりすぎ.

 

飲食バイトでホールとキッチン両方やっていくみたいなもん.

 

先輩たちはだれもが意外とそのうち何とかなるよみたいな事言うがそれが嘘なのはわかる.前の大学の時に先輩が意外と単位くるよって言っていた時のノリと同じ.死ぬ気で勉強したら手ごたえなくても意外と何とかなるよってやつだ.

 

医学部に来るような奴なんて口ではなんと言おうが,あわよくば自分が一番になろうと思う勢いで裏で勉強していたり,図抜けてスペック良くて1回聞けば大体覚えるみたいなやつらばっか.俺みたいなやる気もスペックも無い奴には厳しいですね.

 

何かに進むかも全然決まっていないが,恐らくベッドフリー科に進むことになると思う.夜中に電話かかってくるの無理ですわ.電話来るかもって思っていると眠り浅くなって寝てても疲れがとれねぇもの

もう大分昔になるがこのブログを作ってすぐに

 

 

のような記事を書いた.

今回はこの記事でも触れた事をもう一度掘り下げる.

 

実体験をもとにしたイメージはマジで害悪だから物理の勉強中は捨てろ.

イメージに救われると思っているかもしれないけどそのカルト教はまぎれもなく学力を蝕む猛毒.

 

イメージ教の呪縛にとらわれている奴は慣性力と(あえて別に書くが)遠心力の話で確実に躓く.

 

慣性力が働くと必ず力はつり合っているといった勘違いしている奴や(この中には漆原式(爆笑)の被害者もいるかもしれない)

台と一緒に運動している物体にしか慣性力が働かないと勘違いしてる奴が少なくない.

 

これは教師の安易な説明もいけないと思うが,とりあえず電車の加速時や減速時に身体が動くのを慣性力のせいと考えるのを止めよ

 

そもそも慣性力に限らず力を実体験から正確に感じる事が出来る奴はいない.以前の記事にも書いたが間違ってもピラミッドの一番下の物体の気持ちになってはいけない.作用反作用ですら我々はまともに認識出来ない.

 

慣性力というのは加速度運動している視点から見た場合,ありとあらゆる全ての物体にかかっている力だ.ホームから発車する電車と共に動く座標系からみたら,電車の中にいる人だけじゃなく,駆け込み乗車しようと全力ダッシュ決めていたホームのおっさんや,次の電車をジャンプ読みながら突っ立って待っているおっさん,ホームにある自販機ありとあらゆる物体に慣性力はかかっている.

 

ホームのおっさんや自販機は慣性力を体感してるのか?

 

慣性力=体感出来るみたいな勘違いを持っているから間違える.

 

このイメージをもっていると,さらに複雑な遠心力でメガ進化し理解を妨げ,何を言っているのか理解出来ない珍妙な質問が生じる.

 

例えて言えば

東京は昨日雨でしたが北京は今日美味しいですか?みたいな

なんと答えていいか分からん質問をされるのだ.

 

トンデモ理論に基づいたこうなるはずだといった仮説を打ち立て,問いにもなっていない問をぶち上げて説明を求められても答えようがない.

 

体感と慣性力,

体感と力を結びつけるな.

 

遠心力が良く分かっていない奴の9割以上はそもそも単なる力とか単純な等加速度運動する座標系からみた慣性力に対する誤解がある.

 

頓珍漢な事聞いてくる半端にそこそこ点取れている奴にこの手の話するととっても嫌な顔されるのも良く知っていますけどね.

カルト信者は本能的に洗脳解けるの嫌うのと全く同じです.

ついに国家試験がおわりました。成績は底辺なものの一応禁忌落ちでもしない限りなんとか突破できそうです。

3か月弱というか実質2か月しかまともに勉強していないですが、そんなズボラな私は、銭投げしまくり大手の予備校の講座(medu4,MEC,Qアシストの3社)を大分見たのでそこでの感想をまとめたいと思います。

 

総論

 

内科外科はどこも良し悪しです。

個人的にはQアシストの清澤が好みでした。

 

マイナーはMECが微妙です。

QアシかMedu4が圧倒的にいいです。

MECも正確には孝志郎が担当する精神科

渡が担当する皮膚と泌尿器はマシです。

ただし他は・・・

 

小児産婦

QアシかMedu4です。

MECはビデオ講座では私たちの代までは孝志郎が小児科を担当していたのでアリなのですが、今は担当講師が違うのでわかりません。

 

公衆衛生

QアシかMedu4です。ただし網羅率はMedu4の方が高い。

Qアシは触れないところもわりとある。

 

講師の概評

 

Medu4

Dr.穂澄

淡々とした授業。一番特色が無い。

ぶっちゃけ授業がうまいわけではない。

要素の抽出力とテキスト作成能力が高い。

 

MEC

Dr.孝志郎

しゃべりがダントツで上手い。ストーリー重視。ストーリー記憶として頭に残りやすい。さらっと要求してくる知識が高いところもあるけど、説明の時は一応基礎から話してくれるのでアホにもいい。

エピソードを交えて話しをするし、疾患の肝について話してくれるので、ぼーっと話を聞いていても頭に残りやすく、疾患に対してのイメージが一番頭に残りやすい。

しょっちゅう同じ話をしているので、それもまた、またかよで頭に入る。割と雑なんで、たまに俺レベルでも間違いに気が付くような事を話しているときがあるが、訂正が入ったりするし

問題解くうえでは問題なかったりするので許容範囲。

 

Dr.渡

めちゃ普通。淡々としてる。

あまり本筋に関係ないところでくそ寒いネタかます。と正直最初は微妙かと思ったが、いくつか問題解くのに役立つ術を授けてくれたこともあるので今は嫌いではなく感謝している。

MECの他講師の授業を見ると渡がかなり良かったことが相対的に実感できる。

個人的には穂澄と系統が被るが、渡の方がやや臨床より。

 

Qアシ

Dr.清澤

一番しょうもないレベルの知識から話してくれて、勉強全然していなく常識が無いアホにも優しい。意外と病態についても詳しくしゃべってくれるので、病態についても穂澄より分かりやすい。

くそ寒いギャグもかましたり、無理やりな全然うまくないゴロを随所に挟んでくる。

しかし他の講師のギャグは内容に関係ないところでのギャグやボケが多いけど、清澤のボケは内容そのものに関わるところで炸裂するので、スベっているその事実とともに頭に残る。

 

Dr.モリナガ

モリナガのどこがいいかと言われたら。問題解説の時も怒涛のトークスピードでしつこいぐらいもう一度、解説している疾患のキーワードを連呼し、それを問題文中から拾っていく。選択肢にないけど、よく聞かれる正答になりうる択と、よくある引っ掛け選択肢を補って教えてくれるので確認になる。

同じ疾患についての問題を連続して解くときもその都度その疾患のキーワードを改めて言い直すので

疾患の説明の時と問題解説の時とで繰り返し繰り返し何回も聞くことになる。

おかげで頭に残るので、俺みたいにメモも取らずにぼーっと講義動画流してるだけでも一回見た後にクエバン解いても割ととける。

頭の中でモリナガがキーワードしゃべってるのが聞こえてくる。

 

比較対象として例えば穂澄は問題文中の特徴初見を引っ張ってこれとこれは~の特徴でしたね。って感じなので、わかっている奴の確認にしかならず。それを見て記憶に残るようにはあまりならない。

 

直前講座について

 

直前講座は合否を左右しないですし、必須であるとも思いませんが、

QアシかMECのサマライズどっちかは見といた方がいいと思います。

意外と当たります。合否を分けることはないですが新作問題で安心感を得ることができるのは精神的にいいと思います。

 

medu4のMAPは低学年の時に買いましょう。

直前に膨大な量を総復習するのにはいいですが、あくまでも既に覚えているものを、抜けがないか確認するものです。キーワードを見て周辺知識を思い出せるかのスクリーニングには便利ですので、どっちかというと普段の勉強に使えそうなツールです。なんの知識もないやつがMAPだけみて問題解けるほどは甘くないです。

 

各論

 

1.medu4

 

最近一番勢いあるところ。

Dr.穂澄が一人で全部教えている。

講座間の調整もしっかりされている。

網羅度とノートが売り。

 

Dr.穂澄は帰国子女で地方公立から理三にいって、外資系でサラリーマン経験を経て国師予備校業界に入りMECで経験を積んだ後に独立した超人

 

適応は

真面目な奴。暗記が得意な人、自分でノートづくりするのが趣味な人。ここら辺の層にはかなり効くと思います。

 

 

medu4のスタイルは過去問の徹底分析。基本的に過去問に出た範囲からは一切でない。しかし、最近は見ていないものも昔の過去問にあるなら余さず網羅している。いろんな予備校のテキストで一番細かい知識もカバーされている。授業も基本的に出ることしか説明しない。やや読んでるだけになるようなところもある。

 

穂澄の授業聞いてメモとって穴埋めいれて作ったノートを無限回演習して全部覚えるという修行を遂行できるガッツがあるやつが向いている。本人も繰り返し勉強してノートを見て復習することを推奨している。

 

講師の余談を除いてテキストだけのカバー率はMedu4が圧倒的に高いのでテキストを完璧にするスペックがあるのであればテキスト中心での勉強ならMedu4の到達度が一番高い。

 

しかし穂澄は最新の医学的な見地からの話は一切しないので最近わかってきた病態とかの小ネタは一切入手できないから他の予備校の人が常識的に知っている知識を知らないといった事は起こりえますが、それは確実に過去問から出ていないので問題無いといえます。

 

その反面、不真面目、瞬発力で勝負、記憶力には自信無いといった人はあまり向かないと思います。

 

実際にmedu4,MEC,Qアシストの三つを受けた私が、授業をぼーっと見た後にクエスチョンバンク(以下クエバン)で問題演習をすると、medu4で勉強した場合が顕著に一番正答率が低いです。

 

理由としては、ポイントに対しての軽重の重み付けの程度がほかに比べて低いことと、病態について直接問われること以外はほぼ説明されないことが大きいです。

つまり疾患に関するイメージが授業を一回さらっと聞いた程度では頭に残らないので授業聞いても問題が解けない。

大学入試は理系科目が得意で勉強しなくてもある程度出来たけど、文系科目は底辺でしたみたいなタイプは間違いなく向いていないです。

 

逆に病態みたいな頭使う事とか無理です。直接聞かれない事は一切話さないで下さい。キーワードだけください。あとはこっちで覚えます。っていうタイプなら問題を解くのに必要十分なキーワードはくれるのでそれを丸暗記すれば、どこの予備校よりも試験で点を取ることには対応できます。20年近く前の問題にちょっと出てたとかもテキスト書いてあります。

 

ノートを覚えて、問題演習して、詰まったらノートに戻って復習して、また覚えなおして、適宜メモして、また演習してと無限にこなして最終的には全部覚えるというのをやれない人は基本的にMedu4は向きません。

 

どうせ丸暗記するしかない公衆衛生や、その整理力がいかんなく発揮される正月に売り出される究極MAPはオススメ

また大手が弱いマイナーの網羅率も高いのでお勧めです。

 

MAPは実は低学年におすすめ。特にpdfは事前に仕入れて普段の勉強からそれを確認しながら勉強するほうが知識が整理されていいと思います。

 

勉強が完成している人が記憶を呼び起こすためにMAPを活用するのはありだとは思いますが、結局9割は受かる試験なので、ある程度固まっている人はぶっちゃけMAPなんてやらなくて突破できます。

 

高得点取ってドヤりたい人はMAPなんかやるよりひたすら問題演習積みまくってMedu4のノート丸暗記している方がよっぽどいいかと思いますよ。

 

念のためにもう一度書きますが、

暗記スペックとマメさに自信がない人は本当にお勧めしません。

とりあえず予備校の授業を受けて合格させてもらおうと考えているタイプはMedu4をやるのは自殺行為でしょう。

私も中高生に対しては、理屈もあるけど高校理科の範囲なんて丸暗記でも対処できるのだから、まずはとりあえず覚えろよ!といった事を言う事が割とあるのですが、穂澄はナチュラルにその数倍の量の国試の範囲においても同じような丸暗記を求めてきます。

「何度も復習している内に自然とこの表も覚えます。」

が彼がよく言う言葉です。つまりそういうスタンスです。

相当スペック高くないと6年になってからMedu4の勉強で仕上げるのは相当しんどいと思います。時間的に厳しいです。

とりあえずMedu4にある勉強スケジュールを確認してみてください。

あそこに書いてあるようなことを愚直に実行できるタイプの人以外は向いていないです。

あと正直言ってズボラ勢には穴埋めも面倒です。まぁこれは特定の操作で空白部の文字を見ることが可能になるので、ビュワーの設定いじれば問題ないのですが。

 

逆に絶対適応もあると思います。

ノート作りが趣味で自分でまとめたい派、メモ魔、だけど学年順位でトップ層に入っていないタイプの人は絶対Medu4をやるべきだと思います。

Medu4のノートは完璧です。直近10年でも見ないような知識も網羅されています。穂澄は適宜ノートに書き込む事を勧めていますが、余程の理由がない限り自分の判断で勝手に書き込むのは絶対やめるべきだと思います。私ぐらい勉強していなくて学力が低い人でもコレ書いてないのかとか思う事が無いわけではないので、ノートづくり好きな人は勉強してるうちにドンドン知識を書き加えたくなっちゃうと思うのですが、それ始めると際限が無く、無限に増殖していくのはあきらかです。低学年で先取り学習しているならまだしもCBTや国試が控えている学年でそれは100%暗記のキャパ超えています。

それでも覚えられるスペックがあるなら学年順位一桁ぐらいは維持できていると思いますよ。身の丈に合わない几帳面な勉強している人はサボっている人と同じぐらいリスク高い気がします。

 

卒試に聞かれることも自分で適宜書き足してみたいな事を穂澄がいってますが、それもやめるべきだと思います。文字色変えても直前期にノート見て膨大に書き込みしたあるものの中で、卒試含めて自分で勉強して書き加えたもの無視できます?無理でしょ。そういうタイプの人は多分無限にノートづくりしないですって。

 

2.MEC

 

Dr.渡が内科外科のいわゆる臓器別とよばれる講座をやる。

(血液、内分泌、神経、消化器、肝胆膵、循環器、呼吸器、腎、免疫アレルギー膠原病、感染症の10講座各約10コマずつ)

Dr.孝志郎が病態生理や症候学、救急など色々な講座をやるのと

サマライズと呼ばれる後期講座、直前期の直前予想講座、必修予想講座、またホントの直前にあるラストメッセージなどがあります。

 

小児産婦やマイナー、薬剤や過去問分析などの講座もついてきますが、ぶっちゃけ大半がハズレでMEC取っている人もまともに視聴していません。

 

孝志郎と渡の授業はよく、特に孝志郎のおかげで疾患に関するイメージがわきます。臨床医としての視点も提供してくれるので、国試には役立たないけど将来的に役立つだろうなといったことも二人の授業を聞いていると聞けます。もちろん国師にしか通用しないけど強力な問題解くときのテクニックも教えてもらえます。

 

基本的に浪人生向けの授業なのでしれっと常識のようにアホには知らない知識を当然のように求めてきますが、それでも比較的平易なレベルの知識から説明があるにはあります。

しかし、CBTすら適当にやったとか、記憶はすべて置いてきたというタイプにとってあまりMECはお勧めできないとは思います。

私は割と忘れていたのでちょいちょい自力でググる必要がありました。

 

またサマライズが配信されるのはメジャーが10月末に半分11月中旬に残り半分、サマライズマイナーが11月下旬とめちゃくちゃ遅いです。12月まで勉強を始めなかった私にとっては全く関係ありませんでしたが、早めにやりたい人にとってはこれは致命的な遅さかと思います。

またサマライズと言いながらも分量が70コマ強あって各70分は授業があるので、多いなといった声はよく聞きます。

 

ただまぁ二倍速で聞くことを考えたら気合でこなせば3日ぐらいで一通りさらえる上に、まともに勉強している人にとっては大半が既知知識や盲点になりがちな知識を過去問の改変やオリジナル問題で確認みたいなものでそこまで負担があるとは私は思いません。

 

ちなみに私は雑に流したので正確にはわかりませんが、割と予想はあたっていたと思います。少なくとも直前のコクタマメールに比べたらはるかに喋っていたところが出ていたと思います。

 

 

3.Qアシ

 

大まかにわけてメジャー科目をDr.清澤、マイナー科目をDr.モリナガが担当。精神科と老年、乳腺は違う人が担当。

 

メジャーマイナーをとりあえずさらうのには一番お手頃かつ

安定してクオリティも高く、CBTレベルの常識も入っていないアホもカバーしていてよいです。

 

ただしQアシは他の予備校の中で網羅度は下がります。

その代わりよく出るところ、絶対に外せないところの説明が詳しく丁寧で、知識の根幹を作るのには最適です。

ぶっちゃけ相対的に網羅度が低いからといってそのせいで下位10%に入ることは絶対ないです。

 

範囲が膨大なのでどんなテキストやっても漏れは出るので

雰囲気をつかんでどんどん問題演習していった方が

結局は点につながると思います。

 

サブプリントが便利でMedu4みたいに自分で埋める必要はなく

赤シートでかくして確認したり

イルカのチェックシートというアプリでipadやiphoneでのチェックもしやすいです。しかも暗記チェックにだけ特化してひたすらこなせます。

一回自分で書いて埋めるよりその時間で3回隠してチェックしてを繰り返した方が記憶に残りますよ。

 

こだわりが無い人には一番Qアシが向いているのではないでしょうか?

どうしても足りないと思ったところは適宜Medu4を補えば十分でしょう。

 

アホ向けにも一番お勧めなのがQアシなんですが、致命的な欠陥が一つあります。スキマ時間にも視聴可能というコンセプトのせいで動画が細切れ。3分ぐらいから15分ぐらいまでとテーマごとにわかれている。

内容のタイトルがあるので、真面目に勉強している人にとっては復習しやすかったりするのかもしれませんが、

一つの動画見終わるごとに、毎回毎回、次の動画に飛んで再生初めて、倍速設定をいじらないと倍速再生できない。

非常にうざったくて通しで勉強しにくい。

おかげで俺みたいな集中力がゴミな奴にはその間時間に強制的に中断されるせいで、携帯触ったりフラフラしたり違う事してしまって、折角始めた勉強の集中が持続しにくい。

Qアシに通しの動画があれば完璧なので準備してもらいたい。

二日間あった国家試験がおわりました。

非常につかれましたが、解答速報の粗点では一応足切りラインを突破したと思われるので禁忌を踏んでいないことを願うばかりです。

あけましておめでとうございます.

今年もよろしくお願いいたします.

私にとって今年は勝負の年になるのですが

一か月後に控えた国家試験なるものの準備が間に合っておらず

模試の成績では全国下から数えて100番前後をさまよう

国試落ち超ハイリスク群となっております.

 

なんとか就職先も確保出来たので

マッチングをもう一度やりたくない一心で残り一か月死力を尽くしたいです.

 

2月6,7日にある国試おわったら特にやる事ないんで

ためてたネタどんどん投下していく予定です.

理系科目で暗記の側面が上位層でこそないがしろにされがちだけど,暗記ってのは考えている以上に重要だし,出来る奴らはなんだかんだ言って覚えている.

 

ぶっちゃけ暗記バカにしている奴もよくよく聞いてみると,普通は覚えていないような事を実に多く覚えている事を実感できるはずだし,こんなの覚えなくていいとか言いながら自分はメチャクチャ覚えていたりしますからね.

 

ではなんで暗記が軽んじられがちなのかについて考えてみたい.

それは実際に知識を使える形として暗記していないからである事が多い.

 

純粋に学問的な側面から言ったら,それ自体がどう役に立つのかはあまり重要で無い観点である.

ユークリッドは昔,この命題が何の役に立つかと弟子に聞かれたときに,学問より金が欲しいみたいだからアイツに金をやってくれと使用人に言って追い出したらしい.

このエピソードからも分かるように,純粋な学問はどう役に立つかとかは二の次という理想がある.

 

まぁでも現実には,数学やる人たちは~の何が嬉しいのかというと,みたいなどう役に立つ(応用出来るか)についてコメントを述べる事は多い.

いわんや学問で食っていくつもりが無い奴にとってどう役に立つかっていう観点はかなり重要だろう.

 

特に覚えるような事に関しては明確に利点があるべきで,どう活用するのか,何がおいしいのかについては明示してしかるべき.

 

頭がいい奴は勝手にそのおいしさを噛み締めるが,そうで無い奴にとっては,その活用法なんか言われるまで全く想像出来ない.

誰しも実質死んでいる知識が結構ありますよね.

 

逆に言えばおいしさを感じれば暗記の動機付けがある程度される.

 

ユークリッド的な思想は頭のいい奴しか相手にする必要が無く,放置していても育つような奴には有効だけど,学校,塾講師としては問題が無いとは言えない.なんだかんだいっても結局は教える本人があまりそれを美味しいと感じられていない事については教えられないだけの事が多い.

 

受験勉強の学習者としての立場としては,それが何の役に立つのかは常に意識するべき.

 

教師が~は必要無いみたいな事言っている時に

平気な顔して裏でそれを密輸してきている可能性は大いにありうる.

同様に

これは覚えましょうと言われけど,実は覚えなくても分かる事というのも大いにある.

ぶっちゃけこの二つはかなりの部分において表裏一体だろう.

 

物理なら

等加速度運動の公式否定してエネルギー保存ゴリ押しする奴

なんでもかんでも無理やりファラデーの法則使って考えようとする奴

 

化学なら

半反応式つくれれば覚えなくていいよみたいな奴

 

アジられて信奉しても点数には結びつかないどころか逆効果だったりするから,自分にとって都合のいい(楽な方)に安易に飛びつかない方がいいですよ.

幾何的考察についての話はまだ続く予定なので途中に変なモノを挟む形になってしまったけど,今回は別の話をしたい.

 

理系科目得意勢の中には結構な割合で,暗記が苦手で嫌いな奴がいる.実際暗記しなくてもストーリーを理解していると(これ自体が暗記している事だとも思うけど・・・)覚えなくても何とかなる事はかなり多い.

 

闇雲に覚えろいう奴らが大した事もないのも経験的に見てきているので,余計に暗記を内心馬鹿にしている.内心どころか公言して憚らない奴も多い.実際私自身も昔はそんな感じだった.

 

しかし教師として考えると暗記批判は正直言って丸暗記信奉派と表裏一体で所詮は同じ穴のムジナでしかないと思う.

 

どちらの立場にしろ単純な思い付きで暗記を貶めるような呪いをかけるのはやめた方がいい.覚えていないより覚えている方が圧倒的に偉い.点を取るという側面ではより顕著に評価に値する.

まぁこの手の話をすると,大抵の丸暗記批判派は点を取るなんて言う矮小な事を指導しているのでは無いみたいな事言い出すんだけどね.

あーはいはいそれはさぞ高尚なことですね…っていうね

学問ごっことオナニーは自分の中だけで他人を巻き込んではいけませんよ.

 

実利を取るためには理解も暗記も重要だし,丸暗記から生まれる利も宗教的信条から捨てるのはあまりにも馬鹿げている

 

例え理屈から学べても最初に覚えて使う事によって理屈への理解も深まるのは大いにありえるし,理解絶対主義の奴らも実際にはこの利益を享受している.それなのにもかかわらず他人がこの利益を享受するのを妨げる傾向にある.これは非常に愚かな事だろう.

 

覚えろと言われたら全く頭を使わず丸暗記すればいいやと認識して,とりあえず丸暗記し,それで済ませてしまう人に比べたら

覚えなくても理解してたら問題ないんだと言われて,そのまま全く覚えずに済ましてしまう奴の割合は,圧倒的に少ないから問題になりにくいだけだと思う.

まぁあと後者の奴らが前者に比べて相対的にスペックが高くて問題をクリアしている側面もある.

 

暗記のすゝめ

 

さて今回のお話ではあるけど,私は

 

物理の有名値(たとえば非等速円運動の一周するための最下点での速さなど(今回は光速の値とかの意味での値を指していない))は「導出法などの理解は当然として」なるべく覚えた方がいい

 

と言っている.

 

知っていると直接的に役立つだけではない.

(過程を記す必要が無く結果だけでいい大学もかなり多いから直接的ご利益も計り知れない)

 

数値計算より文字計算

 

物理の教科書傍用問題集や導出物理の一番のデメリットと私が考えている事に数値計算が多すぎる事がある.

 

入試物理は大抵文字計算なので,それだけでも文字でやった方がいい理由になる.物理の設定は一見違っても文字で考えると実は同じ事であったみたいな事も少なくない.必然的に解答の形も似通ったものになって,どっかで見た事ある形を書いてくることが少なくない.

 

見た事ある文字の並びという感覚を作るのが凄く大切なのだ.

 

次元の意識

 

次元を意識することを推奨する物理の問題集や参考書は少なくない.

次元を意識して答えをチェックしてミスを防いだり,選択肢を絞れるようになる.ナルホドこれは便利だ.

 

実際に自宅学習ではかなり力を入れて次元のチェックをする必要がある.しかし,この手の話を見聞きしても大半の学習者は 

 

ほー便利なもんだな,でも実際には次元をチェックしていると結局問題解きなおすのと殆ど変らん手間になるんだよなと思っていたりする.

 

そこで暗記なんですよ.

 

有名な値の文字列を覚えているとその文字の塊がどういった次元を持つかがかなりリアリティを持ってイメージできるようになる

これはでかい.

 

たとえばmgを見た時に,力を意味しているというのは全く思考することなく即判断出来るでしょう.それはめちゃくちゃ見慣れているから出来るのです.そして物理の暗記必要無いとか言っている講師も,ヤブでもなけりゃ大半の有名な文字列について,あなたがmgを力と判断出来るのと同じぐらいには馴染んでいるので,直ぐに次元判断出来ます.

 

そういう奴が暗記は必要ないみたいな事言っているんですよ.騙されちゃだめですよ.そりゃ確かに本人は覚えようと思って覚えたわけじゃなくて単に頻度の問題で見慣れているだけなのは本当の事でしょう.でもそれはネイティブが言葉覚えるがごとく慣れているだけなんです.

 

短い時間でモノにする必要がある受験生は要所で暗記する必要があります.時間が限られているので,経験で獲得するノウハウを暗記で代替していくのです.勿論アホみたいに演習積める人は別にいいですがね.

 

 

このつながりで,生徒が出した解答の表記法について,数式的には等価でもこういう並びがいいよと指導することがあります.

まるで糞どうでもいい事にこだわる小学校教師みたいな事しているなと思わなくもないのですが,それは特定のまとまりで次元を意識して欲しかったり,無次元量の係数と同じだと意識して欲しいかったりという,それなりに意味があっての事なのです.

 

パッと見で次元が判断できるようになるとですね,例えば早稲田の大問1のマークで選択肢が10以上ある問題も一見して3,4個ぐらいに絞れるます.時間が足りなくて適当にマークせざるを得ないケースでこの違いはかなりデカいです.

ちょっと考えれば次元わかりますじゃ実践的にはあんまり意味ないんですね.ちょっと考えるぐらいならそのまま問題考えたらいいんですし.

6.速度0の状態に働く合力の方向

 

力の方向と物体が動いている方向(速度の向き)は本来直接関係しない事は前提として共有しておきたい常識です.

 

力と直接関係するのはあくまで加速度なので

加速度の影響で速度は変化するから無関係とは言えませんが,

瞬間的な情報のみでは力の向きと動く方向は無関係といってもいい.

 

ただ例外として物体が静止していた場合において,

その後どっちに運動を始めるかと力の方向は一致する.

これが分かっていると,

 

力の合力の向きを考えましょう

みたいな問題に対応が出来る.

 

たとえば

上記の図の様に糸につながれた重りを静かに離す状況では

合力の向きが6の方向になる事が即答できます.

 

図のクオリティが糞ですいません.

ここのクオリティ上げようとすると面倒なんで

とりあえずあげときます.

5.摩擦角

 

摩擦力には摩擦角という考え方があります.

詳しい説明が欲しい方はググってください.

 

摩擦のある面の傾きを増やしていくと物体が滑り出す角度があります.

この角度を摩擦角と呼びます.

 

この角度は物体の質量と無関係で静止摩擦係数のみで決まります.

 

それは静止摩擦力が

より

の式を満たすので

μの値をタンジェントとする角度θを考えると

がいえる.つまり

となる角度の時に抗力の大きさに関わらず最大静止摩擦力になり

これ以上の角度となると大きさに関わらず静止摩擦力を供給できなくなります.

 

この関係は面に対するものであるので

抗力の存在範囲は下図の領域になります.

 

動摩擦力のときには

がいえるので

抗力の大きさに関わらず,抗力の面に対する角度は

となる角度で固定されます.

 

摩擦角の概念を知る事で,問題文に与えられた摩擦係数μの条件の意味や,図形的な考察がしやすくなるので.知っておくべきです.

 

幾何的な考察が可能になると面倒な数式による考察をする必要がなくなり,見た瞬間に答えが分かるような事もあります.

 

例えば斜面に静止しているバケツの中に水を増やして質量を増やしていくような設定を考えましょう.

重力の方向が変わらないので重力が大きくなろうが,静止させるの必要な抗力の方向は変わりません.抗力は大きくなりますが,角度は変わらないので摩擦力はかわりなく供給され続けます.

つまり理論上,質量の大小で滑り出すか滑り出さないかは変わる事はありません.(これは摩擦角の概念そのものです)

 

※モーメントの問題があるので転倒するかしないかは別問題です.

4.抗力(摩擦力+垂直抗力)

 

接触面から受ける力は抗力という.

この抗力を扱う時には分解して扱う事が多く

抗力の面に対する垂直(法線)方向成分を 垂直抗力

抗力の面に対する水平(接線)方向成分を 摩擦力

と呼んで扱っている.

 

両者は通常分けて考察している事が多いので,全く別なものと考えている人がいるが,基本的には抗力として物体に働いていて別々に働いているわけではありません.

単に此方側の都合として便宜的に分けて考察しているだけです.

 

以上をふまえると

斜面におかれた物体が静止しているなら

物体から斜面に働く力はノータイムで書き込める.

 

物体に働くのは接触面からの抗力と重力のみ

静止しているので,この二つの力はつりあっていることが分かる.

よって面からの抗力は重力と同じ大きさで鉛直上向きであるといえます.