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ゴンベ・メモリアル・クラブ(GMC)

2005年、アフリカの神秘の森で野生のチンパンジーに出会った。感動をともにする私たちの不思議なきずなを深めながら、まだ見ぬ新たな人とも出会いたい。遙かなる大地へ思いをはせよう。

 皆さん、見ましたか? NHKスペシャルで放送された「大海原の決闘! クジラ対シャチ」のことです。


 相当なお金と時間がかかっていそうですが、それだけのことはあります。久しぶりに見応え十分。なにしろ世界初の映像ですから。


 出産と子育てを赤道付近の太平洋でするクジラ。子どもがある程度育つと、彼らは母子で北の海を目指します。そこはアラスカの西にあるアリューシャン列島。しかも特定の海峡を抜けて、ベーリング海に入ります。そこにいけば、氷河から溶け出した栄養分で豊富に育った生きものがたくさん集結しているのです。つまり彼らにとっては極上のレストランなのです。


 しかしその狭い海峡にはシャチが待ち構えているのです。同じ鯨の仲間でありながら、シャチは肉食。何頭ものシャチがチームになって子どものクジラを襲い、ハンティングをするわけです。

 なんと半数の子どもが食べられてしまうとか。

 今回はコククジラの母子を描いていましたが、そんな彼らを助ける救世主も登場します。この戦いがすごいのです。


 そんな彼らの一部始終を世界で初めてカメラでとらえたのです。


 ベーリング海に膨大なプランクトン、魚、海鳥、クジラが集結するアリューシャン・マジックと呼ばれる現象も紹介されます。


 ぜひ見ていただきたいのですが、再放送も29日未明に終了。NHKオンデマンドの見逃し番組で見ることができますが、会員にならないといけません。

 おそらくNHKには再々放送依頼が殺到していると思うので、放送予定が分かったら、このブログでお知らせします。

 これまでこのブログでは、動物園の動物についてはあえて取り上げないことにしていました。野生動物が好きで集まった仲間たちのためのブログなのに、「野生」から遠ざけられている動物たちのことを話題にするのは、どうなんだろうかという声が多かったからです。
 なにより、生まれ育った森や草原からいきなり連れてこられて、さびしくて不自由な思いをしている彼らの姿が悲しくて見ていられなかったからです。

 でも動物園で日々を必死に生きている動物たちもいるし、飼育員の人たちはなんとかみんなに動物好きになってもらおうとがんばっています。動物園や研究施設での飼育例の積み重ねや繁殖の経験が、やがては野生動物そのものの保護や復活につながることもあるかもしれません。

 ですから、これからはよほど心痛い例を除いて、動物園のことも話題にしていきたいと思います。今回はその第1弾です。

 東京都日野市の多摩動物公園で、キングチーターが生まれていたことが分かったんです。

 キングチーターとは、体毛の黒い模様が斑点ではなく縞のチーターのことです。10月10日に生まれた3匹のうち、生き残った雄2匹のうちの1匹が縞模様だったのです。
 去年6月にここで初めてキングチーターが生まれているので2例目。

 アフリカにも数十匹しかいない、という説もあり、大変貴重なんです。成獣になるまでの生存率がかなり低いチーター。がんばって生き抜いてほしいものです。

 なお、早ければ12月前半にも公開する予定とのこと。


★記事

http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012110401001484.html


★動画ニュース

 われらがジェーン・グドールさんが、今月、来日します。


 19日夜に東京・駒場の東京大学で講演する予定です。


 講演は無料で、申し込み不要。当日先着順の受け付けになります。

 ただし、すべて英語で通訳はないそうです。


 詳細は下のリンクをクリックしてください。京大霊長類研究所のサイトです。

http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/ai/jane/


 講演会の模様は、Uストリームでネット配信される予定ですが、詳細は未定のようです。


 ご参考まで。