今日新春試打会にて、試してご注文頂いたSekiineさんの鎬アスリートT60Xが届くので、
試打会終了時にお預かりしていた、彼のオンザスクリューDDのシャフト交換をします。
その鎬シリーズを展開するNEXT GOLF社の次なる刺客は、
この秋発売予定の軽量40g台の新機種。
話を聞くと、50、60g台と発売して、順当な成り行きで40g台なのかと思いきや、
そうではなく、
現鎬WHITE50ユーザーから、「最近しんどくなって来たのでもう少し軽いシャフトを使いたい」と言う声に応えての販売と言う。
筆者が感心したのは、未知数に向けて見切り発車という無謀な賭けに出るのではなく、
鎬ユーザーからの声を吸い上げたところ。
1人のユーザーをも大事にしようとするその心意気に感銘を受けたのです
「マエストロ」という記事に書きましたが、
これこらは、より「個」を大事にする時代、
「個人」、「個性」など、
1人に向き合うからお互いが「呼応」するのであり、
「一般大衆」、「最大公約数」の時代は終焉を迎えたと言ってもおかしくない、
そんな時代に生き残るためには、1人、1人の声に耳を傾ける。
小さなメーカーだからこそ、小回りの効くところを活かし、大手には出来ないことをすることで、
ファンを増やして行く。
そんなところが、筆者が「同志」と思わされる所以かなと思うのです。
先日も旧友dehillman氏が、例によって試打もせず、カタログ値から「鎬アスリートS60が良さそう」などと食指を動かしていた
この前、ドガッティTI4ロングに決めたばかりなのに
彼にとってドライバーのシャフト交換は
「癖」、
「趣味」、
「ライフワーク」と言えるのかもしれない。
でも、正直S60は当スタジオでの需要がないかと思っていたが、
それは、間違いだと気付くのに時間は要らなかった
とにかく、素直で振りやすい。
同社の作るシャフトは既存のメーカーとは別次元であり、
「軽くても」「軟らかくても」一本筋の通った、
シッカリ感があるので、頼りない振り心地は皆無なのです。
大爆発的人気、ブームとは違い、着々とファンをユーザーを増やして行く、
そんな、味のあるシャフト。それが鎬であり、
NEXT GOLFという会社なのです。