今月は、ゴルフ発祥の地、英国で

全英オープンが行われます。


このゴルフというゲームは、他の球技と

違い特殊性があるのですが、そこが

ゴルフの面白さだと思います


元々、スコットランドの牧草地で

羊飼いが暇つぶし(?)の遊びとして

木のスティックを使い、球を穴の中へ

入れていたとのこと。


それがマナーやルールが確立するとともに、

プロ競技にまで発展しました。


ところで、ゴルフの特殊性とは何でしょうか?


それは、一言で表現すれば、自然の中で

プレーヤーとボールだけの舞台が設定される

ショットが繰り広げられている点に集約される

のではないでしょうか?


よく「ゴルフは止まっているボールを打つゲームだから、

他のスポーツとは違うんだ」と言われてきました。


確かに、常に動き続けるボールをさばいたり仲間へ

パスしたり、シュートする球技と違い、ゴルフのアドレスから

ショット終了までの短時間は、

そのプレーヤーの孤独の時間であります。


同伴競技者もギャラリーもショットの間は、

雑音を一切発することは許されません。


静寂の中でプレーヤーのショットを見守るのが

マナーの基本です。


唯一、音があるのは風や虫などの自然界のものだけ。


それほど、止まっているボールを自分ひとりで

さばくのがゴルフというゲームなのです。


以前、ゴルフ以外の球技経験者がこの違和感を

語っているのを思い出しました。


ゴルフって、こんな静かな舞台で繰り返される

ゲームなんですねと。


この孤独なショット数(パット含む)が、

その日の私たちひとりひとりのスコアなんですね。


自分のショットが終われば、他の競技者のプレーに

気を配るのがマナー。この繰り返しです。


よく1日のゴルフで、その人の内側が見えるって

いいますけど、それも誰の助けも受けない

ショット作業が全て自己責任で繰り広げられる

からだと思います。


自分のことを自分で責任をとり、他の人にも

気を配る。


これは社会人としてのマナーでもあり、

ゴルフとの共通項は大です。


こんなところにもゴルフの面白さ、厳しさが

あると感じるのですが、如何でしょうか?