料理人に包丁。




大工に鉋。




テニスはラケット。




野球はバットとグローブ。




漁師は網。




アングラーは釣竿。











道具は大事だ。






技術や筋力の向上に合わせて


それに見合う道具をどの分野も手にするだろう。









しかし




初心者レベルから道具ありきの人間が一流になれるか?









そんなわけがない。











野球部に入りたての中学生が


イチローと同じバットを欲しがってもそこに価値はまったくない。





初めて釣りをする人に


一本何万も何十万もする竿など必要はない。











道具を大事にするって



そういう価値観があってこその精神。










分相応に


力量に応じた道具を手にすることで





人は上達できるもの。













カッコイイから



美しいから



プロが使っているから










そんな無知で稚拙な価値観で道具を揃えたがるのは










ゴルフぐらいだ。













80台が当たり前になるレベルになるまでは







道具にこだわるな。


道具に金をかけるな。










アベレージゴルファーが



自分に合うクラブを探すことに








何の価値もないことを断言できる。












道具でスコアを出そうと思った瞬間から


人はどんどんゴルフが下手になる。










修羅の永久不滅の法則だ。


















力量は練習量に比例する。






暑いからと練習を怠る人間がどうやって上手くなれるというのだ?








同じ暑さなのにもかかわらず




楽しいラウンドだけは行って


練習はせず涼しい自宅でパタ練。










結局は楽をするだけ。









そんな自分に大甘な人間がどうやって上達するというのだ?











この暑い時期に頑張った人は必ずご褒美が待っている。







夏は暑くラフも深いが


この時期にベストを出せる人こそ努力を重ねている人だと私は思っている。







身体も回るし球もよく飛ぶから。



ベスト更新には絶好の時期。









夏ラフ対策をしっかりマネジメントすることは



まさにスコアメイクの基本。







フェアウェイキープすることの重要性


ラフから欲をかかずにレイアップするセルフコントロール


そのレイアップを結果に繋げるためのグリーン周りの技術向上








大叩きしない基礎がいっぱいの



この時期に努力をした人は











必ず報われると









私は偉大な先輩達から教わった。












夏に弱いプロは活躍できない。




常にそう教えられてきた。



















アマチュアも同じだ。










プロだろうがアマチュアだろうが関係ない。


 

同じゴルフなんだから。










暑い中の練習は誰だってきつい。


だからこそ自分を律するチャンスなんだ。






強いメンタルを育めるチャンスなんだ。












上達するのには絶好のこの時期だからこそ



頑張ることに意義がある。













自分に甘い奴が



強いメンタル?







ちゃんちゃら可笑しい(笑













強いメンタルはそうやって育まれることは


私が偉そうに言うまでもないだろう。







ゴルフはメンタルなんでしょ?




だったら練習しなさい。









暑いだのだるいだの言ってないで。











そんな努力を重ねている人だけが


道具にこだわる権利を取得できる。








道具を語りたいなら



道具が大事だと言うなら



道具でスコアを作れると言うのなら










少なくともシングルになってから言いなさい。










90、100のレベルの持論など



なんの信憑性も持たないことに気付けないようじゃ











それまでだ。




そのレベルで終わる。











アベレージのこだわりや理論など



所詮はアベレージにしかなれないこだわりや理論だ。














この時期に努力しない奴が



この時期に自分に大甘なアベレージが










道具の云々を語るなど愚の骨頂。












道具とは



そういうもの。









分不相応な道具にこだわるのは勝手だが



上級者から見ればこんなに痛いゴルファーは居ない(笑













上手くなりたかったら



まずは身の丈に応じたものを使おう。







上手くなったらいくらでもこだわればいい。


いくらでもお金をかければいい。









楽しめばいい。






道具を。















フックやスライスを自在に普通に操れるようになれば


シャフトやヘッドにこだわることに価値が大いにあるだろうし








マッスルだろうが軟鉄だろうが何でも使えるだろう。








芯を確実に捉えられる技術が身に付いたら


打感で選ぶのもいい。













そうやってチョイスするのが



そうやって買い替えていくのが












道具だ。






クラブだ。

















本当に上手くなりたかったら









道具を



稚拙なこだわりを早く捨てなさい。












クラブなんて



5本もあれば実力通りのスコアでプレーできること






鍛練研修会のメンバーをはじめ


このトレーニングに取り組んでくれた多くのゴルファーが証明してくれている。









道具のせいにしなくなった時に初めて



練習の大切さと努力の意味を知ることができるから。










暑くても


楽しいラウンドだけは行って









暑くて辛い練習は疎かにするような奴が











道具を語るなど十年早い。


























道具とはそういうものだ。