『延暦十三年のフランケンシュタイン』 山田正紀 徳間書店
延暦十三年のフランケンシュタイン
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最澄や空海が出てくる時代小説。
最澄対空海、空海対フランケンシュタインの呪術バトルをもっと読みたかった。
四人の異なる人物が最澄と空海を語る構成で、
四つの異なる文体を軽々と使い分ける山田正紀の天才性は読み取れるが、
呪術アクションというより、仏教の悟りの問題にも踏み込んで、
どっちつかずで中途半端な感じ。
空海と悟るのではなくて、空陸海と悟って、
3機が合体して欲しかった。そりは奇神兵団でんがな!
失礼しました。