「鋼鉄都市」 アイザック・アシモフ 福島正実訳 早川文庫
- SFミステリというジャンルを確立した文学史上に残る傑作。
- 未来の地球人はドームに覆われた鋼鉄都市に住んでいた。
ドーム都市に住むことで人々は広所恐怖症になっていた。
普通の人々にとってドームの外に出ることはとてつもない苦痛である。
そして、人類史で初めての「殺宇宙人事件」が発生する。
殺害現場はドームの外!
人間がドームの外に出ることは考えにくい。
犯人はロボットなのか?
だが、ロボットに殺人なぞ出来る訳がない!
ロボット刑事の存在に戸惑いながらも、ベイリは事件の真相を見事に暴く!
漫画「究極超人あーる」の田中一郎にRが付いているのはこの作品が元ネタです。
半村良の「亜空間要塞」でも刑事の名前にRが付いているというギャグをやっていたっけな。
ギャグやパスティーシュの元になるぐらい「鋼鉄都市」はスタンダードな名作である。
- アイザック・アシモフ, 福島 正実
- 鋼鉄都市